臨月を目前に控えた妊娠9ヶ月のある日、園に子どもを迎えに行くと先生から突然「おめでとう!」と声をかけられました。
そして続けて「ごめんなさい。私全然気がつかなかったの。あなたお腹に赤ちゃんがいるのね!子どもが教えてくれたわ。」と言うのです。
ドイツに限らず欧米諸国の妊婦さんのお腹の出方は凄まじいです。
ずいぶん前に両親学級に参加した時は周りのお腹の大きさに圧倒されたものです。
新生児も4kg近くで生まれる場合もあるのだとか。
そんな人たちを目の当たりにしてきていたので、世界的に見ても小柄な人が多い日本人女性は私を含め、全然気づかれないのも納得できます。
もちろんごく親しい人たちは知っており、特に隠していたわけではありませんが自分から言わない限り、ちょっとぐらいお腹が出ていても全然目立ちません。
1人目の妊娠の時も、臨月に入ってようやく誰が見ても妊婦だとわかるようになったくらいなので、園の先生の言葉にあまり驚きはありませんでした。
ドイツでは多くの妊婦さんは身体が大きい分、お腹を支えるベルトもごついモノを使っていて、そのベルトの影響もあるのではないかと思います。
私はお腹を支える機能がちょっとついた日本の腹巻で過ごしているので、余計に小さく見えるのでしょう。
園の先生に限らず、小児科の医者に会ったときも私の予定日を知ってお腹が小さいと驚かれました。
安定期もだいぶ過ぎて妊娠後期の出産が近づいてきた頃にようやく周りが気づくというのは、私としてはだいぶ気楽な妊婦生活です。