研究者と研究者を支える人々を応援する、研妻精神 #40
2020/2/22ドイツでは
主に研究者や医者などを対象とした
EUにおける
外国人労働者の新指令が出たのが
2012年の夏のこと
研究者夫は当時
そんな新しい指令の恩恵を受け
外国人研究者と帯同する家族として
滞在ビザは
「EUブルーカード」と呼ばれる
種類のもであった
このビザは
語学力も問われなければ
就労に制限もない
つまり
国際結婚した外国人家族であれば
語学学校に通い
ある一定の語学力をつける必要があり
その証明も提出する義務があったり
海外赴任等で駐在する家族であれば
就労許可がおりない場合が多く
働かなくてよいのだけれど
研究者に帯同する家族は
すべて自由であるぶん
語学を習得したければ
自分で学校を探して
実費で努力する必要があるし
働けるビザなので
働いていないと珍しく思われる
ドイツで生活を始めた頃は
そんな外国人向けの新指令の
存在を知らなかったので
現地で国際結婚した人が
当たり前のように語学学校に通い
その地域に根差した歴史など
習得した知識を
ふとした会話の中で教えてくれたり
駐在している人が
働くという選択肢はなく
習い事を始めた様子を目にすると
ちょっと不思議に思っていた
「あれ、なんか私のビザは違う」
と気づくまで
3年か4年くらい
かかってしまった
*淡々と現実を受け止める、研妻精神*
すべて自由なのがいいとは限らないらしい