科学と哲学、夫と妻の関係
科学者の夫と、ちょっぴり哲学的な妻
全く異なる分野、異なる二人にみえる
そんな夫婦の相性について
科学と哲学の側面から
思いを巡らせてみる
妻の私は若い頃から
直接手で触れることのできない分野に
心惹かれていた
そのひとつの代表枠に哲学が入る
手で触れられない
目に見えない
けれど人生にはなくてはならない
そんな大切なモノに魅力を感じていた
そして直接手で触ることのない
肉眼では見えないモノを
科学的に研究している夫と出会った
二人の思考に絞って言い換えれば
哲学と科学が出会ったようなもの
これはその昔
アリストテレスの時代にも起きた
科学の原点は、哲学であった
まだ科学の概念がなかった時代
ウイルスといった目に見えないものを
哲学的に突き詰めていったことが
後の科学の発展に繋がっていく
このように哲学と科学には
切り離せない深い繋がりがある
これを私たち夫婦に当てはめてみると
新しい関係性が生まれてくる
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
科学者の夫は哲学的な妻と出会うことで、研究が発展していく可能性もあるのかもしれない
・参考文献
書名:ヨーロッパ思想を読み解く
著者:古田博司
出版社:筑摩書房
発行年:2014年