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2020/08/16

研妻哲学216・研究者夫と出会ったレストランで食事。思い出たっぷり

夫と出会った場所

はじめて出会ったのは
大学に通う学部生のとき

アルバイト先のレストランが
一緒だった

カジュアルなレストランと
高級レストランのちょうど間に
位置するような
おしゃれなレストラン

そのレストランで
夫がアルバイトを始めたのは
妻の私よりも遅かった

それにもかかわらず
当時の夫の仕事ぶりは
信頼できるものだった

そんな思い出いっぱいのレストランは
もう今は当時の場所に
存在しないらしい

大学を卒業して
就職してから
再び訪れることができずにいた

このレストランが
私たち夫婦の出発点ということも
忘れかけていた

けれども思いがけず
短縮夏休みの思い出として
選んだ旅先に
ちょうど同系列のレストランがあった

本店の高級レストランには
まだ一度も行けていないが
系列店の少しカジュアルよりの店舗は
アルバイトしていた当時の
店構えの面影が残っていた

懐かしい味に浸りたくなり
幼い子供たちと一緒に
消毒をしてマスクをしたまま入店

衛生面の理由からか
重ねて使用されているはずの
布でできたテーブルクロスはなく
代わりに消毒しやすい素材のクロスが
活躍していた

密を避けるため
座席にはかなり余裕があった

そのぶん下の子は動きたがる

食事はゆっくりできない覚悟で
コース料理ではなく
セットメニューや単品を注文して
食べ終えたらすぐにお会計

高速ランチだったけれど
やっぱり美味しい!

最初は気分がのらず
あまり食べたくないと
言っていた上の子も
美味しいからもっと食べると
言い出した

当時はまかないで食べていたので
かなり贅沢だったなと
今になってから思う

学生カップル時代の思い出の味が
家族の思い出の味になる日は近そうだ

今の家からさほど遠くない場所にある
このレストランは
感染症対策をしながら今日も営業中

お店のスタッフに感謝しつつ
また何かの機会に訪れようと心に決めた

2020年8月16日、日曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


夫婦の出発点を訪れるのもいいかもしれない




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