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2020/02/04

【研妻精神22】乳幼児と海外から本帰国!日本到着の日

研究者と研究者を支える人々を応援する「研妻精神」 #22

2020/2/4



3日間かけた本帰国の最終日

いよいよ日本の空港に降り立った

久しぶりの日本

久しぶりの日本の空気

久しぶりに感じる日本の湿度

久しぶりに感じる日本の雰囲気

など

実感している余裕もなく

小さい子どもたちを連れて

まずは不動産を目指す



一度も下見せずにネットで契約し

細かい手続きは

研妻がスマホで不動産屋と

やりとりをして進めた



鍵はまだない



空港から数時間かけて

いそいそと不動産屋へ移動し

大きなスーツケースを引きずり

担当者と初めて対面

鍵をもらう手続きを

研究者夫がする



はじめましての挨拶も足早にして

新しく住む部屋を案内してもらう



扉の前で不動産屋の店長に

部屋の鍵を開けてもらう



一番先に中へ入ったのは

上の子だった



海外で生まれて

現地の幼稚園に通っていた

そのせいか

そのせいなのか

土足のまま上がり込んでしまった



玄関という概念を

教えておくべきだったと

母である研妻は反省した

いや

なんとなくわかっているものと思っていた

日本人家族だから

子どもも日本の常識を持っていると

思い込んでいたことを反省した



ただ現実は

そこに時間を割いている余裕はなく

何もない普通の部屋に

手配していた家具や家電が

続々と届く



手配漏れの洗濯機は

研究者夫が慌てて近くの

電気屋に買いに走った

子どもが小さいと

洗濯機がないのは致命的なのに

研究者夫はよく理解していなかった



夕方になって

ようやく布団セットが届いた

これでやっと体を伸ばして

眠ることができる



カーテンやゴミ箱などはまだない

海外から日本へ送ったダンボール箱は

届くまで10日くらいかかる



必要最低限のものだけで

一晩を過ごした



こんな力技の弾丸引っ越しは

うまくいかないのではないかと

研妻は思っていた



そんな妻をよそに

夫はやり遂げてしまった



普段の実験は

うまくいかないことが多いのに

今回ばかりはうまくいったようだ






*淡々と現実を受け止める、研妻精神*


困難なやらなくてはならないことは、小さく着手してしまうといいのかもしれない


時には忙しさに身を任せ、小さなステップやほんの一瞬が積み重なり、気がつけばコトが済んでいるかもしれない





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