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2020/11/20

飲食、宿泊、観光業の縮小が平和の縮小に繋がる話・研妻哲学312

ホスピタリティ産業の縮小が平和に影響


飲食、宿泊、観光、航空業界について


新型コロナの影響を色濃く受けている
ホスピタリティ産業

接遇や接客とも呼ばれ
人々に癒しや憩いの場を提供していた業界で
多くの人が悩んでいる

そしてそれは
働く側だけでなく
サービスを受ける側の人にも
少なからず影響を及ぼすことになる

そもそもホスピタリティには
相手を思いやる文化がある

その先には
社会の平和や心の平安が待っている

その文化が縮小するとなれば
平和が縮小するようなもの

極端な話、
世界中の至るところが
テーマパークのようだったら
戦争もなく、苦しむ人もいない
平和な世の中を思い描けるのではないか

実際に海外生活中に
ちょっとした人種差別を受けたとき
相手にホスピタリティ精神のかけらを
見つけることができないのが問題だと感じた

フランスでは
移民による問題が多発した際に
思いやりが注目されるようになった

20世紀の哲学者、
ハンナ・アーレントは
労働社会に対して
人類が後退しようとしていると
指摘する言葉を残しているが

失業率の上昇は
人々の心の平安が
遠ざかることを意味する

世界中の人が間接的に
平和からもディスタンスを保つことになる

2020年11月20日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



ホスピタリティを考えることは、平和を考えることかもしれない






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