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2020/08/14

研妻哲学214・早く年取りたいと思う瞬間。素敵に年取る

素敵に年取る

最寄りのドラッグストアに
日用品を買いに行った

カゴはかさばる商品で満杯

レジでお会計のときは
スマホのアプリをいくつか開き
順番にポイントカードの
バーコードを
読み込んでもらうため
操作で気が焦る

クーポンもスマホで
表示させようと思うと
ワタワタする

最後はスマホで支払う
となると
レジでずっとスマホを
いじらなくてはならない

スマホの画面を
見せ終わると
ホッとする間もなく
鞄に急いでしまいこむ

その後
買った商品をエコバッグに
自分で詰め込むとなると
レジのうしろに並んでいる
他の人の視線を
ぴりぴりと感じる

そんなとき
レジのスタッフが
手慣れた手つきで
手際よく商品を
エコバッグに詰めてくれると
本当にありがたい

最後にレシートと一緒に
パンパンのエコバッグを
受けとるとき

「ありがとうございます」の
声が重なる

スタッフも私も
ほぼ同時の挨拶になる

こんなとき
私がもっと年をとっていたら
「ありがとう」とか
「たすかるわ」とか
「どうも」とか
短い言葉でお礼を言っても
年相応なのではないかと思う

短いお礼の言葉を
さり際にさり気なく
言ってみたい

今はまだ相手に失礼な印象を
与えてしまいそうなので
言えないけれど
年をとったら言ってみたい

年を取ったら
丁寧さよりも
自然で素朴な言葉が
今より似合うような気がする

どうせ取るなら
素敵に年を取りたい

2020年8月14日、金曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



素敵に年取る方法を考え始める年齢に制限はないかもしれない







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