働く夫と出会ったのは、お互い大学生の頃
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【研妻精神13】研究者夫と出会った日、出会った瞬間
デートは図書館や公園といった
お金のかからないところばかり
街をブラブラ歩いて
百貨店や電気屋をまわったり
学生向けのレストランで食事をしたり
学園祭に顔を出したり
映画館や書店に立ち寄ったり
節約デートを重ねて
そのうちプチ旅行を兼ねて夫の実家に
遊びに行くようになり
夫の家族との親睦も深まっていく
当時は夫が博士課程に進むなんて
一切聞いていなかったので
卒業後は就職するだろうと思い込む私
お互い就職したら結婚もいいな
なんてのほほんと考えていた
なので彼が就活ではなく
進学したいと言い出した時は
寝耳に水状態
結婚のタイミングが少し延びるな
と思いつつ
研究を続けたい彼に反対するような
理由はなかったので応援することに
彼女の私は一足先に社会人となり
彼は大学に残るかたちに
私は就職して収入があるので
デートの幅を広げるために
自分が稼いだお金を使うことに対して
抵抗はなかったけれど
それを嫌がる彼
なので彼に合わせた金銭感覚で
自然と過ごすようになり
デート代はお互い平等に折半
当時は仕事先で新人として
奢ってもらう場面が多かったので
社会人とのちょっとした差は感じつつも
大きな不満はなし
そして博士課程に進んだ彼
いよいよ結婚が視界に入ってくる
博士号取得を間近に控えたタイミングで入籍
★こぼれ話、その1
初めて二人だけで外食した時、研究内容を私にわかりやすく伝えようと思った夫。
食事中の会話の途中でふとボールペンを取り出すと、テーブルに置かれていた紙ナプキンに何やら図を描き出し説明を始めました。
このときに受けた衝撃は今となっては良い思い出です。
わりと無口だった夫がたくさん話してくれるのが嬉しくて、最初のデートではひたすら聞き役に徹していたように思います。
今でも夫は何か書きたい&メモしたいことが出てくると、身近にある紙なら何でも使ってしまいます。
たとえそれがレシートでも、子供のお絵かき帳でも、トイレットペーパーでも。
★こぼれ話、その2
私が学生の頃から結婚願望があった理由について触れたいと思います。
もちろん夫という人物に出会ったのが一番の理由ではありますが、それ以前に私の脳裏に深く根付くある女性との出会いがありました。
当時、私の中で「完璧な女性」と出会ったのです。
仕事をバリバリこなし、容姿端麗でとても優しく&気さくに年下の私にも接してくれて、まさに憧れでした。
そんな女性がある日、ふとした会話の中で
結婚は「この人だ!」と思ったら勢いでした方がいい
と断言したのです。
どうやら歳を重ねると色んなしがらみが出てきて、結婚に踏み切れなくなるということでした。
当時の憧れの完璧な女性のこの言葉は、まだ若かった私に強く響きました。
そして、この女性がそういうのなら従おうと思ったのが、早々に結婚に踏み切った理由のひとつでした。
(おまけ)
先の見えないポスドク研究者との結婚に不安がある人もいると思うので、「結婚して良かった点」についても書いています。
ポスドク研究者の妻の話(結婚して良かった点)