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2020/08/08

研妻哲学208・幼稚園の面談記録。日本とドイツ

幼稚園の面談

つい先日、日本の
幼稚園の保護者面談があった

夏の日差しに寄り添うに
ベビーカーをおしながら
幼稚園へ向かった

降園時間のあと
上の子は保育室に残り
下の子を連れて
手を消毒したあと
保育室に入った

先生が子供たちは
おもちゃで遊んで待っていられるように
バタバタと準備してくれる

それまで大勢の子供たちが
活発に動きまわっていた部屋は
一気に静けさをとり戻した

コロナ禍では
親が保育室へ入ることは
基本的にNGとされているため
部屋の中へ入るのは
とても久しぶり

そんな久しぶりの感覚を
味わう間もなく
先生との面談はスタート

まず最初に
最近不安なことがあるかどうか
確認された

その次に先生からみた
子供の様子を聞くことができた

ドイツの幼稚園には
担任の先生はいなかったし
ゆっくりじっくりと
話をする面談は何年通っても
1回だけだった

そのたった1回の面談に向けて
幼稚園側と家庭でそれぞれ
資料を準備した

1回だけなので
お互い真剣になる

子供の性格や好き嫌いなど
事細かにびっしりと
ドイツ語で書かれた用紙をもらい

当日はその資料をもとに
面談が進んでいく

1回勝負

面談の最中
わが子が外で遊んでいるのを横目に
多少の緊張感に包まれていた

それを思い返すと
日本の面談は
ずいぶん和やかな雰囲気に包まれていた

悪い事はほとんど言われない

まさに至れり尽くせり

持ち物が細かいだけでなく
面談まで回数がきっちり
確保されていることに
感謝の念がわいてくる

もちろんドイツの幼稚園も
ありがたかった

最も大きな違いは
ドイツの幼稚園は共働き世帯が多く
日本の幼稚園はやや専業主婦の家庭が
多いような点だと思う

幼稚園側が至れり尽くせりだと
保護者にもそれなりの関わりが
求められるようだ

面談が年に数回ある日本の幼稚園と
何年通っても1度きりのドイツ

両方ちがって、両方よさそうだ

2020年8月8日、土曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


土地に根付いた文化に一度は染まってみてもいいかもしれない





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