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2020/02/09

【研妻精神27】海外での帯同生活から本帰国、妻に残るモノは?

研究者と研究者を支える人々を応援する、研妻精神  #27

2020/2/9



長い長い

果てしなく長く感じた

海外ポスドク時代を

なんとか乗り切った大学研究員夫



帯同した妻は?

ずっと一緒に過ごした妻には何が残る?



研究者の夫は

社会的信頼度が

ちょっぴり増して

新しいラボ

教授や同僚

日本人学生や留学生

といった新しい出会い

新しい仕事が降ってくる



えーと

何か忘れていませんか?

妻もここにいるのですが?



時に現実は厳しい

妻には何も残らない(らしい)



妻は帯同せず自分の仕事に

邁進していればよかった?

家庭を優先させるために

諦めた仕事を引き受けるべきだった?

物凄く頑張ったはずなんだけど

妻のわたしには何が残る?



一緒にポスドク時代を頑張ったという

事実はたしかに残る

夫が研究で留守の間

学会で他の国へ出張したときも

小さい子どもを守ってきたとも言える



それって帰国後の妻の

キャリアに繋がる?

子どもが小さいと

雇ってくれるところは少ない?



それではあまりに悲しすぎる

大学教員を目指すポスドク研究者は

研究者自身も大変な思いをするが

同じように

もしくはそれ以上に

支える妻や家族も苦労をしているもの



今までずっと支えてきた自分自身を

たまには自分で褒めてあげたい

褒めてくれる人は

自分しかいないから



出口の見えないトンネルの中を

何年もよく耐えた

数々のトラブルにも

よく対処してきた

英語ができなかったポスドク夫を

英語ができるように育てた

研究者夫が一皮むける環境を

与えることができた

夫がここまで成長できたのは

きっと妻のおかげ

実際はどうかわからないけど

たまにはこんなふうに

自分で自分を褒めても

バチはあたらないかもしれない



企業に就職という選択肢を

たまたま選ぼうとしなかった

夢見る研究者夫を

ここまで成長させることができるのは

きっと妻の私だけ








*淡々と現実を受け止める、研妻精神*



何も残らないのなら、自分で自分を褒めてもいいかもしれない


自分にしかできないことだったと思うと、また頑張れるかもしれない
















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