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2018/12/31

海外帯同&出産育児、それでもキャリアを繋げる方法

海外帯同中の子育て主婦の私がキャリア(仕事)を繋げる方法



海外帯同で仕事を辞め、滞在先で出産育児が始まった私には、「夫の妻」、「子どもの母」である自分以外の「本来の私」の居場所が必要でした。


夫の仕事の都合で住むことになった、なんの縁もない土地。


出会う人は当然夫の繋がり、もしくは子どもの繋がりばかり。


それまでは夫の知らない私だけの知り合いや友人がたくさんいて、自分の判断軸でコミュニケーションもとれていたのに、夫や子どもばかりの繋がりになると、当然のことながら自分ではなく夫や子どもを軸にコミュニケーションが発生していきます。


新しい土地で、なんだか自分だけが取り残されているような気持ちになることも。


そんな私が自分をとり戻すために取った行動は、「日本でのキャリアと帯同先で見つけた趣味を掛け合わせてオンラインで完結できるようにする」ことです。


日本でのキャリアを復活させてオンラインに移行、それに帯同先で得た新しい要素をプラスするかたちです。


それまでは直接人に会って行っていたことを思い切ってオンラインに切り替えることで、途切れたキャリアを継続できるようになりました。


子育ての合間に、無理のない範囲&自分のペースで進めていくので稼ぎは減りますが、第一目的の「本来の自分をとり戻せるような居場所」が確保できて心は満たされるようになりました(短期目標達成)。


海外帯同中&子どもが小さいうちは細々と続けていき、ある程度手が離れたらオンラインだけではなく活動範囲を広げることを視野に入れています(長期目標)。


一時的にお給料は減っても、「継続」を大切にしてキャリアを繋げていこうと模索中です。


2018/12/23

ベルリン中央駅で年越し!花火対策、ホテル、門

大晦日のブランデンブルク門とベルリン中央駅での年越し花火、ホテルについても。



ベルリン中央駅で2018年を迎えてからもうすぐ1年。


大晦日にブランデンブルク門を訪れた時の様子や、年越し花火をベルリン中央駅付近の道路沿いで見学した際に感じたことを書きます。


まずは大晦日のブランデンブルク門から。


大晦日は花火解禁の日。


ベルリン中央駅から歩いてすぐのところにあるホテルを予約し、電車でブランデンブルク門へ移動しました。


門付近へ到着すると、花火を打ち上げて良い時間(夕方~)が決まっているにも関わらず、その時間になる前からあちこちで既に花火をしている人達がいました。


年越しの花火のどんちゃん騒ぎに巻き込まれたくない場合は、明るい時間帯で切り上げることをおすすめします。


ちなみに普段は門の下を通り抜けられますが、大晦日のこの日は大きなトラックやステージ、フェンスなどで仕切られていて遠回りする必要がありました。


ライトアップされた門を見るのが初めてだったので、良い思い出にはなりました。


次に年越しカウントダウン花火inベルリン中央駅



ベルリン中央駅のインターシティホテルの部屋に夫と子どもを残し、23時半頃にホテルの前で友人と合流。


花火が見える大通り沿いへ移動。100メートルくらい歩きました。すごく近かった記憶があります。


広場の中に行く勇気はなく、火花が飛んで来なそうな場所で待機することにしました。


寒い中、花火を打ち上げる人々を横目に穏やかに過ごしていましたが、年が明けると同時に花火の盛り上がりがピークに!


なんと安全と思っていた私達の所にまで火花が飛んで来て友人のタイツに小さな穴があいてしまいました。


その後来た道を戻り、ホテル前でしばらく話し込んでいると、花火を終えた黒い服の集団が続々とロビーに入っていきます。


年越しの際に近くで花火を打ち上げていた集団でした。


どうやら同じホテルに滞在するようです。


肌は露出せず、黒っぽい厚手で多少光沢のある生地に身を包み、いかにも「花火打ち上げまくるぞ!」という格好に見えました。



花火対策


ベルリンで年越し花火を外で観る人は、こんな黒い集団から30メートル以上離れると火花が飛んでくる可能性がぐんと低くなると思います。



ホテル


滞在先としてインターシティホテルを選んだ理由は、電車やバスの無料乗車券がもらえて便利だからです。


中央駅すぐというアクセス便利の好立地に加えて、公共の乗り物のチケットをいちいち買わなくて済むのは、田舎から観光するにはとても好都合です。


小さい子どもと一緒だと、駅の券売機を操作するだけで一苦労だったり


カードが使えれば良いですが、現金で購入してお釣りがでないなんてこともあったりするので、ベルリンの中心地に用事がある際は比較的このホテルに滞在することが多いです。


2018/12/22

(御礼)メッセージありがとうございます

ブログのお問い合わせフォームより心温まるメッセージを下さり、ありがとうございます。嬉しいです。


今後のブログ更新の励みになります。


そしてドイツでの研究決定、おめでとうございます!


ある程度相性もありますが、ドイツの研究環境はとても良いので、帯同されるご家族はひとまず安心できるかと思います。


そしてあまり有益な情報を発信できていないにも関わらず、本ブログを参考にしていただいているとのこと、非常に恐縮です。


海外在住の研究者家族で情報発信をしている人はまだ少ないと思いますので、もし何かお役に立てることがありましたらお気軽にメッセージまたはコメントを下さい。


ご家族皆様のドイツでの生活が快適で有意義なものとなりますように。


2018/12/20

ドイツ、移民女性の出産事情

ドイツで出産した移民の立場から、ドイツ移民女性の出産事情について触れていきます。


1年以上住んでいると移民と定義されるようなので、わが家は移民としてドイツに住む日本人家族ということになります。


国際結婚であれば配偶者にドイツ語能力が求められ、ある一定以上の語学習得が必須なようですが、研究者家族の場合、ドイツ語能力は求められません。


そんな背景もあり、何年住んでもドイツ語は苦手なまま。ついつい英語で凌いでしまうため、言葉の壁は健在です。


言葉、文化、気候など、あらゆる面が母国とは異なる環境で、逞しく出産する移民の女性たち。


ほんの数年前は産科で移民と思われる女性を見かけることはほとんどありませんでしたが、最近はよく見かけるようになりました。


2015年をピークに大量の移民を受け入れ、2019年を目前に控えた現在は、当時受け入れた移民の女性が出産するケースが増えていることを肌で感じています。


私の知る移民女性は、ほとんどドイツ語がわからない状況の中、家族に支えられて出産しました。


出産、産後の入院中はナースや助産師とドイツ語でのやりとりが必須になりますが、病院スタッフは片言のドイツ語しかわからない新米移民ママの対応に慣れています。


新生児を抱いた相手に長い文章が伝わらないとわかると、重要な単語を大きくゆっくり発音し、身振り手振りで優しく伝えます。


手続きなど、どうしても詳細を確認する必要がある場合には、家族の中でドイツ語がわかる人に通訳をしてもらい、対応していました。


何よりも感心したのは、病院スタッフの対応能力の高さです。


ドイツ語能力が低い相手でも、それが当たり前であるかのように、非常に慣れた様子で対応するのです。


慌てる様子などは一切ありません。


田舎町ではドイツ語ができないと冷遇される場合もあるので、この産科のアットホーム感は新鮮でした。


私も実際に言葉の壁がある中での出産を経験していますが、この新米ママの移民女性の逞しい姿から、「異国で出産するのは自分だけじゃない」「1人じゃない」と勇気をもらいました。


私自身も含め、様々な事情で母国での出産ではなく、ドイツで出産することになった移民女性。


そんな女性たちを受け入れる体制がある程度できあがっているドイツ。


色んな意見がある中、移民の立場としては有難い体制であると言えます。


ドイツの忘年会は毎年クリスマスマーケット

ドイツでの忘年会は、毎年クリスマスマーケットで行われます。


日本の忘年会のイメージとは多少異なり、単純に皆で集まってクリスマスマーケットを楽しみます。


夫の場合、毎年12月の仕事納めの前に、上司や同僚とクリスマスマーケットに行くのが恒例行事となっています。


集まる当日は普段通りに仕事をして、夕方に一度帰宅。


家で軽く夕食を済ませてからクリスマスマーケットに飲みに行きます。


そして移動も含めて2時間くらいでさくっと帰ってきます。


クリスマスマーケット自体が21時には終わってしまう背景もあり、皆で軽く飲んだら割りとすぐにお開きとなるようです。


日本のお正月休みにあたる約2週間のクリスマス休暇が始まるため、もうすっかり冬休みモードのドイツです。