研究者と研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #12
2020/1/25研究者夫が
まだ彼氏だった頃
修士だったか
博士課程の院生だったかは
忘れてしまったけれど
研妻が妻になる前
彼より一足先に社会人となり
フルタイムで働いていた頃
彼の誕生日が近づいてきた
奨学金をもらいながら
大学に在籍していた彼は
数千円もする分厚い専門書を
買うのに対して
ややためらいがある様子
よし、誕生日プレゼントは
彼が買うのを迷っている
専門書にしよう!
そう心の中でひらめいた
そうして迎えた彼の誕生日
分厚い
重い
大きな
専門書を渡すと
喜んでくれた
ただ1週間くらい経つと
喜びも薄れるようで
ある日気がつくと
彼は彼女からプレゼントされた
分厚い専門書に頭を乗せ
昼寝をしていた
固い枕で寝るなんて武士か
と言いたくなる現実
読んだ専門書の内容を
覚えるには
頭皮で感じながら
眠るのがいいのか
ちょっと疑いたくなる
研究者夫スタイル
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
休むときは休む、昼寝でリフレッシュも案外いいみたい