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2020/08/10

研妻哲学210・恐竜のような研究者夫と、象のような研妻

夫と恐竜と象

恐竜ティラノサウルスが
進化する過程で
巨大になったのは
一説によると
よく噛まずに食べたから

それとは対象的に
動物園で会える
ぞうさんは
よく噛んで食べるので
今の大きさになったと言われている

あまり噛まずに食べて
大きくなったティラノサウルス

よく噛んで食べて
大きさを維持している象

まるで私たち夫婦のようでもある

あまり噛まない夫と
よく噛む妻

食事の時間には
雲泥の差がある

数年前に
乳幼児を連れて
ドイツから日本まで
飛行機で移動したとき

ルフトハンザの機内で
食事を胃袋へ流し込んだ夫

私は窓際の席に座り
全然食べ終わりそうにない
食事を目の前にして
身動きがとれずにいた

すると突然
泣きだしたわが子

食べ終えていた夫は
すぐさま間髪いれずに
立ち上がり
バシネットから赤子をとりあげ
あやし始めた

そんな様子を見ていた
フライトアテンダントの
ドイツ人女性スタッフが
微笑みながら夫に
"I like you"と声をかけた

この光景を
機内食を噛みながら
目の当たりにした

どうやら夫はイクメンのようだ

こういった育児への姿勢に
これまで何回も助けられた

あとはよく噛んで
食事をすることで
食道を大事にしてくれれば
文句なしの夏

2020年8月10日、月曜祝日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


育児の苦労はひとりで背負うものではないかもしれない








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