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2018/07/31

旧東ドイツと旧西ドイツ、現代に残る違い

旧東ドイツの地域と、旧西ドイツの地域の両方に、実際に住んでみて感じたことと、旅行で各都市を訪れたときに受けた印象について書いていきます。




まず最初に言えることは、旧東ドイツ(DDR)は、旧西ドイツよりも物価が安く、温和な人々が多い印象ということです。




そのため、外国人は住みやすいと思います。




ざっくり都市の名前を挙げると、ベルリンはミュンヘンより外国人が住みやすいと思います。




物価に関していえば、旧西ドイツにあたる南のミュンヘンが最も高いのではないでしょうか。



旧東ドイツの地域からミュンヘンに行ったとき、公共の乗り物の乗車運賃に驚きました。




単純に慣れないだけだとは思いますが、町全体がどこかよそ者を受け入れないような印象を受けました。




物価が高いので住みにくそうではありますが、その分治安が安定しているため観光するにはとても良さそうです。




実際にミュンヘンに住んでいたドイツ人も、物価が高く裕福な人が多いのであちこち歩き回りやすいと言っており、観光地としておすすめしてくれました。





そしてフランクフルトに近い西側の町に滞在していたときは、買い物や外食の際に、東側にいた頃より居心地のわるさを感じました。




特にフランクフルトには国際空港もあるためか、中央駅を降りると移民系の人々がドイツ人よりも目立っていてとても賑やかです。





このような人々の気質や物価の違いは、旧東側は比較的貧しく、旧西側は栄えていた歴史的背景があるようです。



2018/07/30

ドイツで妊娠、出産、産後、1日当たりの入院費用

ドイツでの妊娠、出産、産後の入院費用についてです。



実際に私が「妊娠中」および「出産~産後」に大学病院の産科に入院した際にかかった費用を記録します。



公的保険に加入しているため、この保険が適用となるケースの費用です。



まず、出産が目的ではなく管理入院などで妊娠中に入院した場合、1日当たり10ユーロの支払い依頼が、退院してから数日後に自宅に届きました。



この金額が入院費用なのか、提供された食事の費用なのかは定かではありません。。






次に、出産で入院した場合(産後にかけて)の費用についてです。



こちらは以前のブログでも少し触れましたが、完全無料でした。



出産した当日を含めて3泊入院しましたが、



これといった手続きは一切なく、産科で健康保険証を見せるだけで、後日請求されるものもありませんでした。




出産費用も一切とられませんでした。





■関連ブログ


ドイツで産後3日は入院した方がいい理由
https://nhhnlife.blogspot.com/2018/07/postnatal.html



ドイツで出産後、3日間の入院中に必須だったことは?
https://nhhnlife.blogspot.com/2018/07/postnatal3d.html



2018/07/29

イタリア好きだけど信用しないドイツ人たち

ドイツ人はわりとイタリア好きです。



お堅い国民性だからか、陽気なイタリア気質に憧れがあるのかもしれません。



料理はもちろんドイツ料理も賑わっていますが、日本やアメリカと同じようにイタリア料理も人気です。



国の立地も関係しており、ドイツからイタリアへ簡単に行けるせいか、長期休暇の旅行先としてイタリアを選ぶドイツ人も多くいます。




そんなイタリア好きのドイツ人ですが、イタリア製のものにだけは信用が薄いようです。




何かほしいモノがあるとき、イタリアのものは避けるそうです。




理由は、品質が疑われ壊れやすいから。




おしゃれよりも機能を重視する、なんともドイツ人らしい考えです。




■関連ブログ

なぜドイツ人はおしゃれより機能性を選ぶのか?5つの理由




たしかに周りのドイツ人をみると、持ち物や家に置くモノはドイツ製かスイス製が多いです。




自国やスイスの品質は信じているようです。





といったかたちで、実際に出会ったドイツ人は、


「イタリアの食・文化・気質は好きだけれど、製品の品質は信用しないドイツ人」


でした!



2018/07/28

研究者ポスドク夫の労働時間&待遇の違い(日本と海外)

研究者(ポスドク)の夫の労働時間と待遇について、日本と海外(滞在国:ドイツ)を、あくまでも妻の目線で比較してみることにしました。




まずは海外ドイツの現状から。




海外の中でもおそらくドイツは研究者にとって優しい国上位にランクインすると思われます。



というのも、国や地域全体に学位への敬意が見受けられるからです。




博士号保持者の中には、家の表札でわかるようにしている人がいるくらいです。



実際に見かけたのは、表札の名字の前に敬称がついており、「ここは○○博士のお宅」なんだなということが一目でわかるようになっていました。




ドイツでの研究者の待遇はとても良いです。




お給料は職種や就業年数できちんと定められており、一定の期間が過ぎると増えていきます。




にも関わらず労働時間は短く、国が取得する休暇日数を保証しており、研究者がきちんと休んでいない場合はボスが罰せられるような法律まであります。




そのせいか、金曜はお昼を過ぎると人が減り、夕方にはBBQを楽しむのが当たり前のようになっている研究チームもありました。




年に数回開催されるパーティー(クリスマスなど)は家族もゲストとして集まり、子供を預けるスペースや遊び場まで用意されます。





研究者の職種も豊富です。




仕事が細分化されているためか、日本にはないポジションもいくつかあり、研究者が職に就きやすいと聞きました。





これらを日本にいた頃と比べると、、、




日本にいた頃は夫の帰りはたいてい遅く、労働時間は長かったです。




一般的なポスドクのお給料も、そんなに高くないと聞きます。




もちろん、研究者が選べる職種は海外に比べると限られているようでした。




ですがまとまった長期休暇(1ヶ月とか)を取得する文化がないため、チームで協力して研究を進めていくような場合はやりやすいようです。






妻としては、日本でも海外でも夫が元気に過ごしてくれるのが一番ですが、研究者の待遇において、日本と海外の経済の差を垣間見たかたちとなりました。



2018/07/27

ドイツも連日30度越え!エアコンなしの暑さ対策はコレ

ドイツも連日30度を越える暑さが続いています。



日本の豪雨や災害レベルの猛暑のニュースに驚くとともに心を痛め、ひとりでも多くの方が普段の生活に戻れることを願うばかりです。




ここドイツではエアコンのない家庭がほとんどですが、一体この暑い中どのように過ごしているのでしょうか?




実際に私が自宅で行っている暑さ対策について触れていきます。




ちょっとその前に、連日の真夏日の中、人々の様子についても記載しようと思います。




ドイツの小さな町で毎年のように公共事業として道路工事、整備が行われているのですが、ここ最近の暑さのせいか、現場で働く人の姿が消え、工事は一向に進んでいません。




湿気が少ないこともあり、日陰(特に地面が土の木陰)ではまだ涼しく過ごせるのですが、ドイツの夏は22時近くまで明るいことがあり、暑さのピークはちょうど夕方あたり。




子供を迎えに行くこの時間帯はとても暑いです。





さて、本題に戻って自宅での暑さ対策についてです。





1、窓のシャッターを閉める


シャッターまたは遮光カーテンを閉めて暑さを凌ぐのは、エアコンのないドイツの建物では常識のようです。



真夏日には、普段は滅多に見る事のない保育園・幼稚園といった施設のシャッターもおりるくらいです。






2、室内に洗濯物を干す


洗濯物の水分が蒸発して空気中に流れ、乾くまでの間、少し冷たい空気を作り出すことができます。






3、朝晩に窓を開けて換気


朝と夜での気温差が激しいドイツ。



朝晩のうちに窓を開け、涼しい空気を部屋に取り込んでおくことも一般的です。



日本の家屋よりも気密性が高い部屋の作りになっているため、これだけでも涼しい空気をある程度維持することができます。






4、ソーセージで塩分補給


なんとなくドイツっぽいことを書いてみました。



多少塩分も摂取してほしいのに子供の食事がどうしても進まないとき、お気に入りの動物がデザインされたソーセージを食べさせたことがあります。






5、水分を補給する


これは全国共通ですね。水だけでなくアイスもよく食べます。




ドイツ人はたとえ冬の寒い日でも外でアイスを食べるくらい、アイス好きな人が多いです。






海外帯同中、帰りたい!と思った時の対処法

夫の仕事の都合で海外に帯同している妻の場合、何かと悶々とすることがあると思います。


今でこそ落ち着いてしまったものの、私の引っ越し当初は散々な状況でした。



そこで、今回は日本に帰りたくなったときにどうしたか、実際に私がとった行動について書いてみることにしました。




なんの縁もゆかりもない海外の土地へ引っ越したばかりの数年前、よく日本に帰りたいと思っていた私。



日本にいる家族や友人とのスカイプなどによるビデオ通話だけでは物足りなくなっていた私。




実際に日本に帰りました!




もちろん期間はきちんと決めて、往復のフライトチケットで。




これだと戻ってこないわけにはいきませんし、夫もスケジュールを聞いて安心しているようでした。



あとはできるだけ日本での楽しい予定を詰め込んで、限られた貴重な滞在時間をなるべく無駄にすることなく過ごすのみです。



慣れ親しんだ土地へ戻り、言葉や文化の壁も感じることなく、家族、友人、知人たちと久しぶりに思いっきり会話を楽しみ、心の底から笑い、解放された気分に浸りました。




お気に入りのスポットへも足を運び、心身共にリフレッシュ!




リフレッシュした後は海外へ戻ってからの生活のことも少しずつ考え始め、日本食を買い漁ったり、夫の好物を持って行けるよう準備したり、日本での思い出作りに励んでいました。



たまに現地の言葉を勉強したり、本を探したりしているうちに、あっという間に滞在期間は過ぎていきました。



そして日本で満タンに充電された私は、家族や友人に背中をおされ、後ろ髪を引かれながらもまた海外へと飛び立ち、今に至ります。



2018/07/26

海外出産で親に手伝いに来てもらう!理想のタイミング

海外出産の場合、日本に住んでいる親にいつ手伝いにきてもらうか、そのタイミングを迷うことがあると思います。


私もどのタイミングで来てもらうのが良いのだろうかと、あれこれ考えていた時期があります。


結論、初産と2人目以降の場合で違ってきました。




1人目(初産)のとき


親の滞在期間にもよりますが、我が家の場合は短期間の滞在予定だったため、できるだけ生まれたばかりの孫と一緒に過ごしてほしいと思い、なるべく出産直後を狙って産後の滞在にしてもらいました。


初産は出産が遅れることがあると聞き、実際に私の母も私を予定日過ぎてから出産していることもあり、出産予定日から1週間くらい後に入国してもらう便で来てもらいました。


空港までは夫がひとりで迎えに行き、私はちょうど退院直後のタイミングだったので皆で家で過ごせて良かったです。


産後のボロボロの身体で新生児のお世話に加えて家事に挑戦はするものの、身体が言う事を聞かず、代わりにやってもらえたのはとても助かりました。


何より、孫と初対面&一緒に過ごせて、親の嬉しそうな顔を見られてホッとしました。


親が長期滞在できる場合はいいのですが、このような短期間の滞在の場合は産後を狙うのもいいのかもしれません。





2人目(以降)のとき


初産のときとは異なり、既に小さい子供が1人いるため、この上の子のお世話を頼めるような助っ人が必要になってきます。


そのため、できるだけ産前(出産直前)から親に滞在してもらうのがよさそうです。


1人目の孫との時間もとれて、2人目が生まれたら抱っこをしてもらえる、そんな環境が理想です。



2018/07/25

研究者の妻が夫に対して気をつけている5つのコト

研究者の夫と親しくなって10年以上が経ち、日々の生活でなんとなく自然と気をつけるようになったことを振り返ってみたいと思います。



その1:他の研究者と比較しない


夫の周りには優秀な研究者がたくさんいます。


たまに周りの凄い話も入ってきます。


それでも気にしたり、羨んだりしていては時間がもったいないので、そんな話はすぐに忘れるようにしています。


もともと私は畑違いの人間のため、研究内容に詳しくはないのですが、それでも論文の数や評価といった数値で現れるものに関しては他の研究者と比較しやすくなるため、そういった数にも惑わされないようにしています。


といっても、そんな数を詳しく見る機会なんて滅多にありませんが。。





その2:発表前は夫をひとりにさせる


学会や研究室で発表することが決まっている場合、普段は温厚な人もその準備期間だけはピリピリすることがあります。


そのため、準備に集中できる環境作りとして、普段よりちょっと多く、なるべく夫がひとりで過ごせる時間を設けてあげるといいことを知りました。


そんなことを知らない当初は、不機嫌な夫をさらに不機嫌にさせてしまったこともあるのですが、最近はお互い対処法(ちょっとした気遣いなど)を学んだようで、発表前でも比較的いつもと変わらず過ごせるようになりました。





その3:社会人マナーを伝える


一般的な社会人としての常識やマナーを知らないことがあるので、それらが必要な場面で質問されたら、わかる範囲ですぐに答えるようにしています。

(聞かれるケースは急ぎの場合がほとんどです)


いわゆるアカデミックの世界のやりとりに、どこまで踏み込んでいいのかわかりませんが、その辺は夫の判断に任せています。





その4:論文をせかさない


「今書いている論文がもうすぐ出るんだ」なんて言われると、いつだろうと期待してつい口を挟んでいた時期もあるのですが、そんな会話は無駄だということを数年前に学びました。


分野にも寄りますが、論文なんて、いつ出るか簡単にはわかりません。

出るという言葉の定義も問題になりますが、ただ出しただけでは雑誌に載らないのです。

修正が必要になれば再度実験などに時間を費やすこともあるでしょうし、最終審査がいつ通るかなんて夫にはわかりません。


そのため、論文がもうすぐ世に出ると聞いても、気長に構えるようになりました。





その5:将来を悲観しすぎない


研究者は基本的に契約任期付きの仕事である場合がほとんどです。


そのため、将来が安定しないと悲観する人も多いと思います。


現実的に未来を考えるのは良いことですが、今を受け入れて毎日を大切に積み重ねる生活が私たち夫婦にはあっていることがわかったので、将来を悲観しすぎることはきっぱりやめました。





■関連ブログ


ポスドク海外研究者の妻の話(出会い~結婚)
https://nhhnlife.blogspot.com/2018/07/marriage.html



ポスドク研究者の妻が結婚して良かった理由8つ
https://nhhnlife.blogspot.com/2018/07/wedding.html



このブログについて
https://nhhnlife.blogspot.com/2018/07/myblog.html


ドイツの産科病棟で妊婦さんが飲み放題、食べ放題のモノ

妊娠中に、ドイツにある大学病院の産科ステーションに入院した際の話です。


妊婦で数泊したのですが、入院部屋を出てすぐの廊下に常に用意されていた飲み物、食べ物がマタニティライフの参考になるかもしれないので記録します。



まずは飲み物から。



入院している人はみんな妊婦さんということで、食べ物よりも多くの種類から選べました。



飲み放題のドリンク


コーヒー
紅茶
フルーツティー
ミントティー
カモミールティー
牛乳
ココア



もう数種類のハーブティーが置かれていたと思うのですが、ちょっと忘れてしまいました。


カモミールだけ何故覚えていたかというと、産後の入院中に好んでよく飲んでいたことがあるためです。


カモミールには落ち着かせる良い効果もありますが、子宮収縮にも繋がる可能性があるため妊婦さんは注意した方がいいとどこかで目にしたのですが、そんなことはお構いなしに用意されていました。


ですが、やはり妊婦さんには人気がないようで、減りが一番遅かったです。これは産後向けなのかもしれません。


カモミールも含め、ハーブティーが何種類が置かれているところが、なんだかドイツっぽいなと感じました。



そして水は廊下にウォーターサーバーが置かれており、近くに用意されているペットボトルに自由に入れて部屋へ持ち込めました。




次に、食べ物(軽食)についてです。





食べ放題の軽食

コーンフレーク(シリアル)


はい、1種類だけでした。


飲み物に比べると少ないですが、これとは別に食事は3食きちんと運ばれてくるので仕方ないです。


売店がなかったので、何も置かれていないよりはましと思って過ごしていました。



ちなみに「ご自由にお取りください」の食べ放題ではなく、普段の入院中の3食の食事内容は「The ドイツ」でした。



朝は、パンにハムにチーズ!


昼は、メイン料理にじゃがいもや野菜!


夜は、パンにサラダなど冷たいモノ!




毎朝、翌日3食分のメニューの希望を聞きにまわってくれる係の人がいますが、選択肢は少ないです。


多少パンの種類や数を選べたり、ジャムやバターを選べたり、メインを肉や魚から選べたりしました。


デザートの果物はどこかから収穫してきたばかりのような、皮ごとまるっとトレーに乗っていることが多かったです。


ナイフで剥くのか?そのままかじりつくのか?といった状態でした。


たまに付いてくるスープは美味しかったです。


2018/07/24

妊婦の歯科検診&虫歯治療inドイツ

妊娠中、お買い物のついでに歯医者に行ってきたときの話です。


その日は朝から出かけており、お目当ての欲しいモノが2つもあったのに、両方ともこの小さな田舎町では手に入りませんでした。。


なんだかこのまま帰宅するのも悲しいなと思い、ふと目についた大学付属の歯医者に入ることに!


予約なんてしていないので、この日は受付で予約だけと思ったのです。


建物に入ってもなかなか受付を見つけられず、「まさかここではないよね?」と思ってダメもとで英語で聞いてみたらそこが歯医者の受付でした。


んー、とってもわかりづらい!


日本の歯医者の受付を想像してましたが、実際はしっかりした病棟のナースステーションのようでかなり違った佇まいでした。


「妊婦なので歯をチェックしてもらいたい」と申し出ると、健康保険を確認したあと問診表(英語版)を渡され記入しました。


すると診察は今からでもできると言われ、流れにのってみることに。


診察室の前の廊下に並んでいる椅子まで案内され、数分待ったところ、担当医に呼ばれて診察室に入りました。



妊婦健診もそうですが、いまだに診察が始まる度に医師と握手して気の利いた会話をするという習慣になれません。。。



診察室は個室。


椅子に座るとおばあちゃんのような歯科助手の方が黄色い大きなサングラスをかけてくれました。


が、私の鼻が低すぎてストーンっと落ちてしまい、そのおばあちゃんをびっくりさせてしまいました。


笑顔で「あら、小さいのね」なんて言ってまたかけてくれますが、寝ないと下に落ちてしまうのは変わらず。



なんだか恥ずかしい私。



今まで歯医者でサングラスをかけてもらったことがないので、眼鏡なしでも大丈夫なんじゃないかと思いながらおとなしくしていました。



ピンク色の液体でうがいをした後、歯科検診スタート。



検査はほんの数分でおわり、1か所だけ軽い虫歯があるということですぐに治療してもらいました。


詰め物は銀だと保険適用だけど、セラミックだと少し料金が発生するとのこと。


妊婦だと銀はオススメできないという事で、ひとまず仮の詰めものを入れて、出産後にまた話し合って決めましょうという流れになりました。


なのでこの日の診察は保険適用で完全無料。


いらないかなと思いつつも、念のため母子手帳に担当医のスタンプだけもらいました。



ちなみに他の受診者をみていると、診察室の出入りの際、医者との世間話が結構盛り上がっていました。


私の場合は治療中に「どこ出身なの?」とか聞かれて「え、このタイミングで世間話?」と思ったものです。


帰るときには「元気な赤ちゃん産んでね」とか、「産まれたら赤ちゃんと一緒にまたおいで」なんて言われ、母親世代のこの歯科医さんのおかげでちょっと元気になりました。




そして・・・


もう出産前に歯医者に行くことはないだろうと思っていたら、その2週間後くらいに別の歯の詰め物が取れてしまったので、もう一度歯医者を訪ねることに。


まだ電話予約に抵抗があるので今回も受付まで行って、もし当日診察がダメだったら予約だけしようと考えていましたが、この日も受付後に診てもらえました。


前回の女性医師とは別の男性医師が担当になり、ちょっと不安だったものの、またまた握手でしっかり挨拶をして診察スタート。


今度はサングラスはかけられませんでした。


担当するスタッフによって対応が異なるというのは、よくあることです。



虫歯の影響で詰め物のサイズがもう合わなくなっているという事で、仮のものを入れるかセラミックにするか話し合うことに。


おすすめはどっちか聞いたら、セラミックという回答だったので、45ユーロくらいすると説明を受けたのちにセラミックを入れてもらいました。


日本でもセラミックを入れてもらった経験があるのですが、その時の方法と全然違って小さな機械を直接歯に当てて埋めていくやり方ですぐに済みました。


このとき、歯の治療は日本より進んでいる印象を受けました。


ちなみに治療費は40ユーロもしてませんでした。最大45ユーロ自己負担ということだったようです。


その場で料金の記載された説明書にサインをして後日郵送されてくる振込み先に支払うことに。

(後日送られてきた請求書をみると、これは保険適用で安くなっての金額だったようで、保険が適用されなければ70ユーロ近かったようです)


全体的に前回の女性医師よりも、今回の男性医師の方が治療が丁寧な印象。説明も丁寧でした。


若干診察による差は感じつつも、やはり世間話は必須なようで、今回も帰り際に出身地などの話になりました。前回同様、帰りもしっかり握手で挨拶をするのですが、、、「ああ、そうだった」なんて思って慌てて手を出す感じで慣れません。



ひとまず、このときは出産前の歯のトラブルがすぐに解消できて良かったです。


Bloggerブログ初心者が簡単カスタマイズした内容

Bloggerブログ初心者の私が、このBloggerブログを実際にカスタマイズした内容についてです。


Googleが提供するBloggerブログは、日本のブログサービス(アメブロやはてな等)とは異なり、国内で使っている人が少ないようで情報があまりありません。


少し調べると、他のブログサービスへ移行している方ばかりでした。


なので備忘録を兼ねて、自分でもちょっぴり書いてみます。



カスタマイズした内容6つ


  1. シェアボタンを設置
  2. バナーを設置
  3. 文字や幅の大きさ変更
  4. Googleアナリティクスとアドセンスを導入
  5. 検索エンジン向け対策(1)インデックス登録申請
  6. 検索エンジン向け対策(2)サイトマップ送信



以下、各詳細です。




カスタマイズ1:シェアボタンを設置

このブログは以下のプラグインを使って、右上の方にシェアボタンを設置しています。

■設置方法
各リンク先に飛んで、好みのボタンを選び、Blogger管理画面のレイアウトページから「HTML/JavaScript追加」を選択し、各ボタンの記述ソースコードを貼り付けています。


ちなみにFacebookは他のボタンと多少異なり、1つの貼り付けだけではボタンが設置できなかったので今回はつけていません。そんなレベルの初心者です。



■Twitter Publish
https://publish.twitter.com/?buttonType=TweetButton&lang=ja&widget=Button

■LINE Social Plugins
https://social-plugins.line.me/ja/how_to_install#lineitbutton

■はてなブックマークボタンの作成・設置について - はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/guide/bbutton

■いいね!ボタン - ソーシャルプラグイン
https://developers.facebook.com/docs/plugins/like-button?locale=ja_JP


(リンク先は2018年現在のものです)



色んなソーシャルボタンをまとめて設置ボタンを作れるツールもあるようですが、初心者の私にはまだちょっと早いかなと思っています。





カスタマイズ2:バナーを設置


シェアボタンと同じ方法でバナーの設置もできます。


つけたいバナーの記述をレイアウト画面からHTML/JavaScriptの追加先へ貼り付けるだけです。


このブログはこの方法で参加しているブログランキングのバナー画像を設置しています。


Bloggerブログはユーザー同士の横の繋がりがないため、ブログランキングからのアクセスは貴重です。





カスタマイズ3:文字や幅の大きさ変更

デザインテンプレートそのままの文字の大きさだと読みづらかったので、Blogger管理画面のテーマページから「カスタマイズ」ボタンを押し、「上級者向け」の項目から文字の大きさを16ptに変更してみました。


同じく、「カスタマイズ」画面から「幅を調整」の項目へ行くと、簡単にブログの幅を調整することができます。


その他のデザインも簡単なものであればここで変更することができますが、このブログではひとまず文字の大きさと幅だけ調節しています。






カスタマイズ4:Googleアナリティクスとアドセンスを導入

このブログはGoogleアナリティクスとアドセンスを導入しています。


詳しい方法は私が書くよりGoogleの公式サイトの方がわかりやすいと思うので、リンクをのせます。


■Blogger でアナリティクスを使用する
https://support.google.com/blogger/answer/7039627?hl=ja

■ブログに広告を表示する
https://support.google.com/blogger/answer/1269077?hl=ja



Blogger自体がGoogleのサービスの一部となっているため、設定はどちらも比較的簡単にできました。






カスタマイズ5:検索エンジン向け対策(1)

これはブログの見え方には関係のないことですが、検索エンジンにブログの存在をアピールしてできるだけ多くの人にアクセスしてもらうには大切な設定です。


GoogleのSearch Console画面に行き、「Fetch as Google」を選択し、そこからパスの入力箇所へブログの各ページのURL(途中から)を入力。


「取得してレンダリング」ボタンを押し、インデックス登録を申請します。


これにより、Googleのロボットがブログを見に来てくれて、検索結果画面に反映されやすくなります。


この操作は自分でしなくてもそのうちロボットが勝手にやってくれるので、気が向いた時にやるようにしていますが、このブログはこれをして初めてYahooの検索からアクセスがあったので、まずはやってみる価値はありそうです。






カスタマイズ6:検索エンジン向け対策(2)

最初にSearch Console画面からサイトマップを送信しました。

空欄に「sitemap.xml」と入力するだけで送信完了です。わりと忘れがちなので記録しておきます。





現状は書くことが楽しくて使っているので、これ以上のカスタマイズは望みませんが、今後もしまたやってみたいなと思える簡単なカスタマイズがでてきたら、このページも更新しようと思います。



ポスドク研究者の妻が結婚して良かった理由10個/2022年追記

海外で研究者(ポスドク)として働く夫と結婚して良かった点を、あくまでも妻の視点から書いてみたいと思います。


ポスドク研究者との先の見えない結婚に不安を持つ方もいると思うので、良い面について触れていきます。


(更新記録) 2018年7月公開、2020年1月追記、2022年8月追記


1、家庭の用事を優先できる


子供の送り迎えや日々のちょっとした手続きなど、勤務時間がフレキシブルな仕事のため、わりと頼みやすくよく引き受けてくれます。


妊婦健診といった妻の用事にも、仕事の待ち時間などでタイミングがあえば来てくれます。もしくは仕事を調整して付き合ってくれます。



2、家族で過ごす時間が多い


滞在国や住む地域が家族優先の文化を持つ場合、仕事帰りの飲み会はほぼなく、夕食は家族みんなでテーブルを囲みます。


そして休日は家族の時間となります。家族みんなで友人家族と一緒に過ごすこともあります。


バカンスで1ヶ月以上休む人もいるくらいなので、休暇は取得しやすいです。


夫の上司や同僚もたいてい家族想いである場合がほとんどで、急な家庭の都合で休むことになっても皆とても理解があり寛大です。


3、家事・育児に協力的


夫の性格にもよりますが、家事や育児に協力的な場合が多いのではないでしょうか。


我が家の場合、産後の大変な時期は特に夫のサポートが有り難かったです。家事を一通りやってくれるだけでなく、子供のお世話にも協力的です。


妊娠中であまり動けない時期には、上の子と二人で買い物にもよく行ってくれました。



4、研究者の待遇が良い


研究者に優しい国に住んでいると、待遇が日本と全然違うことがあります。


たとえば、勤務時間は短いのに、お給料は右肩上がり(もちろん契約満了日までの話ですが)で増えていきます。


国や地域によりますが、健康保険も帯同家族全員しっかり加入でき、出産費用や子供の予防接種、歯医者なども含めて医療費はほぼ無料ということも。今住んでいる土地では、通院時に病院でお金を支払うことはありません。


5、比較的治安の良い土地に住める


海外であれ国内であれ、住む場所はだいたい大学や研究施設を中心に決めていくので、比較的落ち着いた治安の良いところに住めることが多いのではないでしょうか。


小さな子供を育てるにはとても良い環境といえます。


6、引っ越し前後のワクワク感を味わえる


契約任期つきの仕事のため、どうしても引っ越しが多くなりますが、私の場合、良くも悪くも引っ越し前後はワクワクします。


引っ越しに伴う苦労はさておき、「この機会に断捨離できる!」だったり、次の土地について調べてあれこれ妄想を膨らませるのは楽しいです。


7、妻は自分の時間をたっぷり持てる


夫が研究に没頭している間は妻の自由時間となります。


滞在国や住んでいる地域が子育てしやすい環境の場合、幼い子供がいても預け先が見つけやすく、自分の時間を持つことができます。



8、自然とシンプルライフになる


国内から海外まで何回も引っ越ししていると、「モノを持たない生活」に行き着きます。


わが家では日本から海外に引っ越してくる際、旅行用スーツケースと普段のバッグで荷造りを完了させたため、一気にモノがなくなりました。


日用品や必要最低限の家具家電は、現地調達&現地で譲るなどすれば問題ありません。モノへの執着心が自然となくなりました。



9、研究が長いほど夢みていられる時間も長くなる


長い時間のかかる研究(実験)の場合、所属先が変わっても研究の一部を連携する共同研究として継続することができるようです。

実を結ぶ日が来るまで、妻も夢をみていられます。
(2020年に追記)


10、ポスドクから大学教員(研究員)への成長を間近で見られることがある


ポスドク後の進路は、企業へ就職するか大学の研究室で研究を続けるか、大きく2つのパターンがあります。

どちらの道も研究者本人の価値観やライフスタイルに沿って選択されたのだと思うと、尊く感じられるものです。

かなり茨の道ではありましたが、海外ポスドクから任期付大学研究員へと人が成長する瞬間に立ち会えたのは、我が子の成長を見るようでもありました。
(2022年に追記)



以上、10個挙げてみました。

ポスドクや研究者との結婚を迷っている方、研究者として不安を抱えている方、お気軽にメッセージくださいませ。



研妻会からお知らせ


夫婦関係をAIがサポートしてくれる大人カップル向けアプリが登場しました!
Ringi(リンギ)アプリで夫婦関係をアップグレードしてみませんか?>>



2018/07/23

[ドイツ語]文法用語を3言語で学ぶ!日独英まとめ(時制と品詞)

まだドイツ語コースに通っていた引っ越して間もない頃、授業で出てくる文法用語を日本語、ドイツ語、英語で一覧にしていたので、そのノートを公開します。



(補足)

文法用語は教わったまま基本的にドイツ語または英語ですが、日本語は私なりのざっくりとした解釈を含んで記載しています。




以下【個人的なドイツ語学習ノート】です。


時制 Tempus / tense



1. Präsens / present tense
基本的には現在に用いる(未来や過去も表すことがある)
z.B. Ich verstehe


2. Perfekt / perfect tense
会話でよく使われる現在完了
z.B. Ich habe verstanden


3. Imperfekt / imperfect tense
ライティングでよく用いられる過去
z.B. Ich verstand


4. Plusquamperfekt / pluperfect
ライティングでよく用いられる過去完了(Pre-Past, I had had)
z.B. Ich hatte verstanden


5. Futur 1 (erste) / future tense
未来
z.B. Ich werde schwimmen


6. Futur 2 (zweite) / future perfect tense
未来完了
z.B. Ich werde geschwommen sein





品詞 Wortarten / part of speech


1. Verb / verb
動詞
ざっくりと最初の文字が小文字だったら動詞、大文字だったら名詞という判断ができます


2. Nomen / noun
名詞
大文字で書き始めます
名詞が3つくらい繋がって1つの単語になると長すぎてよくわからなくなります


3. Adjektiv / adjective
形容詞
後に続く名詞や冠詞によって語尾が変化するのが悩みどころです


4. Artikel / article
der, die, das, einなどの冠詞
文型などによってこれらも良く変化します


5. Pronomen / pronoun
ich, alles, diesなどの代名詞
これらの変化にも注意が必要です


6. Adverb / adverb
副詞
語尾は-lichが多いです
形容詞としても使える単語とそうでない単語があります
gernなども


7. Präposition / preposition
in, aufなどの前置詞


8. Partikel / particle
ja, nurなど


9. Konjunktion / conjunction
und, weilなどの接続詞
このドイツ語の文法名の発音がいかにもドイツ語っぽい「コンユンクツィオ~ン」
(授業で良く耳にします)


10. Interjektion / interjection
感嘆詞
私のお気に入りは「ゴトゴトゴト」「オイヨイヨイ」です


【防犯対策もOK】私のマザーズバッグ代わり

ドイツの田舎町に来てからというもの、すっかりおしゃれとは程遠い生活をしています。


化粧をして外出する女性が少ない地域に住んでいることもあり、化粧、服装、持ち物はシンプルになるばかりで、女子力急落中!


こんな人にバッグについて語られたくないとは思いますが、子どもが産まれてからマザーズバッグだけは、育児の合間によく調べてあれこれ考えています。


といっても、

いわゆるマザーズバッグ用に作られたバッグは一度も使ったことがありません。


そういったスペシャルな商品が手に入りにくい地域に住んでいることも理由のひとつですが、一通り調べてみて今あるバッグを使っているうちにこれで十分なことに気がつきました。


ここからは、実際にマザーズバッグの代わりに使ってきたバッグについて書きます。



★産まれてすぐの、荷物がやたらと多くなる時期は、

貴重品だけ入った小さなショルダーバッグに、それ以外のものすべてが入る大きなトートバッグ(チャックがないのでエコバッグにも見える)を使用していました。

巨大トートバッグの中身はポーチや巾着で小分けにすると、中身が取り出しやすかったです。




★そして数ヶ月経って育児に慣れ始め、子供も動きだす頃

貴重品ショルダーバッグにリュックの2個持ち




★さらに子どもが歩ける&走れるようになった頃は、ショルダーバッグが邪魔になることがあったので

リュック1つに荷物を全てまとめました。

この時、貴重品だけそのまま持ち運べるミニバッグ(バッグインバッグのような)に入れてリュックに入れておくと、ちょっとした外出の時にそれだけ持ち出せて便利でした。


ショルダーバッグをやめてリュック1つにして両手をあけて初外出したときは、その歩きやすさ&走りやすさに感動したものです。


ただリュックだけを持ち歩くようになると、あれもこれもと余計な荷物が増えてしまい、結局使わないものが出てくるようになったので、ちょっとした外出(子供の送り迎えなど)であれば貴重品バッグだけ持ち歩く場面も増えてきました。


夏の日差しが強かったり、虫が多い今の時期は、日焼け止めと虫よけスプレーだけ小さなポーチに入れてベビーカーにひっかけていたこともあります。



以上のようなかたちで子どもの成長に合わせてバッグの持ち方も変化してきましたが



最終的には

貴重品バッグとエコバッグ

に落ち着きました。


ここにたまに子供のリュックが加わります。

そして子供のリュックも荷物がそんなに入っていないので、エコバッグ代わりに使うことがあります。



田舎町なので都会より治安は良いのかもしれませんが、一応海外ということを忘れないように生活しているので、防犯も考慮し、値がはるように見える大きめのバッグは持ち歩かないようにしています。



もともとブランド品に興味がない&荷物が少ない無頓着タイプということもあり、最近はシンプルな貴重品バッグにエコバッグというスタイルが多いです。


このスタイルだと、かなり町の様子に溶け込めます。


住んでいる田舎町の外に出るような、ちょっと遠出するときにはエコバッグをそのまま大人のリュックに入れてしまう事もあります。



たまには可愛らしい形や模様、パステルカラーなど、女性らしいデザインのバッグを持ちたくなるのですが、この町では浮きそうなので自分の中でアウトにしています。



移民大国ドイツなのに意識しすぎかもしれませんが、都会よりもまだ生粋のドイツ人が多く住む田舎町に住んでいるため、外出の際はアジア人というだけで目を引くこともあり、防犯対策も兼ねてバッグくらいは目立たないものをと、なんとなく心掛けています。


2018/07/22

[日独比較]なぜお風呂に入らない?新生児の沐浴もこんなに違う!

今回は「新生児のはじめての沐浴」「お風呂に入る頻度」について書きたいと思います。


関連ブログ:ドイツと日本、子育て常識の違い(0歳児)



日本では産後の入院中に沐浴指導があると聞きましたが、ドイツでは入院中に指導を受けることなんてありませんでした。


その代わり、退院後に自宅を訪れてくれる助産師さんが沐浴について教えてくれます。


ところが、同じくらいのタイミングで出産したドイツ人ママは、退院後1週間以上が過ぎても沐浴方法を教えてもらえていないと言うのです。

もちろん、担当助産師さんがほぼ毎日訪問してくれているのに。

そして日本では身体は常に清潔になんて指導されるはずなのに。。



住んでいる地域にもよるかもしれませんが、ドイツでは生まれてすぐに赤ちゃんをお風呂に入れることは好まれません。


生まれたときから身体に付着している油が肌を強くし守ってくれるといわれており、産後2週間近くそのままにしておく人もいるそうです。


私の知るドイツ人ママを担当した助産師さんがまさにこの考えの方だったらしく、産後2週間経ってようやく初めての沐浴ができたと聞きました。


これには正直かなり驚きましたが、大人でもお風呂は1週間に1度しか入らない人もいる国なので、その根源を垣間見た気がします。


ちなみにお風呂の回数が少ないのは、気候の違いもありますが、一番の理由は水にあるそうです。


ドイツを含むヨーロッパでは多くの家庭の水道水がカルキを含む硬水のため、毎日のようにこの水で顔や体を洗うことは、特に子供の柔らかい肌や髪の毛によくないらしいです。肌荒れや抜け毛の原因になるのだとか。


これを聞けば、沐浴やお風呂になかなか入らない理由がちょっぴり納得できます。


この情報を知る前まで、我が家では子供を毎日お風呂に入れていたのですが、たしかにその時期は肌が荒れていたように思います。


そしてなんといっても、水道代がすごいことになりました・・・


こんな経験から、私の知るドイツの人々は以下の3つの理由でお風呂に毎日入らないのだと学びました。

1、気候
2、水質
3、水道代


2018/07/21

日本人のドイツ人代表といえば?芸能人ヒロミさん

よく「日本人とドイツ人は似ている」なんて言いますよね。


国民は几帳面で真面目な性格だったり、


国が敗戦の歴史を持ち、自動車産業が盛んなところだったり、、


それでも実際にドイツに数年住んでみて色んなドイツ人に会うと、「やっぱり日本人とは違う」と思うことも多い反面、


ドイツ人の気質そっくりな日本人を発見!


それは芸能人のヒロミさんです。



このブログの中でもこれまでに、度々ドイツ人の気質について触れていますが、

▼関連ブログ4つ

1、なぜドイツ人はおしゃれより機能性を選ぶのか?5つの理由


2、アウトドア大好き!ドイツ人の妊婦さん


3、ドイツ国内をお引越し(2回目)


4、とある海外研究者の妻の話(結婚して良かった点)




日本のテレビで活躍するヒロミさんを観ていて、ドイツ人と似ている点に気づきました。




ドイツ人と芸能人ヒロミさんの共通点


・アウトドアなど外で体を動かすことが好き

・工具セットを持っていて大工仕事が好き

家族を大切にする

家事、育児にも協力的(な印象)

仕事に真面目に取り組む

・どこか野性的




まさに、私の周りにいるドイツ人にそっくり!



たまたまかもしれませんが、この特徴は私が出会ったドイツ人の男女問わずにいえることです。


まだ日本人女性で当てはまる人は思いつかず、今回は芸能人ヒロミさんがふと脳裏に浮かび上がってきました。



ということで、これまでは全然意識していませんでしたが、これからは私の中で「日本人のドイツ人代表」になりました。




普段の生活の中で周りのドイツ人をみていると、本当にサバイバル能力が高いなと驚かされます。


中には日本のマナーにあわないような事もあるので、その都度判断するのも大事にはなってきますが、

日本ほど便利な日用品が揃っていなくても、多くのドイツ人がそれほど不満なく生活していけるのは「今あるモノを上手に代用する力」が自然と身についているからなのかもしれません。



あくまでも個人的に、ドイツ人や芸能人ヒロミさんから「生きる力」「生活する力」「その生活を楽しむ力」に繋がる「生活力」を学んでいるような気がします。


2018/07/20

このブログについて>>

このブログは、海外で研究者(ポスドク)として働く夫に帯同している妻の、慣れない海外生活の気晴らしとしてスタートしました。


言葉や文化の壁がある中、日々手探り状態での生活ですが、


数々の小さな経験から学んだことを発信することで、ほんの少しでも誰かの役に立てたら嬉しいなという気持ちで書いています。



そしてここ数年の間、海外で研究者として頑張っている夫は、「日本に帰っても研究を続けられるのか、それとも新しい道を模索するのか」という人生の節目における問題を抱えています。



そんな切ない研究者事情も交えながら、日々の小さな幸せに目を向けて、日本人家族が奮闘する様子が伝わったら幸いです。



ー 果たして本帰国できるのか?

ー 子どもの教育環境はどうなる?

ー 夫や子どもについていく妻は?



こんな疑問が残るわが家の「博士と子ども」との生活について、これからもこのブログで触れていけたらと考えていますので、たまに覗いていただけると励みになります。



更新:2018年、のほほん妻


アウトドア大好き!ドイツ人の妊婦さん

春の日差しの暖かい日に、夫の同僚たちと山の間を流れる大きな川へカヌーをしに行く機会がありました。


そして一緒に乗り込むメンバーの中に、ドイツ人の妊婦さんもいました。


大人数だったので、レンタルしたカヌーは大型3隻。


学生時代に国内でもカヌーをしたことはありましたが、ドイツでのカヌーはそれをはるかに越えるものでした。


てっきり小1時間くらい川を下っておわりだろうと思っていたのですが、実際は丸1日カヌーの上にいました。


唯一陸へ降りたのは、ランチ&トイレ休憩のとき。


近くにスタッフなんていないので、カヌー用大型ボートを岸につけて止めるのも全部自分たちでやるというのは初めての体験でした。


カヌーの上ではおやつを食べたり、飲み物を飲んだりもしていましたが、ランチではみんなでレストランに入り、ピザやパスタなどドイツ人の大好きなイタリアンを食べました。

食べ終わるとさっき泊めた場所に戻り、また自分たちで乗り込んで漕ぎ出します。


時折、川の上からさらに山の上を見上げると古城が見えるので、ヨーロッパの映画の世界に迷い込んだようでした。


ですが午前中から午後までぶっ通して遊ぶなんて、想像していませんでした。

というか聞いていませんでした!


ドイツ人にスポーツに誘われたら、それなりの覚悟が必要だという事を学びました。


日差しも強かったので日焼けも気になったり。。


それでもドイツ人の妊婦さんは元気いっぱい


もうお腹がぽっこり出ていて、私だったら怖くて船にも乗れないんじゃないかと思いますが、この妊婦さんはとてもアクティブ。一生懸命にカヌーを漕いでいました。


しかもこのカヌーの参加者全員をとりまとめてくれていたのは、このドイツ人妊婦さんだったのです。


ながーーーい川下りをおえ、バスで出発地点まで戻りましたが、かなりの距離がありました。こんなに漕いだのかと。。。


最後にこのドイツ人の妊婦さんにお礼を伝えた際、パワフルな理由がちょっとだけわかりました。


毎年カヌーには7、8回乗っているらしく、彼女にとってはとっても慣れ親しんだスポーツだったのです。


ドイツ人は運動が好きで、普段からスポーツ&登山ウェアを好み、散歩もしだすとなかなか終わらないなんて言いますが、妊婦パワーにも圧倒されました。


ドイツで出産予定日超過、そして出産

ドイツで出産予定日が過ぎてしまった時の話です。


この時、陣痛の波はCTGで確認できるのですが、なかなかお産が始まりませんでした。


予定日当日の健診以降は2日間隔で通院することに。

2日おきの妊婦健診で、羊水や栄養供給に問題ないことが確認できると、またあさって会いましょうという日々が続きました。


~ そして出産予定日から1週間が経過 


かかりつけの婦人科で診てもらうと、

「もう明日は直接産院に行ってください」

とTransfer(紹介状)の用紙を渡されて帰宅しました。



自然にはお産が始まらないのかと思いながら眠りについた翌朝4時すぎ、何やら異変を感じました。

なんと「おしるし」が来たのです!

腹痛も前より少し強くなった気がしていました。この日はもう産院に行くことがきまっていたので、夫にも身支度を促しつつ家で過ごしていました。



8時半、いよいよ予約していた産院で受付をすませると、CTGチェック後、分娩室があるフロアに移動となりました。


このフロアの待合室で待っている間、中から絶叫する声が何度か聞こえてきたのでかなり怖かったです。


医師のチェックも受け、まだ部屋の準備ができていないから30分くらい外を散歩してくるように言われました。ちょうどお昼頃だったので近くで軽く食べ物を買って夫と2人で散歩へでかけました。



9時すぎに産院に戻ると、私たちの状況をよくしらない若い助産師さんに一度帰されそうになりながらも、無事に用意されていた部屋に到着。

服を着替えるように言われ、普通分娩用と手術用と2種類ありましたが普通分娩用を着ました。

一応無痛分娩を希望していたので、この時にもう一方を選んでおけば実現できたのかもしれませんが、子宮口が開き始めていてあまり考えてる余裕もなかったので自然な流れに任せていたら無痛分娩ではなくなりました。



16時頃、陣痛に耐え子宮口が5cmくらい(だったような)開いていると言われようやく分娩室へ移動。陣痛の波の間に移動しましたが結構大変だったような。

痛みを和らげる注射をしてもらいました。



19時すぎても相変わらずゆっくりなお産でなかなか進まず私の体力もなくなってきた頃、助産師さんにより破水、医師に陣痛促進剤を打ってもらい21時前に産まれてきてくれました。



頭がなかなかでなかったので会陰切開は2カ所、ブチブチって音が聞こえましたが痛みはあまり感じませんでした。

もう産むのに必死でそれどころではなかったです。私の場合は絶叫ではなく唸ってばかりの陣痛でした。



21時すぎ、無事に出産はしましたが、なんと胎盤が出ず手術室へ。

手術室で隣にくっつけられたベッドに移動するように言われたのですが、もう体力は限界。医師や看護師に抱っこされて移動しました。


「酸素ですよー」


と言われマスクをつけられた後から私の記憶はありません。


「おめでとうございます」


と担当してくれた助産師さんに軽く肩を叩かれ起こされたのが次の記憶です。


この間、夫は生まれたばかりの赤ちゃんの様子を動画撮影してくれていました。


手術はほんの数分で完了しており、てっきりお腹を切ったのだと思っていたのですが、お股から手術したそうで、傷口は会陰切開の2カ所と産道1カ所の合計3カ所。溶ける糸で縫合されておわりました。



これは初めての出産で、ドイツ語よりは理解に困らない英語で対応してもらったとはいえ、やはり母国語ではないので心のどこかには常に不安があったようです。しばらく身体は震えていました。


そして産後の入院生活が始まりました。


この他の「妊娠出産」についてのブログはこちら☆

2018/07/19

ドイツ国内をお引越し(2回目)

今回は2回目のドイツ国内の引っ越しについて書きたいと思います。

▼1回目の引っ越しについてはこちら
ドイツ国内をお引越し(1回目)


最初の引っ越しは「家具付き物件」から「家具付き物件」への引っ越しでしたが、

2回目は初めての「家具なし物件」への引っ越しとなりました。


しかも小さい子どもを連れての引っ越しはこれが初めてでした。


1回目もそれなりに大変でしたが、2回目も想像以上に大変でした。


というのも、住んでいた建物の老朽化が原因で不動産都合の引っ越しとなったため、全てが慌ただしく進んでいったのです。

この場合、自分たちの都合による引っ越しではないため、引っ越し先はもちろん不動産屋が探してくれて、敷金や礼金もなく、引っ越し業者や粗大ごみ収集業者への依頼や費用は不動産屋がもつかたちになりました。


そして部屋探しが難航するエリアのため、家具付きの物件なんてそう簡単にはあいていません。


という流れで他に選択肢がなく、家具なしの新物件へ引っ越すことになったのです。


本来であれば元々住んでいた老朽化の進んだボロボロの部屋で本帰国まで過ごし、帰国の際に一気にゴミ(粗大ごみ含む)を処分して壁紙も塗って退去する予定でしたが、家具なし物件へ移ることにより、後々部屋を引き継ぐことも考慮して新たに家具家電を買い揃える必要がでてきました。


こんなことなら最初から家電を揃えておいてもよかったなと思いつつ、業者に頼れる状況というのは助かりましたが、


海外生活子育ても、

なかなか予定通りにはいかないものです。


そして一連の流れに伴う難しい手続きや、やりとりに於いて、言葉の壁もあるため周りの方々にだいぶ助けていただきました。夫婦ふたりだけの力ではとても乗り越えられませんでした。

協力者がいてくれたことが不幸中の幸いでした。本当に感謝しています。



事前準備

引っ越し当日に備え、事前にホームセンターで引っ越し用の大きな段ボールを購入。

業者に頼んでも、ドイツでは段ボールはもらえないことを初めて知りました。

新しく購入する家電(洗濯機や食洗器など)や窓の大きさ(カーテンレールもないため)も寸法を測っておく必要がありました。


不動産屋での入居手続き(給料明細やIDを提示して契約書にサインするなど)が完了すると、いよいよ引っ越し準備も大詰めです。



引っ越し当日

家主(ハウスマイスター)立ち合いのもと、以前使っていた家具や家電は、もうかなり古いものばかり(前入居者から引き継いでそのまま)だったので、この機会に業者に頼んで一気に処分しました。

そして日用品を箱詰めした大きな段ボール数箱や、その他大きな荷物を業者にトラックで運んでもらいました。



引っ越し後

何もない部屋(あるのはドアと壁と便座とバスタブくらい)に引っ越すことになったため、生活必需品一式を揃えるのに苦労しました。


キッチンを購入して自分で組み立てるなんて未知の世界でしたが、生粋のドイツ人は自前の工具セットを駆使してサクサク作っていくそうで、知人のドイツ人の影響でついに夫も工具セットデビューしました。


そして引っ越し後は早速、日曜大工スタートです。


新しい部屋で組み立てが必要なものはキッチン、シンクの他にベッドや机、棚など多岐にわたります。


一番時間がかかったものは、家にインターネットWi-Fi回線をひくことでした。

不動産屋が指定するマイナーな通信会社(評判わるい)で契約する必要があったため、だいぶ手こずりました。

ネットの開通(よく地下などに設置されている)はされているものの、知人のドイツ人に電話で催促してもらっても部屋の中で使用するルーターや付属部品がなかなか届かないのです。

ただ待っているだけなのにネット使用料金が発生したのでさすがにクレームを入れると、その後すぐに送られてきて無事に使えるようになりました。

実際には送られてきた中身にも不備があり、別途買い足したものもありますが。

(クレームは電話よりもメールの方が効果があるようです)


WiFiが来るまでの間はスマホ(テザリングすることも)でしのいでいました。


以前スマホに関するこんなブログも書きました。

[EU]毎月10ユーロ以下でスマホを使う方法


さらに色々買い揃えるためにも、一時的にAmazonプライム会員になったのです。

ドイツでAmazonプライム会員になった結果


ドイツで助産師さん(ヘバメ)を探すコツ

ドイツで産前産後を過ごし、ドイツの健康保険(主に公的保険の場合について書いています)に加入している場合、自分を担当してくれる助産師さん(ヘバメ)を見つけておくと心強いと思います。

一度日本で出産経験がある方だったり、ドイツでの出産が2回目以降となる方はあえて助産師さんに頼らない方もいるようですが、個人的には

いないよりはいてくれると安心する存在

になっているため、1人目のときも2人目のときもお願いしています。


というのも、我が家の場合は夫も日本人で現地に詳しいわけではありませんし、ましてや妊娠出産といった女性限定のイベントとなるとますます情報不足になります。

他に現地で頼れる身内はいないので、その地域の情報を知るためには、その地域で長年活躍する助産師さんにどうしても頼る必要がありました。



そんな頼れる助産師さんですが、担当になってくれる人を探すのに苦労した方は多いのではないでしょうか。私も最初は見つけるのに時間がかかりました。

しかも妊娠5ヶ月までに見つけておかないと、ほとんどの助産師さんは予約で埋まってしまうそうで、仮に妊娠4ヶ月くらいまで酷いつわりなどがあった場合、ますます困難な状況に・・・


そんな中でも一番見つけやすいのは、やはり地域に根付いた口コミです。


その土地(近所)で乳幼児のいる知人がいる場合、ぜひ良い人を紹介してもらうことをお勧めします。



私の場合は慣れない土地での助産師さん探しだったので、知人を頼ることはできませんでした。

なので妊婦健診で通っていた婦人科で聞いたり、インターネットで検索して助産師リストを覗いたりしていました。


そしてかかりつけの婦人科から、近所に助産師オフィスがあると聞いて直接窓口に行ったところ、英語で対応してくれる助産師さんの連絡先を2名分もらうことができました。
(最初に訪れた時は営業時間外だったので、正確には2度目の訪問でのことでした)


インターネットには対応言語が書かれていなかったので、これは助かりました。


早速もらった携帯番号やメールアドレスに連絡を入れてみるものの、良い返事をくれたのは1人だけ。

この時点で助産師さんは選べなくなりました。

「もうこの人しかいない」

という状況の中、良い返事をくれた助産師さんに実際に家に来てもらうと、人柄も良くて先輩ママさんということもあり、即決となりました。


実はこの担当助産師さん、このときは育児休暇中だったのです。

普段は大学病院の産科に勤務していて忙しいけど、たまたま復職までの休暇の間、期間限定で個人で仕事を引き受けていた方でした。


こういった場合、助産師側も担当する相手(妊婦さん)をある程度選んで仕事をするため、インターネットで閲覧できる助産師リストをみると、現在対応不可という表示になっていることが多いです。


なので何かしらとっかかりを見つけて(私の場合は助産師オフィス窓口へ行ったこと)、言語などの要望を伝え、表に出ていない情報(育児休暇中で要相談など)をもらえると見つけやすいのかもしれません。


この場合、助産師リスト上では対応不可となっていても、連絡してみる価値はあるといえます。



★実際にお世話になった内容は?

1人目のときは、

初めてのことばかりなので助産師さん主催の両親学級に定期的に参加しました。

数種類の抱っこひもを持ってきてくれて、どのスタイルが自分に合いそうか試着させてくれたり、妊娠中の過ごし方や詳しい出産方法について等、毎回テーマに沿って実施されました。


2人目のときは、

一通り経験済みのためまずは自宅に来てもらい、体調や妊娠経過について相談し、緊急時の連絡先などを確認しました。


そして産後は、

家に通ってもらい、母乳指導や赤ちゃんの体重測定、母体の回復具合をチェックしてもらいます。


この時、わりと大きな自動搾乳機が必要と判断されれば無料でレンタルできます。

搾乳機を無料レンタルするには、小児科から診断書または処方箋(レツェプト)をもらう必要があるそうで、担当助産師さんは私の代わりに小児科と薬局(アポテケ)へ行き、必要なモノを全て揃えて持ってきてくれました。

正直、そんなに動いてくれるなんて思っていなかったので驚きました。


中には産後の母親の食事の準備までやってくれる助産師さんもいるようですが(これも仕事内容に含まれる)、日本から一時的に家族も来てくれていましたし、夫も休暇をとってくれていたので、そこまで依頼することはありませんでした。



他には、2人目妊娠中の時の助産師訪問で質問した内容を、以前のブログにまとめています。

助産師さんへの質問リスト(妊娠中)


2018/07/18

ドイツで2歳までの予防接種が簡単な理由

ドイツで乳幼児の育児はしやすいと思います。

その理由のひとつとして、今回は予防接種と健診について触れたいと思います。


産後すぐに最初の小児科健診さえ予約してしまえば、あとはその健診がおわった後に、小児科の受付スタッフ(看護師たち)が次の予防接種にあわせて健診と注射の予約を入れてくれます。

この最初の小児科健診の予約がなかなか大変だったのですが、それは前のブログで触れています。

ドイツで出産後、3日間の入院中に必須だったことは?
(最初の健診予約で苦労した話)



そして2歳までと記載したのは、乳幼児の時期の予防接種が2歳になる頃にほぼ全て接種完了となるからです。
(私の住んでいるエリアで推奨されている接種スケジュールに沿った場合)



診察後の小児科窓口では、たとえば「今日はロタの予防接種をしたので、次は4週間あけてこの日に別の予防接種をしましょう」といった流れでどんどん予約してくれます。

住んでいるエリアにもよるかもしれませんが、私の場合は小児科が入れてくれるスケジュールにあわせるだけで、自分で予定を組むことなく済みました。

次の健診まで日があく場合は、後日健診の予約だけ入れると、健診当日に未接種のワクチンがないか確認してくれるので、ついでに予防接種も完了できました。

乳幼児健診も予防接種も、公的保険ですべて無料(その分、収入から引かれる税金の割合は高いですが)だからという背景もあるのかもしれませんが、このシステムはかなり助かりました。

日本の育児情報誌を見た時に、スケジュールを親が考えないといけないようなことが書かれており、ドイツとだいぶ違うなと思ったものです。



ドイツで自然派育児ママさんの場合

ただ中には(いわゆるドイツの自然派育児を大事にする人たち)子供に受けさせたくない予防接種がある保護者もいるため、その場合は保護者自らスケジュールを組んで小児科に頼むそうです。

私の担当助産師さんがこの自然派育児のママさんで、特定の予防接種を避ける他に、たとえば

「ロタの予防接種は生後6週間後から接種可能だけれども、小児科から言われる通りのタイミングで接種してしまうと副反応が強くて子供が可哀そうだからもっと遅らせる」

といったように小児科のスケジュールに従わない選択肢ももちろんあります。



入園の際に必要な予防接種記録について

ドイツで保育幼稚園(KITA)に入園する際に予防接種の記録を提出するよう言われるので、早くに入園させたい場合には小児科のスケジュールに沿っておくといいのかもしれません。

ちなみに我が家の場合は入園の際に提出は義務ではなかったものの、

2歳前後でほぼほぼ予防接種が完了する頃に、かかりつけの小児科医を受診して国際予防接種記録手帳(イエローカード)とは別に、医師から専用の用紙に受診済みの予防接種をチェック&サインしてもらい、後日それを保育幼稚園(KITA)に提出するよう言われました。



ドイツで接種できないBCGはどうする?

一時帰国をうまく利用して済ませました。

ドイツでBCGって接種できないですよね。

一時帰国中の滞在先近くの小児科に予約をとり、日本の母子手帳は持っていないため国際予防接種記録手帳(ドイツで配布された黄色い手帳)の記入欄を指定して記録してもらいました。

ちょうど手帳の20ページ目にOther vaccinationsという項目があったので、通常のドイツの予防接種記録とは別のこのページを利用しました(BCGの番号付きシールを貼ってもらいました)。

ドイツで出産後、3日間の入院中に必須だったことは?

子供が生まれてすぐの頃、3日しか滞在しない産院でまずやらなければならないことは、小児科の健診予約をとることでした。


産院に3日しか滞在しない理由については以前のブログで触れています。

ドイツで産後3日は入院した方がいい理由


出産翌日か2日目には産院の入院している部屋を出てすぐの廊下に置かれている椅子に座り、カレンダーを片手に小児科へ電話して母親自らアポイントメントをとらなければならないのです。


産後入院中の問診の中で必ず


「小児科の健診予約はとりましたか?」


と毎回聞かれるからです。


小児科が混んでいて予約しずらいのと、健診の未受診を防ぐためなのでしょうが、これはかなり徹底されていました。


慣れない新生児のお世話でヘトヘトだし、お尻は痛いし、小児科の電話番号なんて知らないし、言葉の壁もあるし、、という状況で必死に小児科を検索して電話をかけた記憶があります。


退院後に産後のお世話をお願いしている担当助産師さんに家に来てもらった際に予約した小児科の話をしたら、


「そこよりもっと近所にいい小児科があるわよ」と一言。


結局産院から必死に予約した小児科の予約はキャンセルし、家から歩いて行ける距離の小児科の予約をとってもらいました。


今後健診だけでなく予防接種や風邪などでの通院も考えると、家からすぐ近くの小児科が見つかって本当に良かったです。


生むまでこんな近くに小児科があるなんて知りませんでした。


妊娠中に調べておけばよかったのでしょうが、出産までの間は出産のことで頭がいっぱいで出産がゴールになってしまい、小児科や健診のことは二の次でリサーチ不足を反省しましたが、頼りになる担当助産師さん(ヘバメ)のサポートおかげで乗り切ることができました。


その後の乳幼児健診や予防接種の流れについては次のブログに書きました。

ドイツで2歳までの予防接種が簡単な理由

2018/07/17

ドイツでAmazonプライム会員になった結果

ついにAmazonプライム会員デビューしました。

無料お試し期間が終了する頃、夫が「もうしばらく続けていい?」と言い出しました。

たしかにプライム会員になると、配達日数が大幅に短くなってストレスフリーに!

その他には映画やドラマが観賞できたり、会員限定セールもあったりと、まんまとのせられている感満載でポチっと会員になりました。


ドイツの小さな田舎町で暮らし始めてからというもの、ネットで注文した商品が翌日に届くなんて奇跡は夢の国(日本)だけの話だと思っていたのですが、

Amazonプライム会員になって小さな商品を購入したところ、翌日に届くというミラクルが実現!

嬉しいものです。



日本では入会しておらず、ドイツのAmazonで会員になったので、配信される映画(動画)がドイツ語ばかりなのは残念ですが、

配達日数の大幅短縮会員向けセールには満足です。


ちなみに商品の価格はほぼ毎日変動(高くなったり安くなったり)しているようで、ちょっと大きな買い物をする場合、夫は価格変動チェッカーなるものを確認してから購入しているようです。



ドイツの配達業者の中にはひどい会社もあって、家で待っていても勝手に不在扱いをされ、ちょっと離れたショッピングモールの集積所まで受け取りに行かされたり、、、

近所に配達されたらしいけど、数軒離れていてそのお宅を探すのに苦労したり、、

これが大きい荷物になればなるほど本当に大変なのです。



なのでネット通販を躊躇していた時期もありましたが、配達業者を予めチェックした上でアマゾンプライム会員として買い物をすれば、だいぶ快適にオンラインショッピングできそうなことがわかりました。

もっと早く気付くべきだったのかも。。

ドイツで救急車112を呼んだけど乗らなかった時の費用

救急車を呼ぶなんて滅多にないことだと思いますし、日本で生活していた頃は一度も呼んだことはありませんでしたが、以前、ドイツの田舎町で救急車を呼ぶ事態が発生しました。

正確には焦った友人がドイツの救急車番号112に電話をかけて呼んでくれたのですが。

当時はまだ公的健康保険に加入する前で、プライベート健康保険に入っていたため、後日請求書が自宅に送られてきました。

そこで、費用を知りました。

公的健康保険なら全て保険でカバーされて無料だったのかもしれませんが・・・

救急隊員が到着後、脈や体温、血圧などを調べて詳しい状況をヒアリングした結果、救急搬送は免れて後日病院に行きました。


この時の請求額は140ユーロ前後でした。


金額はきっと状況やエリアによっても異なるでしょうし、公的保険ならもっと安いのかもしれませんが、プライベート保険でまずは全額自腹という場合でも、この金額なら身の危険が迫っている場合、躊躇なく呼べるのではないかと思いました。

2018/07/16

ポスドク海外研究者の妻の話(出会い~結婚)

海外で研究者(ポスドク)として
働く夫と出会ったのは、お互い大学生の頃

▼出会った瞬間はこちら
【研妻精神13】研究者夫と出会った日、出会った瞬間

デートは図書館や公園といった
お金のかからないところばかり

街をブラブラ歩いて
百貨店や電気屋をまわったり
学生向けのレストランで食事をしたり
学園祭に顔を出したり
映画館や書店に立ち寄ったり

節約デートを重ねて
そのうちプチ旅行を兼ねて夫の実家に
遊びに行くようになり
夫の家族との親睦も深まっていく

当時は夫が博士課程に進むなんて
一切聞いていなかったので
卒業後は就職するだろうと思い込む私

お互い就職したら結婚もいいな
なんてのほほんと考えていた

なので彼が就活ではなく
進学したいと言い出した時は
寝耳に水状態

結婚のタイミングが少し延びるな
と思いつつ
研究を続けたい彼に反対するような
理由はなかったので応援することに

彼女の私は一足先に社会人となり
彼は大学に残るかたちに

私は就職して収入があるので
デートの幅を広げるために
自分が稼いだお金を使うことに対して
抵抗はなかったけれど
それを嫌がる彼

なので彼に合わせた金銭感覚で
自然と過ごすようになり
デート代はお互い平等に折半

当時は仕事先で新人として
奢ってもらう場面が多かったので
社会人とのちょっとした差は感じつつも
大きな不満はなし

そして博士課程に進んだ彼
いよいよ結婚が視界に入ってくる
博士号取得を間近に控えたタイミングで入籍





★こぼれ話、その1


初めて二人だけで外食した時、研究内容を私にわかりやすく伝えようと思った夫。


食事中の会話の途中でふとボールペンを取り出すと、テーブルに置かれていた紙ナプキンに何やら図を描き出し説明を始めました。


このときに受けた衝撃は今となっては良い思い出です。


わりと無口だった夫がたくさん話してくれるのが嬉しくて、最初のデートではひたすら聞き役に徹していたように思います。


今でも夫は何か書きたい&メモしたいことが出てくると、身近にある紙なら何でも使ってしまいます。


たとえそれがレシートでも、子供のお絵かき帳でも、トイレットペーパーでも。




★こぼれ話、その2


私が学生の頃から結婚願望があった理由について触れたいと思います。


もちろん夫という人物に出会ったのが一番の理由ではありますが、それ以前に私の脳裏に深く根付くある女性との出会いがありました。


当時、私の中で「完璧な女性」と出会ったのです。


仕事をバリバリこなし、容姿端麗でとても優しく&気さくに年下の私にも接してくれて、まさに憧れでした。


そんな女性がある日、ふとした会話の中で


結婚は「この人だ!」と思ったら勢いでした方がいい


と断言したのです。


どうやら歳を重ねると色んなしがらみが出てきて、結婚に踏み切れなくなるということでした。


当時の憧れの完璧な女性のこの言葉は、まだ若かった私に強く響きました。


そして、この女性がそういうのなら従おうと思ったのが、早々に結婚に踏み切った理由のひとつでした。




(おまけ)

先の見えないポスドク研究者との結婚に不安がある人もいると思うので、「結婚して良かった点」についても書いています。


ポスドク研究者の妻の話(結婚して良かった点)


2018/07/15

ドイツ田舎町の難民、移民増加と治安の変化(~2018)

2018年までの難民・移民の増加に伴うドイツの田舎町の治安や町の様子の変化についてです。



ここ数年滞在しているドイツの田舎町はかつて、「この町は夜中に女性が一人で歩いても大丈夫」と地元のドイツ人が言うくらい安全な町だったそうです。



ところが、2015年後半から町の様子に変化が訪れました。



明らかに難民(移民)と思われる人々を見かける機会が増え、さすがに夜中の外出は危なくなりました。



知人の女性が夜中に路上で声をかけられた話も聞き、危ないから気をつけるように言われました。



以前は町の中心地で見かけることのなかった人種の人々をちらほら見かけるようになり、2015年後半以降は難民・移民の多さを実感していた時期でもあります。


これは完全に見た目だけで判断しているので、間違った認識もあると思いますが。



難民と思われる人々も慣れない土地での身の安全のためか、たいてい複数人の集団で行動しているので目につきます。



そして大勢の難民を受け入れた2015年当時は、まだ彼らは英語もドイツ語もわからない状態でした。



たまに平日の午前中、語学学校の帰りと思われるグループに遭遇していたのですが、スーパーマーケットで見かけた人々は店員さんが言葉が通じず身振り手振りでやりとりしていました。



混乱が続く2016年が過ぎ、2017年に入ると、ちらほら遭遇していた浮浪者のような行動をとる人種の人々が町から徐々に姿を消し、2017年後半にはだいぶ地元の人と難民の人との棲み分けが進み、目立った行動をとる人々の集団は目につかなくなりました。



そして2018年にはすっかり落ち着きを取り戻してきたように感じています。



ただ、夏の時期は日照時間が長いので大丈夫ですが、冬の太陽がでなくなる時期には、子供の防犯も兼ねて外出はなるべく明るいうちにすませようと思っています。




ドイツ田舎町の難民、移民増加と治安の変化を私なりにざっくりまとめると、



安全と言われた2014年以前


難民・移民が押し寄せた2015年


混乱が続いた2016年


二極化が進む2017年


落ち着きを取り戻した2018年



といえます。





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ドイツの保育幼稚園(保護者や先生との絡み)

子供が現地の保育園・幼稚園(Kita)に通うようになって数ヶ月経った頃に書き留めていた内容を更新します。



送り迎えはかなり気を抜いた状態で行っていたのですが、毎日顔を合わせる先生や保護者とのやりとりが意外に大事なことがわかってきました。



今さらですが、送り迎えも気を引き締めるようになりました。



お迎えの時間帯が同じママさんや、その日に子供の相手をしてくれた先生。



どちらも人数は多くありませんが、何気ない会話、気遣い、その端々に見える人物の人柄、生活スタイルなど



こういった情報が今の私には結構大事だなと思うようになりました。



日本とは異なり、先生のコメントがわかるような毎日の連絡帳のようなものもありませんし、お手紙などはもちろんなくて、イベントなどの情報やその他の連絡事項は園の掲示板に手書きか、紙が貼られているだけです。



イベント直前に「明日は遠足に行くよ」と声をかけてくれる場合もありますが。



ドイツ語が乏しい私にとっては、保護者や先生との短い時間のほんのちょっとした会話(英語)が、かなり重要な情報源になることがわかりました。



だって、そもそも壁に手書きで書かれたドイツ語なんて、達筆すぎて全然読解できませんし(アルファベットレベルで)

人に聞いてしまった方が断然はやい!



それからというもの、気の抜けた完全オフモードの私ではなく、色んな情報ウェルカムモードの気を引き締めた私で、園に向かうことにしています。



これまでは仕事中は戦闘モード(これが一番パワーを消耗する)で、それ以外は休日の完全オフモードで過ごしていたように思います。



これを機にオフモードと戦闘モードの中間のウェルカムモード(保護者として)ができて、ちょっとした新しい自分を確立しつつあります。



当初は、ドイツ語できないし先生との会話も主にドイツ語だろうから私はなるべく関わらずトラブルがないようにだけ気をつければいいやと思っていた時期もあったのですが、


いざ子供が通うようになると、周りの大人と会話しないと子供がどんな一日を過ごしたのかがよくわかりません。



なので「ここは重要だな」とか、「ちょっと気になる事があるけど聞かないとわからないな」という場面で、たまたまその場に居合わせたママさんや先生に通訳をお願いすることもあります。



送り迎えと言っても、朝はほとんど夫に任せることが多いので実質お迎えだけですが、夫は園の行事にあまり関心がないので、全然情報を持ってきてくれません。


なのでしばらくは私の役目と思って行動するようになりました。





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ドイツの保育幼稚園(見学会でカルチャーショック)

これは以前、保育幼稚園(KITA)の見学に行った際のことです。


園長による施設内の説明と見学が一通りおわり、園児が集まってランチを食べるレストランへ案内されました。


そこではちょうど2歳半くらいまでの園児がランチを食べ始めるところだったのですが、



なんと、


食事を前にして座っている園児たちが、先生の歌と共にテーブルをドンドンと勢いよく叩き始めたのです。



ドイツでは拍手の際に机を叩くのは知っていたので、拍手かな?と思いましたが、どうやら歌の振り付けのようでした。



日本で「いただきます」のタイミングでテーブルをドンドン叩くなんて、、、


考えられません・・



若干カルチャーショックを受けつつも、郷に入れば郷に従え精神で見守りました。



そして、ショックなことは続きます。



そのお歌がおわったら、既にテーブルに並べられている料理とは別に先生が園児一人一人にパンを配り始めました。


それが、ひとつのパンを先生が素手でちぎって渡していくスタイル。



目分量、手分量・・


衛生面的には問題ないのか・・


またまたカルチャーショックでした。



ランチで出される食事の食材はオーガニック(BIO)で栄養も考えられていると聞いてホッとしていたのは束の間、


そことは別の点がかなり衝撃でした。





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2018/07/14

子連れドイツ観光するなら!巨大なライプツィヒ動物園

季節を問わず年中暖かくて子連れで楽しめるスポット、ライプツィヒ動物園について今回は触れようと思います。



はじめて訪れたのは夏で、あまりの広さと暑さと人の多さに圧倒されましたが、2回目(訪れたのは冬のおわりの時期)はとても楽しめました。


中でも一番面白かったのは、アマゾンエリア!


巨大ドームの中に入口から入っていくと26度と高温で、ロッカーに脱いだジャケットをしまっておけるようになっていました。



入って右側の売店ではスイカやアイスが並んでおり、左側の階段を上った先では小さなお猿さんが自由に動き回るのを見ることができました。



このお猿さん、柵に入っていないんです。


一般客が行き交う階段やカフェスペースで自由に過ごしているところを見ることができます。


そしてなんといっても目玉はボート!船です!



動物園のジャングルドームの中に川が流れており、ディズニーのアトラクションのように楽しむことができます。



船の上で乗客は動物を自分たちで見つける必要がありますが、見つからなくても乗船しているだけで私は楽しかったです。



前からライプツィヒ動物園は大きくて歴史があっておすすめと聞いていたのに、初回はその意味がわからずでしたが、2回目でようやく人々が高く評価する理由がわかりました。



広い公園など子供の遊ぶスペースもたくさんあるので、子連れファミリーには最適なお出かけスポットです。


2018/07/13

なぜドイツ人はおしゃれより機能性を選ぶのか?5つの理由

なぜドイツ人はおしゃれより機能性を選ぶのか、数年ドイツに暮らしてみて実感したことを書きます。


正確に言うと、なぜ田舎に住むドイツ人はおしゃれより機能性を重視するのかになりますが。



1、気候

まずひとつめの大きな要因は、厳しい気候です。


夏は朝晩の気温差が激しく、脱ぎ着しやすい服が好まれます。


そして冬は氷点下、外を歩けば鼻水だってでてきます。


この場合、スカートに厚化粧だと大変めんどうです。


ましておしゃれを重視した靴なんてもってのほか。


路面は凍結することもよくあるので、おしゃれに気を配ってばかりはいられません。


寒さで体調を崩す人も多く、防寒や滑り止め、身の安全、健康を維持するには、おしゃれより機能を重視する必要があります。





2、人口

そして次の理由に人口が少ないことが挙げられます。


都会にいると外へ出れば大勢の人がいますが、田舎では違います。


良くも悪くも、人の目が気になりません。


例えばおしゃれしても、誰のために?何のために?状態に陥りかねません。


美意識や女子力が高い人は別なのかもしれませんが、私はすっかり薄化粧(たまにすっぴん)でその辺をふらふら歩くようになってしまいました。


化粧品が減らない減らない。





3、商売

そして3つ目、田舎町ではそもそも店頭でおしゃれなアイテムが売られていません。


悲しい現実です。


ショッピングモールに行っても全く購買意欲をそそられません。


たいてい生活に必要な最低限のモノだけ買って、そそくさと帰宅します。


地元の人は、これが当たり前なのでしょうが、日本の都会を知っている者にとっては慣れるまで苦痛でした。





4、仕事

4つ目は、ビシッとスーツやおしゃれな服を着て働くような仕事がほとんどないことです。


町中でスーツ姿の人は滅多にいません。


ごくたまに見かけますが、町中でかなり目立ちます。


ビジネスマン、ビジネスウーマン風な人々が働く会社がほぼ存在しないこともおそらく理由のひとつでしょう。





5、気質

5つ目に、体を動かすことが大好きな気質も影響していると思われます。


私の知るドイツ人はとにかく体を動かすことが好きな人が多いです。


アウトドアから散歩、本格的な日曜大工まで幅広く力仕事もこなします。男女限らず。もともとそういった事が苦にならないようです。


となるとおしゃれな服は邪魔になってしまいます。




ざっと、このように


1、気候

2、人口

3、商売

4、仕事

5、気質


が影響しているんだろうなと、勝手に考えています。


あくまでも個人的な感想ですが。


なので、ドイツの田舎町で日本の都会のような恰好をすると浮きます。


たまにそんな若い留学生を見かけますが、そんな時、彼らをちょっぴり羨ましく思う私はきっと遠い目をしているのでしょう。



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2018/07/12

助産師さんへの質問リスト(妊娠中)

産前から産後まで担当してくれる助産師さん(ヘバメ)が家に来てくれることになり、事前に質問内容を書き出しておきました。

そして1時間の助産師訪問(無料)をおえて、質問と回答を簡単に記録します。


1、陣痛がきた時の連絡先

余裕があれば移動手段は何でもOKだけど、もうすぐ生まれそう!という場合は産院に直接電話するようにとのこと。


2、鉄剤服用による体調変化

ヘモグロビンの数値が適正値ギリギリをさまよっていたため鉄剤を飲み始めたところ、便通の問題がでてきました。マグネシウムももらっていますが、念のため他の種類の鉄剤も教えてもらうことになりました。


3、体重管理

もともと日本ほど厳しくないせいか、特に今のままで問題ないとのこと。


4、食事内容

体重が妊娠前と変わっていないため、もし体重を増加させたいならナッツやアボカド、クリームを食べるといいとのこと。


5、今後の健診の受け方(医者・助産師)

妊婦健診を今は婦人科(医者)で受けていますが、自宅(助産師)でも受けられると聞いていたので、その条件について聞きました。通常の健診で医者からエコーの必要がないと言われた場合、自宅で助産師さんに診てもらえるそうです。


6、母子手帳(母親手帳)の詳細

これまでの経過に加えて、医者や看護師に記入してもらっていた手帳の細かい数値などについて、よく理解できていない部分を質問して詳しく説明してもらいました。


7、胎児の成長

ヨーロッパの胎児成長の平均に比べるとやや小さい方に入りますが、日本人だし特に問題ないとのこと。


8、上の子の抱き方

上の子を立って抱っこする際には、下から持ち上げるのではなく、椅子やベンチに座らせてから抱き上げた方がお腹に負担がかからないそうです。基本的には抱っこせずに、どうしても必要な時だけそうするように言われました。


また質問がある場合には電話やメールで、聞きたい事がリストになるくらいたくさんある場合にはまた家まで来てくれるそうです。頼もしい存在です。

[EU]スマホでバス・トラムのチケットを買うと余裕がでる理由

とあるヨーロッパの田舎町で、2015年あたりまでは町中や駅に設置されているチケット(紙)の券売機で回数券や1日券を買って、それをバスやトラムに乗るときに打刻して使っていたのですが、2016年からスマホアプリが普及し(都会はもっと早い?)、私はその波にちょっと遅れて2017年に自分のスマホにアプリをダウンロード。

2018年に入ってからは今住んでいる町と近隣の町においては、全てスマホで買える状態になりました。

どうやら紙のチケットよりは多少割安で買える設定になっているようです。

設定については町(交通会社)ごとに異なる部分があると思いますが、私の場合は自分の住んでいる町の交通会社アプリをスマホでダウンロードし、銀行口座番号を登録して自動でお金を引き落とされる状態にしたらすぐ使えるようになりました。

定期はまだ紙でしか販売されていないようなので、定期を買いたい人はこれまで通り、窓口か券売機で購入する必要がありますが、私は定期を使うほど乗らないので、もっぱら回数券(ちょっぴりお得な)を買って使っています。

初めてスマホで回数券を買った時は操作にちょっと戸惑いました。

なぜかというと、回数券を買ったのに、チケットが1回分しか表示されず、どうやって2回目以降のチケットを使ったらよいかわからなかったのです。

なのでしばらく放置していました。

そして運よくバスの中で知人に遭遇したときに聞いてみたら、1回目と同じように回数券を購入すればOKと言われました。

2回目以降の購入画面では、金額が0ユーロ(無料)で買えるというのです。

なんと、そんなことに全然気づかなかった私ですが、今ではスマホ操作1つでバスもトラムも乗れるのでその便利さを痛感しているところです。

紙の時は、バスやトラムの中で買おうとすると揺れる体を支えながらお金を出して、、、というめんどうな事態になっていたので(妊婦で体調わるい時はそんなことしてられないし)、それに比べると断然ラクチンです。

ペーパーレスで料金がちょっぴりお得というだけでなく、打刻マシーンに打刻しなくては!というプレッシャーからも解放されて、少し余裕がでてきました。この機械、たまに故障していて揺れる中、遠くまで歩いて打刻しないといけないときもあるんですよね。

しかも数ヶ月に1回くらいの割合で遭遇するチケット監視マンがチケットをちゃんと買っているかチェックしに来ても、ささっとスマホ画面に表示されているQRコード画面を見せるだけでOK。

普段はスマホで購入ボタンを押さずにチケット監視マンが見回りに来たときだけポチっと押すだけという強者もいるようです。ビビりの私にはそんな度胸はありませんが。

長くなってしまいましたが、スマホチケットにしてから金銭的にも、精神的にも余裕がでてきました。


(おまけ)

ドイツを含むヨーロッパでよく見かける大きな連接バス、田舎町では特に道路の整備が遅れている道を通ると物凄く(日本ではありえないレベルで)揺れます。

気にしすぎなのはわかっているのですが、妊婦の身ではその激しい揺れがお腹の子に影響しないか心配になります。

そこで、どこに座ったら一番揺れを感じないか、何カ所か座って実験してみました。

結果、前方(特に一番前の座席)と後方(一番後ろの座席)が私の場合は揺れを感じにくかったです。

逆に中央の連接部分に近いあたりは激しく揺れを感じました。

なので妊婦さんで連接バスに乗らないといけないけど、道路がガタガタでお腹が気になるという方がもしいましたら、一番前か一番うしろの座席があいているかぜひチェックしてみてください。

2018/07/11

[EU]毎月10ユーロ以下でスマホを使う方法

日本からヨーロッパに引っ越してから、スマホはずっと固定で毎月10ユーロ以下で使っています。

その方法としては、現地入りしてから家電量販店で格安SIM(私の場合は9ユーロ90セント)を買い、SIMフリーのスマホに入れるだけ。

日本で生活していた時は月に1万円近く支払うこともあったので、それに比べるとかなり安いです。

その代わり、ある一定の上限を超えるとインターネットの接続速度が急激に落ちます。

ですが家にいるときはWifiに接続しているし、外出先でその上限を超えるほどがっつりインターネットを使うことは滅多にないので、普段の生活には全然問題ありません。(外出先で動画をガンガン観たい人には不向きかも)

さらに便利なアイテムとしては、購入した格安SIMの会社のアプリを入れておくと、毎月どのくらいインターネットを使用しているか、次の料金引き落とし日はいつかなど、リアルタイムでチェックできます。

「チャージ金額が減ってきたな」と思ったらチャージしているのですが、そのやり方はいくつかあり、持っているSIMと同じ会社の携帯ショップの窓口でスタッフに直接お願いするか、スーパーマーケットでもチャージしたい金額を支払ってあとからスマホアプリでもらった番号を入力するとチャージできたりします。

我が家は夫も同じ方法でスマホを使っていますが、最初は慣れなかったので数ヶ月おきに携帯ショップに行ってチャージしていました。

最近は携帯ショップに行くこともめんどうになり、だいぶ今の生活にも慣れてきたので近所のスーパーで買い物がてらにチャージしてあとからアプリに反映することが多いです。

ちなみにアプリに指定の番号を入力できない場合は、電話でもチャージ可能です。


(例外)
10ユーロ以下に収まらない場合について。

スマホから通常発信で通話をすると、チャージ金額から差し引かれます。つまり、固定の10ユーロに加えて料金が発生することになります。

ですがスカイプやラインなどのアプリを使えばお金はかかりません。


(補足)
まだ試したことはありませんが、このSIMフリーのスマホは一時帰国などで日本に滞在する際に日本のSIMを入れればそのまま使えると思います。

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ドイツと日本、子育て常識の違い(0歳児)

ドイツと日本における、子育てに関する一般常識の違い(0歳児)について、感じたことを記録します。



初産が海外だったのでそもそも日本の子育てについて知っているわけではないのですが、日本の家族や友人から聞いたやり方と、ドイツで教わることが違うことがありました。




産後すぐのベビーの外出


日本ではよく1ヶ月健診が終わってから外出するようにと言われていると思いますが、ドイツではそんなことは一切言われませんでした。



冬生まれの場合、生後1ヶ月経たなくても「今年のクリスマスマーケットはベビーと行けるね!」なんて現地のドイツ人に言われるものです。



寒いだけでなく人混みとなるのですが、ドイツ人はお構いなしの様子。これには驚きました。



実際にドイツ国内のショッピングモールを歩いていると、日本では見かけないくらい生後間もない小さな赤ちゃんを連れた家族を見かけて驚くことがあります。





日光の浴び方


日本では直射日光は避けると思うのですが、冬が長いドイツでは少しでも日光がでたら「さあ浴びろ!」という勢いでベビーに日光をあてます。


季節にもよると思いますが、この光景を初めて見たときは驚きました。


日照時間が短すぎてビタミンDをベビーに毎日与えるくらいの国なので、こうなるのでしょうか。





裸足の認識の差


ドイツでベビーを裸足にしていると虐待かと疑われかねない(ちょっと大袈裟に言ってみました)ようです。


ベビーマッサージのクラスに参加した時、我が子を見た隣のドイツ人がすかさず「あ、ベビー裸足なのね」と突っ込みを入れてきました。周りを見渡すと裸足のベビーは我が子以外いませんでした。


日本だと室内では裸足でも問題ないと思うのですが、この時は「足元と頭は出さない」というドイツ人精神を改めて感じました。





離乳食で与えるもの


ドイツでは母乳のような甘味のある人参を離乳食として最初に与えるそうです。日本ではまずおかゆですよね。


人参の他にはかぼちゃなんかも好まれています。


そしてお魚を与えるタイミングも違うようです。ドイツの場合は魚より肉が先となるので、おそらく日本と逆かと思います。


そして与え方。


日本では一品ずつ小皿に盛るようなものでも、ドイツでは全部混ぜちゃいます。たとえば、野菜とじゃがいもとお肉、これ全部一皿になります。




日本ではダメとされる事がドイツでは良いと考えられていたり、その逆ももちろんあり、考えさせられる場面が多いですが、色々試しながらゆるゆると子育てしていけたらと思います。



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2018/07/10

ドレスデンの伝統あるコーゼルパレーで夕食

数年前になりますが、日本から家族が遊びに来てくれてドレスデンを訪れた際、伝統あるコーゼルパレーで夕食をとりました。

内装が素敵な店内の席を選びました。

テラス席も良さそうでしたが、秋の夕方に訪れたので少し肌寒くなる時間帯だと思い、迷わず店内へ。

店内の席は中央と左右にわかれていて、一見混んでいそうに見えても隠れている左右のエリアは空いていました。

いくつかテーブルの上にナプキンがきれいに折られて置かれていたので既に予約が入っている席だと思われますが、その他の席は自由に座れそうでした。

サラダの量は多く、メインに牛肉や豚肉料理とサーモンのクレープ包みを選びました。豚肉料理が一番美味しかったです。

夜になると店内はほぼ満席で、スタッフもフル稼働しているようでした。
(休日に予約なしで訪れる際は少し早めの入店がおすすめです)

帰り際に店内の売店でお土産を買い、その隣にあるケーキをテイクアウトしました。
お持ち帰り用のフォーク等は、ほしい旨を伝えたらケーキと一緒に袋に入れてくれました。

ただ、テイクアウト用のボックスがあるわけではないようで、紙皿の上にケーキを並べてそれを包装紙で包むスタイル(ドイツあるあるですね)のため、持ち運びに少し注意が必要です。

お店は聖母教会の目の前で立地も良く、店内の雰囲気も素敵だったので個人的には家族と良い時間が過ごせてお腹も満たされ大満足です。


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フランクフルト空港駅直結ホテルに前泊

フランクフルトから朝に出発する便に搭乗予定だったため、空港駅直結のヒルトンホテルのすぐ隣にある、ヒルトン・ガーデンインホテルに前泊しました。

2015年に初めて利用して以来、その便利さに魅了されて毎回前泊が必要な便に搭乗予定の場合は泊まっています。

フロントで日本人の宿泊客をよく見かけるので、なんだか安心感もあり。

スーパーのREWE(レヴェ)がホテルを出て駅構内を2,3分歩いたところにあり、日曜でも営業していて簡単なお惣菜を買うことができて食べ物に困らないのと、ホテルの部屋では紅茶、コーヒーが数杯分置かれていて、お湯を自由に沸かすことができました。

部屋もキレイで、もちろんインターネットも部屋で問題なくすぐ使えます。


(追記)
かれこれ3年間ヒルトン・ガーデンインを利用してきましたが、2018年現在は日本とほぼ仕様が変わらないという東横インホテルがフランクフルト中央駅前にオープンしているため、次は東横インも候補に入れています。

空港からのアクセスは断然ヒルトンの方がいいのでちょっと悩みますが。


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2018/07/09

ドイツで産後3日は入院した方がいい理由

一人目の出産の際、産前からお世話になっている助産師さんからは、産後自分の帰宅したいタイミングで帰宅して良いと言われていましたが(たとえば出産の翌日に退院など)、出産3日後に赤ちゃんの健診があるからそれを終えての帰宅がいいのではないかと友人に言われ、産院に3泊しました。


3泊する人が多いようです。


実際、して良かったです。産後3~10日の間に受ける健診らしいのですが、もし産院で受けなければ改めて出向く必要があり、産後の疲れた身体で外出する気にもなれなかった私には産院で健診が済ませられてよかったです。


ちなみに帝王切開の場合は5泊くらいと聞きました。


それにしても、産院での食事はやはりパンにハムやスープ、サラダなど日本のお祝い用の食事(写真でしか見たことありませんが)とは大きく異なっていました。特に不満はありませんが。


そして母乳用のお茶は飲み放題。


産後ショーツは使い捨て(伸びるゴム糸で作られたもの)が使い放題。


服も毎日新しいワンピースが着れるように部屋に置かれていました。

入院バッグにたくさん詰め込んだけどほとんど使わず、結局必要だったものはサンダルやストロー、退院時の服、貴重品くらいであとは全部産院のものにお世話になりました。


それで全然問題なかったです。


唯一不満があるとすれば3人部屋に仕切りカーテンがない点くらいです。それも産後の赤ちゃんのお世話であまり気になりませんでした。


次に出産する際は、入院バッグは用意せず、普段の貴重品に加えてサンダル(そのままシャワーできる)だけ持って行こうかと思っています。



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2018/07/08

ドイツ国内をお引越し(1回目)

これまでにドイツ国内を2回引っ越しているのですが、今回は1回目の引っ越し直後に書き留めていた内容を更新します。


いやー、大変でした。

日本からは通常の海外旅行と変わらないスーツケースのみで引っ越してきて、家具付きの部屋に住んでいたため大きな家財道具はありませんが、

今回は前入居者が知人のため、その方の荷物がいっぱいで掃除が大変!カルチャーショック!

前に住んでいたところよりも部屋数が増えて掃除するスペースが広がっただけでなく、知人が使っていたもので不要なものはどんどん捨てながらの片づけなので、時間がとってもかかりました。


今回の引っ越しの流れはこんな感じでした。

知人から部屋があくよと言われる
知人の部屋を見学(家具など一式を数百ユーロで譲ってくれるとのこと)
知人と不動産屋を訪れて登録
知人と不動産屋スタッフ立ち合いのもとお部屋チェック、部屋の鍵をもらう
引っ越し(友人の車で2回往復して荷物を運びました)
不動産屋で契約
電力会社でも契約
銀行や住民登録などの住所変更手続き(持ち物はパスポートとビザのみ)


通常は部屋を引き渡す3ヶ月前に申し出る必要があるそうですが、いわゆる「お部屋探し」が難しいエリアに住んでいるため、このような引き継ぎスタイルもあるようです。

不動産屋では契約時に、今後は毎月家賃と光熱費を自動で口座から引き落としてもらえるように手続きをしました。
前に住んでいたところは毎月銀行へ自分で支払わなければならず、結構めんどうだったので。


入居が知人の紹介による引き継ぎスタイルだったせいか、不動産屋への礼金などはかかりませんでした。


そして部屋の使い方というか、退去時について少し聞きました。
ドリルで穴をあけないでとか、壁は白くないとダメだよとか、魚やハムスターを飼うのは自由だけど犬や猫は事前に相談してとか。

細かいところはわからないので不安が若干残りつつ、、、既に白ではないペンキで塗られている壁があるんですけど。。

またこの部屋を引き継ぎたいという人が現れない限り、退去時は自分たちで一部の壁を白く塗ることになりそうです。


あと、キッチンや家具、家電は数年間ずっと使われていたものなので、これらも掃除が大変です。
床の一部のカーペットもできれば替えたいなと思っています。


荷物はもともと量が少ないので、使わない家具も出てきました。
もう少し部屋全体が片付いたら、使わない家具や家電(古いもの)を粗大ごみの業者に頼みたいと思います。


荷物をまとめたり掃除したりが結構大変だったので、もうしばらく引っ越しはしたくありません。


ですがいずれやってくる帰国。
それまでなるべく家具や家電は増やさない方向で生活するつもりです。

そして、今ある荷物もできるだけ減らして帰れたらと思います。


2018/07/07

一時帰国中の携帯、ドコモスマホの電話番号解除

日本に一時帰国をしてまず最初に行うのは、ドコモスマホの電話番号保管の解除です。


普段はドイツ用に新しく購入したスマホを使っており、ドコモスマホはもうだいぶ古くなってしまいましたが、たまにWifiに繋いでいます。


入れているアプリは日本の生活に関するものばかり。


ドイツに引っ越す前、羽田空港でドコモの携帯電話番号保管をしてきました。


今回はそれを成田空港で解除しようと思い、着いてすぐにドコモショップへ向かいました。


ドコモショップに到着してすぐ驚きました。


カウンターで作業をしていたスタッフのお姉さんたちが一斉に私を見て、姿勢を正し笑顔でいらっしゃいませをしてくれたのです。


ドイツではなかなか見られない光景ですよね。


カウンターのスタッフが作業をしていたらその作業がひと段落するまで待たされる環境にしばらくいた身としては、感動の瞬間でした。


日本に着いて初めての日本のサービスだったせいか、お姉さんたちの輝く笑顔にやや圧倒されつつも、電話番号保管を解除したい旨を伝えると、これまた丁寧に説明してくれました。


残念ながら携帯の名義本人でないと解除できないことがわかり、その場で使えるようにはなりませんでしたが、成田空港の無料Wifi情報も教えてもらえたので大きな問題にはならず。


到着初日の朝に着いて、お昼には都内で人と会う約束をしていたので、携帯が使えないのは死活問題に匹敵したのですが、空港から必要な人に一通り連絡できたので良かったです。


後から知ったのですが、ドコモの電話番号保管と解除はドコモショップカウンターに行かなくても電話一本で手続きが簡単にできました。(名義本人の場合)


(追記)

この当時はドコモのSPモードメールアドレスも保管していましたが、後に全然使わなくなったのでメールアドレスの保管は契約解除しました。


2018/07/06

ドイツのTポイント、PAYBACKカード&アプリに満足

近所のスーパーREWE(レヴェ)で作ったPBポイントカード。



(私の中では勝手にドイツのTポイントカードと呼んでいます)



申し込み時にカードが2枚ついてくるので、家族やパートナーと一緒にポイントを集めていくのが一般的なようです。



我が家も夫婦で使っています。



レジではPB(ペーベー)カードお持ちですか?

と、聞かれているのか

REWE(レヴェ)カードお持ちですか?


と聞かれているのか早口すぎてわからない時がありますが、とりあえず今のところポイントが順調にたまっています。



普通に買い物するだけでは全然ポイントたまらないなと思いつつ使っていたら、スマホアプリとの連動でポイントが一気に跳ね上がりました。



偶然みつけたPayBackアプリ。

早速スマホにダウンロードして自分のカード情報を入れると、これまでのポイント履歴がTポイントアプリと同じように確認できる上、複数の店舗が発行しているクーポン一覧ページもあって、そこでよく行くお店のクーポンをアクティブにしておくと、次回そのお店で買い物をした際に自動的にスマホのクーポンが適用されて、付与されるポイントが倍になったりします。



もちろん夫がひとりで買い物した際のポイントも、アプリにきちんと反映されます。



全然たまらないと思っていた分、意外にたまる現状に満足!

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2018/07/05

DHA入り妊婦の葉酸サプリ比較inドイツ

第2子の妊娠に伴い、第1子を妊娠中に書いたサプリに関するメモを振り返って更新します。

ドイツのApotheke(薬局)などで売られているサプリメントの多くがサイズが大きいものなので、なかなか飲みやすいものが見つからず色々と薬剤師に相談しました。
(もちろんドイツ語ができる訳ではないので英語で・・・)

すると、比較的飲みやすいサイズでDHAの入った妊婦用のサプリとしては王道のFemibion2(フェミビオン)と、Velnatal plusというものがあるそうです。

ちょっと縦に長い形のものだと、gynvitalがありました。これは妊婦健診でお世話になっている婦人科にもチラシが置いてありました。


服用数は以下の通り。

femibion2:ピンク色のタブレットと黄色のカプセル 合計2錠/1日
Velnatal plus:白っぽいカプセル 1錠/1日
gynvital:茶色っぽいカプセル 1錠/1日

お値段はfemibion2は30日分で30ユーロ越えてましたが、Velnatalは30日分で20ユーロ代です。
(gynvitalは見た感じ1粒のサイズが大きすぎて買わないだろうと判断し値段は聞きませんでした)


妊娠初期の頃にfemibion1を飲んでいて、その後femibion2も短い期間服用しましたが、1箱飲み切った後は婦人科で医師にもらったサンプルをきっかけに別のサプリ(DHAなし)をしばらく飲んでいました。

この頃は一応食事で魚を食べることを意識しながら生活していましたが、ドイツということもあり、なんとなく食事だけでは限界を感じ始めたので改めてDHA入りサプリを探したところです。


Femibion2とVelnatal plusの成分の違いをざっと確認すると、Femibion2に入っていなくてVelnatal plusに入っているものが以下2種類ありました。

1、 Selen(Selenium)セレニウム
2、 Zink 亜鉛


セレニウムは抗酸化作用があり水銀低減の働きもあるそうですが、普段の食事からも摂取できるようで取りすぎに注意が必要そうでちょっと心配になりましたが、日本で市販されている妊婦用サプリにも同じくらいの量が入っているみたいだったので良しとして飲んでみることにしました。

VelnatalはFemibion2に比べて口に入れたときにちょっと変な味がしますが、サイズ的にも今のところなんとか飲めそうです。(Femibion2の黄色いカプセルをほんのちょっと大きくした感じ)
個人的には1回に2錠飲むより気が楽です。

そしてドイツにしてはコウノトリのイラストデザインがかわいい・・・


(追記)
第1子の時は1粒の大きさ、飲みやすさ重視で日本の葉酸サプリも飲んでいた時期がありましたが、第2子は少し小さめと言われているため、ちょっと大きいなと思いつつもドイツのfemibion1&2を飲んでいます。



[ドイツ語]お腹いっぱいな時の丁寧表現

ドイツ語コースに通っていた当時の授業内容の復習を兼ねて更新します。

今回はお宅に招待されて美味しいものをたくさん出されたときに「お腹いっぱいです」というのを、丁寧に伝える表現です。


ドイツ語
 - Schmeckt es dir?
 - Das (wicklich sehr) Schmeckt gut.
 - Möchtest du ein bisschen mehr?
 - Ich bin satt.


ドイツ語の英語訳
 - Does it taste good?
 - It tastes good.
 - Would you like to have more?
 - I'm full.


★お腹いっぱいな時の丁寧な表現
Ich bin satt. (イッヒ ビン ザット) 
意味:お腹いっぱいです


英語のfullをドイツ語に直訳するとvollになりますが、sattを使うと若干丁寧になると女性ドイツ人先生から教わりました。

すぐ忘れちゃうので記録しておきます。


[英語]ドイツで出産準備に使える英単語メモ

海外出産のため英語で出産準備を進めていた時の単語メモを公開します。
日常生活では滅多に使わない単語が多いので、個人的な備忘録も兼ねています。


★お腹周り全般(Belly:お腹:おなか)
uterus 子宮(しきゅう)
cervix 子宮頸管(しきゅうけいかん)
perineal 会陰(えいん)
damm massage 会陰マッサージ(えいん・まっさーじ)



★出産(delivery:しゅっさん)
contraction 収縮(しゅうしゅく)
labor 陣痛(じんつう)
suppositories 座薬(ざやく)
anesthesiologist 麻酔科医(ますいかい)
peridural / epidural anaesthesia (PDA) 硬膜外麻酔、和痛鎮痛/無痛分娩(むつう・ぶんべん)
c section 帝王切開(ていおう・せっかい) (独:Kaiserschnitt)



★ベビー用品・お世話(take care:おせわ)
pacifier おしゃぶり (独:Schnuller)
formula 粉ミルク(こなみるく) (独:Säuglingsnahrung)
muslin clothes 綿モスリンの服 (独:Mullwindeln)
swaddling 身体をくるむ(おくるみ)
breast feeding 母乳を与える(breast milk:ぼにゅう)



★その他
paediatrician 小児科医(しょうにかい)
prenatal 妊婦向け・出産前(Pregnant woman:妊婦:にんぷ)
postnatal 出産後(after delivery:産後:さんご)
glucose ブドウ糖(ぶどうとう)
latch on my baby (赤ちゃんと離れたくないときに使える)



(補足)イギリス英語含む



妊娠中の乾燥肌トラブルにオイルが効いた話(追記)

一人目を妊娠中の時は肌が乾燥しても、普段のボディクリームを塗れば大丈夫でしたが、二人目妊娠中の今は乾燥が物凄くてクリームではダメな状態になってしまいました。



歳を重ねたせいもあるのでしょうか。



全身から白い粉が出てくる出てくる、、、



そしてボロボロ落ちる落ちる、、、



そこにクリームを塗ると手のひらに剥けた皮がたくさんつきます。



もうそれ以上塗り込めない状態になり、でも塗らないと痒くて収拾がつかなくなったので、妊婦用のオイルを買うことにしました。



ドラッグストアでヴェレダの妊婦用オイルを初めて購入。



実際に塗ってみると、オイルがスイスイひろがっていき使い心地抜群!



肌にしっかり馴染んで白いボロボロの皮膚がツルツルに包み込まれていきます。



香りはきつくなく、普段のクリームでは考えられなかった効果が得られて満足です。



たまに塗り忘れてしまった腰やお尻が痒くなって夜目が覚めますが、塗れば大丈夫。



皮膚がボロボロになるくらいの乾燥は初めてだったので、こんな時はクリームよりオイルがいいということを学びました。



(追記)
肌がボロボロになるような乾燥を乗り越え、痒みだけが残るようになりました。


オイルでボロボロ乾燥肌になるのは防げたけど、痒みは忘れた頃にやってきます。


こうなると、もうオイルを塗っても痒みは変わりません。。。


どうしようかと迷った挙句、オイルの上からボディクリームを塗ってみました。


すると少し痒みが治まりました!!!


「オイル+クリーム」の両刀使い、おすすめです。


2018/07/04

[ドイツ語]レシートの意味のKassenbonとKassenzettel違いは?

以前ドイツ語コースに通っていました。
当時の授業内容の復習を兼ねて更新します。

ドイツ語のKassenbon(カッセンボン)とKassenzettel(カッセンツェッテル)はどちらもレシートを意味しますが、ドイツ語クラスでほんのちょっとだけ掘り下げた時の備忘録です。

博士号持ちのドイツ語先生の話によると、Kassenzettel(カッセンツェッテル)のZettelは単純に紙切れ(a piece of paper)を意味するドイツ語で、レジを意味するドイツ語Kasseと組み合わさってできた純ドイツ語らしいです。

同じくレシートを意味するKassenbon(カッセンボン)は、ドイツ人先生曰く、フランス語から派生した言葉ではないかとのことです。確証は持てないという事でした。

結論、学位を持ったネイティブドイツ人でもよくわからないという事でした。

ANA国際線で1歳児と一時帰国した記録

子供がまだ1歳後半の時にANA国際線(片道約12時間)で一時帰国した際の記録です。


長距離移動は大変でしたがなんとかなりました。


CAのお姉さま方が子供の相手をたくさんしてくださり、乗り越えることができました。


「全然人見知りしないんですね~」


なんて言われるくらい、色んなスタッフの方にお相手していただきました。


皆さんニコニコ笑顔で接してくださったので、子供もご機嫌でした。


機内が暗くなってからも歩き回りたい子供の手を引いて一緒に歩いてくれたり、


機内の作業スペースであやしてくれたり、本当にありがたかったです。


(これが笑顔のない相手となると、我が子は拒絶します)



この時、子供の体重はぎりぎり10キロを越えていたのでバシネットは使用しませんでした。


子供の席は予約しませんでしたが、行きは運よく席をあけてもらうことができました。


帰りは親の2席だけで頑張りました。それはそれで案外良かったです。お互いの距離が近いのでお世話がしやすかったです。


シールや絵本など色々持ち込んだものの、長い時間集中していられないので、持ち込まなくてもよかったものもでてきたり。


もっと身軽で搭乗すれば良かったと思いつつ、飲み水をこぼしてしまうことがあったので、着替えは上下セット持参して正解でした。


前回の0歳のときの一時帰国と比べると、授乳の心配がないのでその点は楽になりましたが、動きたい子供とどう接するかが大変でした。


あまり大声で泣くことはなかったのがせめてもの救いです。


長旅の苦労をしてでも、日本には行って良かったです。


家族、親戚、友人に温かく迎えられ、子供もたくさんの経験を通して思い出を作ることができました。


一時帰国から戻った後も、たまに撮りためた写真を見てあれこれ会話しています。

ANA国際線で0歳児と一時帰国した感想

子供がまだ0歳だった頃、ドイツから日本へ一時帰国した際の感想です。


フライト時間は約12時間。


当時いつもお世話になっていたドイツ人助産師さんから、ベビーが生後3、4カ月くらいになれば一時帰国も問題ないだろうと言ってもらっていたのと、ちょうど家庭の事情も重なり思い切って帰ることにしました。



事前にANAの欧州顧客サービスセンターに電話をしてベビーベッド(バシネット)を予約。これは体重10キロ、身長85cmまで。


ちなみに出産直前にも実は電話をしていて、その時は「生まれてからでないと予約できません」という回答。そりゃそうですよね。


このベビーベッドを実際に使った感想は、


「思ったより小さい」


でした。


横幅が想像以上に狭く、ベビーが窮屈そうでした。


でもないよりは全然まし!


とはいっても最初の行きのフライトではほとんど寝てくれませんでした。


大人の食事の時に寝かせておけたのは良かったです。



日本を出国する帰りのフライトでは朝夜の区別がつき始めたせいか、夜便でよく寝てくれました。


目が覚めているときは持参した小さい人形で遊ばせました。


手で触ったり、口に持って行ったりするだけですが。


そしてオムツ交換台も小さくて大変でしたがなんとか乗り切りました。


トイレのドアの開け閉めにも苦労しましたが、たまにCAの方が気づいてドアを抑えてくれて有難かったです。


ただ、全てのトイレがオムツ交換台付きではないので、他の乗客の方がトイレの前でベビーを抱えた私に「先にどうぞ」と言って下さるのですが、ちょうど台のない個室だったりしたのでなんだか申し訳ない気持ちに。。


スタッフの皆様には行きも帰りも優しく接していただきました。



ベビーの耳抜き対策としては離着陸時にミルクを飲ませました。


寝ていた時はそのままにしましたが、問題なかったです。


行きのフライトはうまくいったのですが、帰りのフライトでは思った以上に飲むペースが速く、着陸まだあとちょっとのタイミングでミルクが足りなくなり大泣きされてしまいました。


急いで追加をあげてすぐ泣き止んでくれましたが、かなり焦りました。



今回初めてベビーを連れて飛行機に乗りましたが、反省点としてはこんな感じです。


・ オムツやミルクを余分に多く持ちすぎた(荷物がかなりかさばり、オムツはかなり余りました)

・ 耳抜き用に準備したミルクが足りなかった

・ 寝かしつける時の抱っこひもが扱いにくかった


あと、何気に役に立ったのが妊娠時にクーポンでゲットしたドラッグストア(Rossmann)の壁掛け用金具付きポーチ。


ベビーベッドにも引っ掛けられて便利でした。



ちなみに行きのフライトでは度々泣いてしまい機内の一番後ろのスペースでなだめるのを何回か繰り返したのですが、お隣の席にいた先輩ママさんにおとなしい方だと言っていただきました。


これでおとなしいとは恐るべし子連れフライト!



次に0歳児と飛行機に乗るときには、成長に合わせたおもちゃを持参して、抱っこ紐も扱いやすいものにして、耳抜き用の飲み物の量やタイミングにも気をつけようと思います。


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