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2020/08/29

コロナ禍の日本の幼稚園生活の変化・研妻哲学229

幼稚園生活の変化


夏休みがあけて
慌ただしい朝が戻ってきた

コロナ前と違うのは
やはりマスク

最近は外遊びでマスクを
はずすことがあるけれど
登園時にはつけることになっている

次に家庭で子供の検温をして
記録シートに記入する
という新しい
やるべきことが増えたこと

さらに子供たちが休憩時間に
飲むお茶は
先生が用意して順番にそそいで
みんな一緒に飲むのではなく
各自で水筒を持参するようになった

逆に
やらなくてよくなったこともある

たとえば幼稚園の制服
着る必要がなくなった

春用と冬用、ふたつある
制帽もかぶらない

登園後に保育室で
子供たちが制服から体操服に
着替える際の
密を避けるため
コロナ禍では
体操服で登園することが許されている

これにより
今年から入園した年小クラスは
制服を着たのは
入園式の1日だけになる

そのうち幼稚園の制服が
レンタル式になりそうな着用頻度

夏といえばプールだったけれど
幼稚園から大きなプールは
姿を消した

水着もプールバッグも不要になった

春の外出自粛で子供たちの
検診がすべてストップしていたが
秋から再開することが決まった

来月から順次
歯科検診や耳鼻科検診が
再開するようだ

それに秋といえば
運動会だったけれど
今年は中止が決定している

家族が見に行く
発表会参観日もなくなった

代わりに普段の様子を
密にならずに
見学に行ける日が
数日間、指定されているが
参加するかは任意

幼稚園のバザーといえば
進級後に必要なアイテムが
お得に手に入ることで
毎年人気なようだけれど
今年は開催しないらしい

それに加えて
卒園アルバム用の写真撮影に
苦戦している

園児はほとんどの時間を
マスク姿で過ごすため
幼稚園のカメラマンが
撮影しても
表情がよくわからない

特にクラスのカラー帽子をかぶって
口元がマスクで隠れていると
髪型や体型が似ているお友達と
自分の子供を見分けるのが難しい

保護者が保育室に入ることは
禁止とまではいかないが
普段は入らないことになった

特別なお世話が必要な場合や
面談を除いて
保育室に入らない生活様式になったため
例年なら新しいクラスの
保護者が集まる学級懇談会もない

そのため同じクラスでも
わりとお互いを知らない保護者が
増えた印象をもつ

家庭訪問は任意となったが
コロナ禍では先生も来にくいだろうと
保護者側が気をつかって
断る家庭が大半をしめる

お迎えのときには
園児と親が列をつくって
先生の話を聞く時間がなくなった

帰りの会と言うのだろうか

小さい子供と一緒に
集団で待つことは結構大変だったので
なくなって助かる面もある

新任の先生方は
何が普通かを知らないまま
新しい幼稚園生活様式に突入している

幼稚園の様々な習わしが
削ぎ落とされた

2020年8月29日、土曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



普通でいることは、案外難しいのかもしれない








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