ドイツで産前産後を過ごし、ドイツの健康保険(主に公的保険の場合について書いています)に加入している場合、自分を担当してくれる助産師さん(ヘバメ)を見つけておくと心強いと思います。
一度日本で出産経験がある方だったり、ドイツでの出産が2回目以降となる方はあえて助産師さんに頼らない方もいるようですが、個人的には
いないよりはいてくれると安心する存在
になっているため、1人目のときも2人目のときもお願いしています。
というのも、我が家の場合は夫も日本人で現地に詳しいわけではありませんし、ましてや妊娠出産といった女性限定のイベントとなるとますます情報不足になります。
他に現地で頼れる身内はいないので、その地域の情報を知るためには、その地域で長年活躍する助産師さんにどうしても頼る必要がありました。
そんな頼れる助産師さんですが、担当になってくれる人を探すのに苦労した方は多いのではないでしょうか。私も最初は見つけるのに時間がかかりました。
しかも妊娠5ヶ月までに見つけておかないと、ほとんどの助産師さんは予約で埋まってしまうそうで、仮に妊娠4ヶ月くらいまで酷いつわりなどがあった場合、ますます困難な状況に・・・
そんな中でも一番見つけやすいのは、やはり地域に根付いた口コミです。
その土地(近所)で乳幼児のいる知人がいる場合、ぜひ良い人を紹介してもらうことをお勧めします。
私の場合は慣れない土地での助産師さん探しだったので、知人を頼ることはできませんでした。
なので妊婦健診で通っていた婦人科で聞いたり、インターネットで検索して助産師リストを覗いたりしていました。
そしてかかりつけの婦人科から、近所に助産師オフィスがあると聞いて直接窓口に行ったところ、英語で対応してくれる助産師さんの連絡先を2名分もらうことができました。
(最初に訪れた時は営業時間外だったので、正確には2度目の訪問でのことでした)
インターネットには対応言語が書かれていなかったので、これは助かりました。
早速もらった携帯番号やメールアドレスに連絡を入れてみるものの、良い返事をくれたのは1人だけ。
この時点で助産師さんは選べなくなりました。
「もうこの人しかいない」
という状況の中、良い返事をくれた助産師さんに実際に家に来てもらうと、人柄も良くて先輩ママさんということもあり、即決となりました。
実はこの担当助産師さん、このときは育児休暇中だったのです。
普段は大学病院の産科に勤務していて忙しいけど、たまたま復職までの休暇の間、期間限定で個人で仕事を引き受けていた方でした。
こういった場合、助産師側も担当する相手(妊婦さん)をある程度選んで仕事をするため、インターネットで閲覧できる助産師リストをみると、現在対応不可という表示になっていることが多いです。
なので何かしらとっかかりを見つけて(私の場合は助産師オフィス窓口へ行ったこと)、言語などの要望を伝え、表に出ていない情報(育児休暇中で要相談など)をもらえると見つけやすいのかもしれません。
この場合、助産師リスト上では対応不可となっていても、連絡してみる価値はあるといえます。
★実際にお世話になった内容は?
1人目のときは、
初めてのことばかりなので助産師さん主催の両親学級に定期的に参加しました。
数種類の抱っこひもを持ってきてくれて、どのスタイルが自分に合いそうか試着させてくれたり、妊娠中の過ごし方や詳しい出産方法について等、毎回テーマに沿って実施されました。
2人目のときは、
一通り経験済みのためまずは自宅に来てもらい、体調や妊娠経過について相談し、緊急時の連絡先などを確認しました。
そして産後は、
家に通ってもらい、母乳指導や赤ちゃんの体重測定、母体の回復具合をチェックしてもらいます。
この時、わりと大きな自動搾乳機が必要と判断されれば無料でレンタルできます。
搾乳機を無料レンタルするには、小児科から診断書または処方箋(レツェプト)をもらう必要があるそうで、担当助産師さんは私の代わりに小児科と薬局(アポテケ)へ行き、必要なモノを全て揃えて持ってきてくれました。
正直、そんなに動いてくれるなんて思っていなかったので驚きました。
中には産後の母親の食事の準備までやってくれる助産師さんもいるようですが(これも仕事内容に含まれる)、日本から一時的に家族も来てくれていましたし、夫も休暇をとってくれていたので、そこまで依頼することはありませんでした。
他には、2人目妊娠中の時の助産師訪問で質問した内容を、以前のブログにまとめています。
助産師さんへの質問リスト(妊娠中)
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