研究者と研究者を支える人々を応援する、研妻精神 #33
2020/2/15海外でポスドク研究者として
日々頑張る夫と
帯同生活を送っていたとき
週末の休暇を利用して
新幹線のような電車に乗り
数駅先の隣町にある
日本食レストランを訪れた
当時私たち夫婦が住んでいた
ヨーロッパの小さな田舎町には
日本食レストランはなかった
久しぶりの和の空気
久しぶりの日本語接客に
心が躍った
店主は夫婦でお店を切り盛りしていた
美味しい日本食を頂きながら
店主の日本人夫婦との会話も弾む
ふと
こんな話を耳にすることになった
「海外で頑張る日本人は
たいてい3年から5年で
身体を壊して
体調を崩して
帰国していく」
当時は帯同生活2年目
この話にちょっぴりビビる
そして今振り返ると
一理あることがわかる
海外生活が始まり
最初の1年はやみくもに頑張る
次の2年も気が抜けない
そうして迎えた3年目に
身体が悲鳴をあげることがある
病院のシステムや処方薬も
日本とは異なる国で
体調管理をしていくことは
意外と難しい
そして心の健康を維持することも
簡単なことではないが
意外と見落とされがち
心因性によるものが
体調に現れることもある
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
「もう既にここまでよく頑張った」と一息ついて、自分の身体と心をいたわることも大切かもしれない