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2018/11/14

助産師による妊婦健診inドイツの自宅(2回)

妊娠後期に担当助産師(ヘバメ)さんに自宅に来てもらい、妊婦健診を受けました。


この助産師さんは1人目を妊娠している時からお世話になっている方で、2人目の妊娠中の時もタイミングよく、運よく引き受けてもらえたのでとても心強いです。


1人目のときから「自宅でも妊婦健診できるよ。エコーはできないけど」と言われていて、その時はチャンスがなかったのですが、2人目のときはかかりつけの婦人科の機械の調子がわるく、受診してもエコー検査をしてもらえないことがあったので、これなら助産師さんによる自宅健診の方が移動も省けていいなと思い、声をかけました。


助産師による自宅妊婦健診の流れ・様子



まずはメールで日時を決めます。


前回婦人科で受診した日と、妊娠週数から適切なタイミングを助産師さんが指定してくれました。


自宅での妊婦健診当日

自宅で待機するのみです。


なんとなく簡単なお茶菓子(日本人的発想?)を用意しておきました。


約束の時間に助産師さんが来ます。


大きな鞄を2つ持っていました。


中には書類の他、血液検査用の注射針一式やお腹の張りや鼓動などを調べるCTGの機械、尿検査キットなどが入っています。


リビングルームに案内し、しばし談笑。


さらっとコンディションを確認され、特に問題ないとわかった後は家のトイレで尿検査を済ませたあと、早速CTG機械を装着。


持ち運びできるコンパクトサイズのマシーンなので、寝室で寝ながらでもOKとのこと。


この時は座っていたかったので、テレビモニター付近のコンセントを使ってもらい、リビングに置いてある椅子に座りながらチェックしてもらいました。


お腹にCTG機械の丸い部分をあてながら、質疑応答や情報伝達をしてもらい、育児に関する相談も聞いてくれたのでとても有意義な時間となりました。


ちなみにこのCTG結果の用紙は20年近く保管しなければならないらしいです。なので鉛筆の書き込みはNGで、ペンでメモを書いてくれていました。


かれこれ2回来てもらいましたが、2回ともだいたい流れは一緒で、血液検査があるかないかだけの違いでした。


無料(全て健康保険から賄われる)でこれだけのサービスが受けられるのは非常にありがたいです。


さらに、会話の中で必要と思われるサプリメントや薬があれば教えてくれる上、種類によっては担当助産師にレシートを渡すだけでお金を返してくれます。

※助産師さんは健康保険会社(私の場合はTK)からお金をもらっています


健診の最後は助産師さんの書類(仕事をした証)に3項目くらいサインをして終了です。


大きな鞄2つを持って帰っていきました。


自宅で血液検査を受けた場合の流れ


血液検査が必要なタイミングでの健診となる場合は、健診の一番最後に採血してもらい、一週間後に問題なしという連絡をスマホにもらいました。


そして2週間後に会った時に、血液検査結果のシールを母子手帳に貼ってもらいました。


補足

なんとこの担当助産師さんがたまたま私が通っている婦人科に週2回だけ勤務することが決まりました。


人当たりよく英語で対応してくれるので、本当にラッキーです!


お子さんがまだ2歳なので、しばらくの間これ以上は仕事を増やさないと言っていました。


私が助産師契約をお願いしたときも、新規ではなく既に1度担当したことがあるから引き受けたと言っていました。


余談


話はそれますが、小さい子どもを抱えながらでも、このようにバランス良く働ける環境は理想的です。


このワークスタイルは、基本的に健診や面会相談の依頼が来ない限り、電話やメールで妊婦の質問やリクエストに対応する仕事なので在宅ワークできます。


そして少し余裕ができたら週2回くらい、午前中のみ出勤という仕事を開始している様子から、まさに子育て中の理想の働き方ではないかと感じます。