研究者と研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #20
2020/2/2レストランで一緒に
アルバイトをしていた
大学生の頃
まだ彼氏彼女になる前
彼はお店のおしぼりや
ストローや紙ナプキンの
補充をひとりで行っていた
その場には彼しかいない
補充しなくても
他の人がしてくれるかもしれない
誰も見ていない
誰も指示していない
彼がやらなくてもいい仕事
たまたま遅いシフトだった彼女は
出勤直後に
そんな光景を目の当たりにした
その7年後
海外ポスドク時代
まだ着任したばかりで
どこに何があるかも
手探り状態だった頃
ある日
研究者夫の帰りが遅かったので
あとで理由を聞いてみた
夫はこう答えた
「研究室の備品の補充をしていたんだ」
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
次に使う人を思いやる気持ちはボーダレス
誰も見ていないところで、存在感は増すのかもしれない
誰も見ていないところで、存在感は増すのかもしれない