研究者と研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #14
2020/1/27ポスドク海外研究者夫と
海を渡ってから数年間
ずっと待ち続けた
本帰国
ついに実現するときが来た
待ちに待った本帰国
ウキウキ わくわく ドキドキするのかと
夢見ていたけれど
現実はそんな時間もなく
慌ただしく過ぎていく
小さい子どもたちを抱え
産後の余韻が残る身体で
荷造りをする
さらに
日本とドイツの両方で発生する
引っ越しに伴うさまざまな手続きを
自分たちで同時進行していく
誰も代わりにやってくれる人はいない
たまに周りの人々に助けてもらいながら
不動産、幼稚園、電力会社、
外国人局のオフィス、銀行など
たどたどしいドイツ語で攻めていく
日本からドイツに引っ越してきたときの荷物は
スーツケースとショルダーバッグのみ
ドイツから日本に引っ越すときは
家族が増えた分
ダンボール箱5、6箱が加わった
おそらく荷物は多くないけれど
スーツケースで乗り込んできた時に比べると
ずいぶんと増えた
そんな思い出に浸る間もなく
目の前の環境の変化を受け入れる
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
度重なる環境の変化は研究者夫の糧となり、彼を成長させてくれたみたい