子どもの通うドイツの保育幼稚園(Kita)で先生との保護者面談があったので、その記録です。
通い始めて1年くらい経ったタイミングで実施され、それ以降は特に問題ない場合や保護者からの強い要望がなければ面談は行わず、先生が書いた子どもに関する年に1回のレポートの提出のみで済ませるそうです。
まず問題になるのは言葉。
先生の母国語はドイツ語、私の母国語は日本語。
お互い英語を話すけれど、大事な面談だからお互いの母国語で通訳してくれる人がいた方がいいという事になり、面談当日は知人の助けを借りました。
面談で使用する資料に関しては、事前にもらっていた先生による手書きのレポート(もちろん全てドイツ語)に目を通し、気になった個所を印をつけ、必要であれば辞書を引いた内容も追記して期日までに返却。
面談当日はこのレポートを基に話が進められました。
そして迎えた当日。
園で一番奥の部屋に案内され、穏やかな雰囲気の中でスタート。
窓の外では子どもが他の先生と遊んでいました。
まず初めに言われたのは、「このレポートは基本的に良い事しか書かれていない」ということ。
(ドイツ語読解力に乏しい私は言われるまで気づかず)
そしてお互い既に内容を把握していることが前提だったので、レポートと同時にもらっていた園からの事前アンケートの質疑応答に関する話が早速始まりました。
個人的に気になっていた子どもの様子が聞けたのと、
先生から見た子どもの性格について知ることができて良かったです。
ざっくり言うと、我が子は入園当初よりずいぶん逞しく園生活を送っているようでした。
日本のように先生とやりとりする連絡帳やお手紙プリントなどは一切なく、普段の送り迎えの時くらいしか先生と会話するチャンスはないため、この面談は普段の子どもの様子を知る良い機会になりました。
前述した通り、基本的にこのような機会は数年続く園生活でたった1回だけという決まり。
先生もこのくらいのラフなスタンスであれば、負担も少ないのではないかと思いました。
たまに日本のニュースで保育士が退職して困るという情報を目にしますが、このドイツの園に関しては先生の定着率は高いです。
これは男女同じくらいの先生の人数で、年齢も高めというのも影響しているのかもしれません。
日本だと20代くらいの若い女性の先生が多いイメージがありますが、ドイツでは子育てが少し落ち着いた30、40代の先生が男性も女性もメインで頑張っている印象を受けます。