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2018/07/25

研究者の妻が夫に対して気をつけている5つのコト

研究者の夫と親しくなって10年以上が経ち、日々の生活でなんとなく自然と気をつけるようになったことを振り返ってみたいと思います。



その1:他の研究者と比較しない


夫の周りには優秀な研究者がたくさんいます。


たまに周りの凄い話も入ってきます。


それでも気にしたり、羨んだりしていては時間がもったいないので、そんな話はすぐに忘れるようにしています。


もともと私は畑違いの人間のため、研究内容に詳しくはないのですが、それでも論文の数や評価といった数値で現れるものに関しては他の研究者と比較しやすくなるため、そういった数にも惑わされないようにしています。


といっても、そんな数を詳しく見る機会なんて滅多にありませんが。。





その2:発表前は夫をひとりにさせる


学会や研究室で発表することが決まっている場合、普段は温厚な人もその準備期間だけはピリピリすることがあります。


そのため、準備に集中できる環境作りとして、普段よりちょっと多く、なるべく夫がひとりで過ごせる時間を設けてあげるといいことを知りました。


そんなことを知らない当初は、不機嫌な夫をさらに不機嫌にさせてしまったこともあるのですが、最近はお互い対処法(ちょっとした気遣いなど)を学んだようで、発表前でも比較的いつもと変わらず過ごせるようになりました。





その3:社会人マナーを伝える


一般的な社会人としての常識やマナーを知らないことがあるので、それらが必要な場面で質問されたら、わかる範囲ですぐに答えるようにしています。

(聞かれるケースは急ぎの場合がほとんどです)


いわゆるアカデミックの世界のやりとりに、どこまで踏み込んでいいのかわかりませんが、その辺は夫の判断に任せています。





その4:論文をせかさない


「今書いている論文がもうすぐ出るんだ」なんて言われると、いつだろうと期待してつい口を挟んでいた時期もあるのですが、そんな会話は無駄だということを数年前に学びました。


分野にも寄りますが、論文なんて、いつ出るか簡単にはわかりません。

出るという言葉の定義も問題になりますが、ただ出しただけでは雑誌に載らないのです。

修正が必要になれば再度実験などに時間を費やすこともあるでしょうし、最終審査がいつ通るかなんて夫にはわかりません。


そのため、論文がもうすぐ世に出ると聞いても、気長に構えるようになりました。





その5:将来を悲観しすぎない


研究者は基本的に契約任期付きの仕事である場合がほとんどです。


そのため、将来が安定しないと悲観する人も多いと思います。


現実的に未来を考えるのは良いことですが、今を受け入れて毎日を大切に積み重ねる生活が私たち夫婦にはあっていることがわかったので、将来を悲観しすぎることはきっぱりやめました。





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