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2018/11/21

ドイツ流クリスマス・アドベントの楽しみ方

ドイツ人に聞いたドイツ流クリスマス・アドベントの過ごし方についてです。



まずはドイツでのアドベントの過ごし方について。



ドイツではクリスマス前の4週間はAdvent(アドベント)待降節の期間となり、町の様子や家庭での過ごし方が普段とちょっぴり変わってくるそうです。


このアドベントは4回の日曜日を含むのですが、週末は家族揃ってマーケットでクリスマス用の買い物やホットワインといった季節物を楽しんだり、


日曜日にはお母さんは子どもたちと家でPlätzchen backen(プレッツヒェン・バッケン)などと呼ばれるクッキーやケーキを焼いたりして準備をします。


そしてアドベントの日曜は家に四本のロウソクを飾り、毎週1つずつ火を灯してクリスマス当日を楽しみに待ちます。


子ども達はアドベントカレンダーに入っている小さなお菓子を毎日楽しみに過ごすようです。


待ちに待ったクリスマス当日


子どもたちはアドベントの日曜に作っていたお菓子を祖父母に配ったりして家族の時間を楽しみます。


ドイツでクリスマスは以下の日を指します。
12/24 Heiliger Abend 聖なる夜
12/25 Erster Weihnachtstag ヴァイナハテン1日目
12/26 Zweiter Weihnachtstag ヴァイナハテン2日目


ドイツ国内でも地域によって差はあるかと思いますが、クリスマスプレゼントは12/24の夜に開けて、12/25、12/26は家族でのんびりお肉料理などを食べながら過ごす家庭が多いようです。


この期間はお店の営業も休日モードになるので、ちょっと注意が必要です。


ちなみにそれぞれの日付の名称に「クリスマス」の文字がどこにもありません。


個人的な感覚ですが、ドイツ人はアメリカ流クリスマスに嫌悪感を覚えているように思えます。


というのも、私が「クリスマス」という言葉を使うと、「あ~それはアメリカのもので、私たちはクリスマスという言葉も使わないし、そもそも違うのよ」という姿勢で返されるからです。


クリスマスではなく、あくまでもWeihnachten(ヴァイナハテン)だそうです。。。


そしてアメリカ流クリスマスでよく見かけるターキー「七面鳥」ですが、ドイツでは七面鳥ではなくてGans(ガンズ)「ガチョウ」をよく食べるそうです。



以下はドイツのクリスマスに関するドイツ語の補足です。


【補足1】アドベントに関するドイツ語は以下の通りです。


der Advent アドベント
Die Zeit vor Weihnachten クリスマス前の期間
Ankunft Christi キリストの降臨

(キリスト教ならではの風習)



【補足2】以下はクリスマスに関するドイツ語(単語と歌)です。



まずは単語(意味は英語と日本語両方書いています)です。

die Kerze, (複数はKerzen) = candle キャンドル、ロウソク
der Weihnachtskranz = Christmas wreath クリスマスリース
der Weihnachtsbaum = Christmas tree クリスマスツリー
der Weihanchtsschmuck = Christmas ornament クリスマスの飾り、オーナメント
schmücken = decorate 飾る(動詞)
der Weihnachtsmann = Santa Claus サンタクロース

キャンドル以外は男性名詞が多いです。



そしてアドベント中にドイツの子どもたちが口ずさむ歌の歌詞はこちら。


Advent Advent
Ein Lichtlein brennt
Erst eins, dann zwei, dann drei, dann vier und dann steht der Weihnachtsmann vor der Tür.

歌詞の意味は、毎週ロウソクを1本ずつ灯してついに4本目になると、ドアの前にサンタクロースが来てくれるという可愛らしい歌です。