帰国後の歯医者選びは難しい
歯医者のホスピタリティ
またまた歯医者選びの時期がきた
海外に住み始めたときも
その後、帰国してからも
歯医者選びがつきまとう
小さい地方の田舎町だと
そもそも歯医者が少ないので
あまり迷わない場合もある
特に小児歯科は選択肢が少ない
けれども大人となると
いま住んでいるところには
ありがたいことに
あちこちに歯医者がある
そこでまずは
家から一番近い歯医者を
受診したときのこと
歯科医師から
「奥歯を強い力で噛んだ跡がみられます」
と言われ
続けて、「歯ぎしりしていませんか?」
と聞かれたのだけれど
自覚はない
家族に聞いても確認できなかった
もしかしたらしているのかもしれないけれど
自分ではそんなつもりはないし
わからない
モヤっとしたまま診察をおえた帰り道
ふとあることに気がつく
奥歯を強い力で噛みしめたのは
出産のときではないだろうか
そういえば、
ドイツで歯医者に通ったときは
女性の歯科医師の存在も大きかった
特に大学付属の歯科医院では
検診は毎回女性の先生だった
帰国後も担当が女性の歯科医師だったら
歯ぎしりはしていないはず
という回答に対して
出産・分娩という次の可能性が
浮上していたかもしれないと思ってしまう
贅沢を言わせてもらえば
ここ数年の私の状況に
全然共感してもらえなかったのが
きっと「モヤっとポイント」なのだろう
こんなところにも
相手の視点に立つという
ホスピタリティの存在が見え隠れする
2020年11月5日、木曜日の記録