研究者と研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #16
2020/1/29夫が研究者だと
四六時中 研究のことばかりで
奥さんは寂しいと聞いた事がある
たしかに夫が研究に没頭している期間は
寂しい思いをすることもある
もちろん人による
研妻の私は
夫が海外ポスドクになりたての頃
寂しかった
話し相手が夫しかいないのに
日中はずっと研究室にいて会えない
心が折れた研妻の様子をみかねて
ランチの休憩時間に
家に一時帰宅してもらい
お昼ご飯を一緒に食べるように
してもらった時期もある
当時はまだ山奥にある
古びたゲストハウスに
住んでいたので
ガタガタの山道を行ったり来たり
夫は大変だったと思う
この頃
夫のスニーカーはいつも以上に
ボロボロだった
買い換えても山道と石畳で
すぐにすり減ってしまう
ひきこもりがちになり
なんとか状況を変えたくて
手あたり次第
外へ出る口実をつくった
買い物にいって
お店の人と言葉をかわすだけでも
気持ちが軽くなる日もあった
そしてこのブログも始めた
そのうち
家にひとりでいる時間も
寂しくなくなってきた
ような気がする
どうせ書くなら
少しでも誰かの役に立つ情報で
今の私しか
発信できないような内容で
と想いを巡らせた
たまに同じような環境の読者のかたから
「このブログを参考にしています」
といったメッセージをもらうと
心の底から嬉しい
ありがたい
励まされている
恩返しが
いつかできればいいなと思う
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
夫が研究に没頭して寂しいときは、今しかできない&ほんの少し誰かの役に立つことを考えてみるのもいいかもしれない