夫の上司のドイツ人研究者と
日本人研究者のポスドク夫には
大きな共通点があった
二人とも
古い物を大切にする
という共通点
そのドイツ人ボスと初めて会ったのは
日本から引っ越してくる日に
駅まで車で迎えに来てもらった時
このとき
このボスはとても古い車に乗っていた
後日夫から聞いた話によると
とても愛着がある車なのだとか
日本人の夫は車を持っていなかったが
ボロボロになった
もう使わない古い2つ折り携帯電話を
愛着があるからとずっと大事に持っていて
15年以上経った今では
子どものおもちゃになっている
ドイツ人研究者の上司も日本人研究者夫も
愛着がある古いものを大切にしている
そんな共通点のある二人は
どことなく落ち着いた雰囲気を放っていて
周りの人々も大事にしているように見えた
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
物の扱いから、人への接し方を垣間見ることができるのかもしれない