研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #4
2020/1/17研妻の私には
海外で帯同生活中
暗黒時代と呼ばれた時期がある
新しい生活に馴染めず
自らを廃人と呼び
研究者夫に八つ当たりばかりしていた
社会との接点を失い
生きる希望を見失っていた
専門用語を使えば
自我の喪失
アイデンティティロス
と言うらしい
今振り返ると
研究者夫には申し訳ないことをしたと思う
けれど当時の私には必要な時間
心が沈むのをとことん味わって
時間をかけて受け止めて
やがて諦めとも言えるような
受け入れ期間がやってくる
そうして見失っていた自分が戻ってくる
*どんな現実も受け止める、研妻精神*
時にはダメな自分を晒す勇気もあるといいみたい