研究者と研究者を支える人々を応援する、研妻精神 #32
2020/2/14研究者夫の海外ポスドク時代
バレンタインの翌日
研妻の私は
夫の同僚(ドイツ人・女性)と
顔をあわせる機会があった
最初の挨拶でまず
「バレンタインどうだった?」
と聞かれた研妻
内心焦る
ここは男性が女性に愛を贈る
文化のお国
口が滑っても
バレンタインのバの字さえ
頭から抜けおちていた
研究者夫から
特に何ももらっていない
なんて言えない
という想いにかられた
そして研妻の私はこう答えた
「えーっと、美味しいチョコを食べました」
一瞬ぽかんとした表情を見せた夫の同僚
研妻は嘘をついていない
バレンタインの前日
最寄りのスーパーマーケットへ行き
普段買うチョコレートより
ちょっぴり値のはるチョコを買って
バレンタイン当日に
それを食べたのは事実
急いでその夫の同僚に聞き返す
「あなたはどうでしたか?」
同僚は笑顔で
「私は彼氏から花束をもらって~」
とロマンティックなバレンタインを
過ごしたことを話してもらい
研妻は内心ホッとする
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
海外でバレンタインを迎える研究者は、お国の文化を踏まえてパートナーに気を遣わせない配慮があってもいいかもしれない