ドイツの文豪ゲーテについて
理解を深めるため
彼の書物と向き合っていくことを
ここに宣言したばかり
早速ひとつ気にかかることを
見つけてしまった
ゲーテは哲学にかぶれないように
忠告を残しているようだ
これを機に
研妻哲学を改め
研妻精神に戻すか
はたまた新たに研妻流儀として
更新していこうではないかと
ひらめいた
私は哲学から色んなことを学んだので
哲学を批判する気は一切ない
けれどもここは一度
先人ゲーテに素直に従い
哲学からちょっと距離を
置いてみようという気になった
そこでゲーテの生きた時代
ナポレオンが活躍した時代を
胸に思い描いてみた
きっと今のように
哲学がひろく大きく
ゆらいでいない時代だったのではないかと
推測される
原文を読んだらはっきりするかもしれないが
ゲーテの言う哲学とは
弁証法などが登場する
学問上の難しい哲学のことであって
一般の主婦の研妻哲学は到底
そこに含まれるたぐいではないはず
ヘーゲルの足もとにも及ばない
一般人の私がなんとささやき続けようと
彼の示す哲学のたぐいには
及ばないだろうと思われる
ゆえにこうして今日も
素朴な研究者夫との日常から
生まれる人生観を
研妻哲学として綴っている
2020年8月6日、木曜日の記録
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
時代が変わると言葉のゆらぎも変わるのかもしれない
・参考文献
書名:ゲーテに学ぶ賢者の知恵
著者:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
編著者:適菜収
出版社:メトロポリタンプレス
発行年:2010年