研究者と研究者を支える人々を応援する、研妻哲学 #46
2020/2/28研究者の夫は
研究のために
日々実験を行っている
実験が仕事になるのは
研究者に限った話ではないらしい
研妻の私が
相談者の話に
耳を傾けるとき
カウンセリング全体を
カウンセラーと相談者
両者の人格を混ぜて
化学的変化をおこす実験
と表現した海外の専門家が
その昔にいたそうだ
そうなると
カウンセラーは
研究者でも滅多にやらないであろう
自分自身が実験材料になる
という荒技をつかっていることになる
身を削って仕事をしている
ともいえるのかもしれない
一方で
時代がうつり変わった後
話を聴くことに焦点をあてると
カウンセラーは避雷針のようであれ
ともいわれているそうだ
以前
研究者のストレスは
避雷針のように受け流すのがいいらしい
と触れたことがあったが
ずっと心や脳にためておいては
身がもたないのだろうと解釈している
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
研究者もカウンセラーも、まずは自分の心身を大切にすることから実験が始まるのかもしれない
誰かを支えたり応援するには、自分を大切にすることから始まるのかもしれない
・関連する研妻哲学
【研妻哲学43】研究者とカウンセラーの共通点>>
【研妻精神37】海外ポスドク研究者夫の「実験が進まない問題」>>
・参考文献
書名:カウンセリングの実際問題
著者:河合隼雄
出版社:誠信書房
発行年:1970年
書名:プロカウンセラーの聞く技術
著者:東山紘久
出版社:創元社
発行年:2000年