30代から考える老後の目標
お盆が過ぎて
夫の夏休みがおわり
子供たちと過ごす
新しい日常が戻ってきた
この日はずっとステイホーム
部屋の中に
大きなテントひろげて
非日常を演出してみたり
家の中を掃除したり
子供の遊び相手をしたり
して過ごした
子供たちのお昼寝タイムは
束の間の休息時間
毎日あるわけではないけれど
家の中で家事や育児を
頑張ったご褒美のような時間
子供たちの寝息に
耳を傾けながら
ここぞとばかりに
読みかけの本をひろげた
この本は
以前から触れている
ドイツの文豪ゲーテについて
書かれたもの
読みすすめるうちに
とある文章が目にとまる
ゲーテの作品のひとつに
登場する老人を
表現した一文
それがまさに
私が求める理想の老人像だった
ゲーテは賢者という言葉を
使っているようだけれど
早速
自分の言葉に置き換えてみる
私が理想とするのは、
文学や芸術に国境がないように
国籍を問わず周りの人々の和を
支えるようなおばあちゃん
これに加えて19世紀の
オーストリアの精神分析家が
カフェで人々と語り合う時間を
大切にしていたように
対話を重ねるライフワークを
細々と続けてみたい
30代の夏に突如
老後の目標が決まった
2020年8月18日、火曜日の記録
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
人生100年時代の心構えは身近に転がっているのかもしれない
・参考文献
書名:ゲーテ 人と思想67
著者:星野慎一
出版社:清水書院
発行年:1981年、1990年