初めて聞いたときは早いなと思いました。
ですがドイツでの子育ても数年が経ち、周りのママさんの話がちょこちょこ入るようになった最近、ようやく謎が解けました。
ドイツの子どもの就寝時間が早い理由
理由1、小学校の始業時間が早い
理由2、小学生の兄弟がいる幼児も同じ生活リズムになる
理由3、お風呂に毎晩入らない
理由4、夕食は時間をかけない「冷たい料理」
理由5、夕食の時間が早い
教育スタイルと、文化的背景が理由のようです。
教育スタイル
ドイツの小学校の始業時間はだいたい朝8時。
なので8時前には登校しなければなりません。
となると、遅くとも朝7時半には家を出る必要があります。
起床時間は6時前後。
家から小学校までの距離が長ければ5時すぎには起きる家庭も。
そのため、夜は7時にベッドに移動して、それから寝かしつけて、夜8時には夢の中という状況にしないと、睡眠時間を10時間確保することができません。
こういった背景があるためか、幼稚園・保育園(Kita)は7時半から開いているところが多く、未就学児の兄弟がいる家庭の場合の朝のスケジュールはこのようになります。
朝7時半、幼稚園に下の子を預ける
朝8時前、小学校に上の子を登校させる
朝8時半、親は仕事をスタート
文化的背景
日本と違って毎日夜お風呂に入る習慣もなければ、夕食は火を使わないパンやハム、チーズ、サラダなど「冷たい料理」と呼ばれるものを食べるなどの文化があります。
園や学童保育が夕方5時に終わるので、4時半前後には仕事帰りの親が向かえに行き、夕方5時~5時半頃に帰宅。
帰宅してすぐに、ぱぱっと夕食を並べて食べ終えたら、あとはもう寝るだけです。
小学校の授業は午前中だけなので、そこから学童に行く子どもはお迎えが来るまでの間に学童の先生と一緒に宿題を終わらせるそうです。
登園・登校時間、親の就業時間や文化的背景から、このような「ドイツスタイル」ができあがっていることを肌で感じます。