本帰国後に恋しくなった、袋なし自転車の電車移動
「海外生活が恋しくなることは?」への答え
本帰国後、
どんなシーンで聞かれたのか、
もうすっかり忘れてしまったけれど
「ドイツ生活が恋しくなることは?」と
質問されることがあった
その度に回答に困っていたのだけれど
やっとその答えのひとつが
みつかったような気がする
それは
自転車を運ぶのが簡単!なところ
乗るのではなく、運ぶのである
どういうことかと言うと
ドイツでは
日本の新幹線にあたる長距離列車から
街中を走る路面電車(トラム)まで
自転車を裸のまま乗せてOK
長距離列車(DB)には
自転車専用スペースが
ベビーカースペースと
一緒になっている場合が多く
数台の自転車がベルトで固定されたすぐ脇に
大型ベビーカー(キンダーワーゲン)を
置いて、ドイツ国内を旅したことがある
そんなわけで
たとえばトラムに乗って
数駅先の大きな公園に行くときも
子供用のペダルのない二輪車を
裸のままトラムに乗せて、
(肩掛けできる持ち運び用
ストラップも売られている)
公園前の駅に着いたら
電車を降りてすぐに乗ることができる
そもそも自転車を袋に入れるという
発想自体がなかった
路面電車の場合は
段差もほぼないので
買い物帰りのおばあさんも
自転車を押しながら乗り入れる
そんなおばあさんと交わす
ちょっとした会話は
ベビーカーで不機嫌なわが子を
笑顔にすることもあった
帰国後、相変わらず
車も自転車(大人用)も
持たない生活をしているので
子供の自転車を新しく買おうというとき
買ったあと家に運ぶ
その移動手段に非常に困ることになった
調べてみるとどうやら
日本の電車で自転車を運ぶには
自転車を大きな袋(主に折り畳み自転車)に
入れる必要がある路線が
ほとんどであるようだとわかった
となると
折りたためない子供用自転車は
レンタカーを使用するか
オンラインストアか店頭から
「配送の道」しか残されていないのだ
ドイツは自転車移動に優しい国だったのだと
あとになって気づいた
2020年12月14日、月曜日の記録
○時事メモ・COVID19
数日前にドイツ国営放送(DW)で
放送されていたメルケル首相の演説が
日本のテレビ番組でも放送されるようになった
(鉄の女性が感情的と報道)