研究者と研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #13
2020/1/26まだ研究者夫と出会う前
大学生だった研妻の私は
レストランでアルバイトをしていた
ちょっとおしゃれで
都会的な
ヨーロッパ感が漂う
レストラン
食事時には大勢のお客様で
賑わう店内
私はいつものように
メニューの案内や
料理を運んでいた
すると
ひとりの若い男性が
お店の入口から入ってきた
女性客が多いレストランだったので
男性が一人で来店するのは珍しかった
そんな違和感と同時に
私は気づいた
佇まいから漂う雰囲気で
この男性は都会的とは
対照的な
素朴な青年
これが将来
研究者夫となる彼の第一印象
出会った瞬間の記憶
私の肉眼が
初めて彼を
捉えた瞬間
この日彼は
このお店の
アルバイトの面接にやってきた
誰かと出会った瞬間を
記憶しているのは珍しい
その後
結婚するなんて
夢にも思わなかった
一瞬の出会い
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
遠い未来は、一瞬の何気ない出会いから始まるみたい
夢みた研究生活は、一瞬の積み重ねが運んできてくれるのかもしれない