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2020/11/14

海外と違う日本のPhD、博士号までの経済状況と結婚生活・研妻哲学306

海外と日本のPhD学生のお財布事情


海外は社会人より、日本は学生より


これまで研究者夫とは
学生の頃から連れ添っていることもあり
自然とまわりに博士が集まってくる時期があった

海外修行中は特に
その傾向が強く
PhDの学生との出会いもあった

そんな中で感じたのは
日本のPhD学生と海外とのお財布事情の違い

日本で博士課程に在籍する場合
その多くは学費を
自分で工面するケースが大半である

その一方で
海外でPhDに在籍する学生は
お給料をもらいながら研究を続ける人が大半

すなわち
日本のPhDは、より学生に近い位置づけになり
海外のPhDは、より社会人に近いポジションだと
捉えることができる

というか、勝手に私はそう感じている

この背景があるからなのか
海外でPhDの学生、留学生に出会うと
既に既婚者である場合も多く
子育て中の人も珍しくない

そして
わが家のポスドク時代と同様に
慎ましくも不確実性の高い生活を受け止め
多くの苦労を乗り越え、
たくましく過ごしている

新型コロナが広まるずっと前から
VUCA時代と呼ばれる
激変する複雑で曖昧な不確実性の高い生活を
身をもって経験していることになる

夫の夢を支えるという明確なビジョンを持ち
子育てにおける責任感と判断力を兼ね備え
新天地での生活に適応する能力を
証明しているようなもの

これは私自身がというよりも
周りの優秀な研究者を支える人をみて感じたこと

研究者との生活は
まさに今のVUCA時代にぴったりであることに気づく

2020年11月14日、土曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



研究者を支える人は、不確実性への適応力が本当に素晴らしい





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