哲学ど素人の私が
毎日、哲学して200日目を迎えた
100回記念のときも
似たようなテーマを書いたけれど
哲学のおかげで
日々が生きやすくなった
たとえば、
評価は期待してもしょうがない
とか
人の役に立ってこそ
とか
嫉妬心にさようなら
とか
激変する2020年の要所において
指針のように私の心を軽くしてくれる
一昔前は難しすぎて
なかなか読む気になれなかったような本でも
現在はわかりやすい言葉に置き換えて
まとめられた良書が
たくさんでまわっている時代
ちょっと尻込みするような本でも
手に取りやすくなった
そんな時代の恩恵を受けて
はじめてきちんと
ドイツの文豪ゲーテについて
書かれた本と向き合うことにした
というのも、
ドイツ在住の頃は
ゲーテゆかりの地に住んでいた
現地で「ゲーテ」と言って
きちんと伝わらなかったことが
懐かしい
発音はどちらかというと
「ゴエーテ」の方が近いかもしれない
現地では毎日のように
彼の名前を
口にして過ごしていた
それにもかかわらず
ゲーテの本を
きちんと読んだことがなかった
ゲーテが生まれたフランクフルトも
ゲーテが大学で学んだライプツィヒも
ゲーテハウスのあるワイマールも
何度も訪れた
ゲーテの銅像や自画像と一緒に
記念撮影した写真は
何枚も残っている
ただただ、その土地は
ゲーテが有名だという
ミーハーな気持ちがあったことが
隠し切れない
せっかく日本で
日本語の本に
たくさん触れられる環境を得たので
ずいぶん時は経ってしまったけれど
ゲーテと対峙していこう
そんな気持ちに
ふとなった
ちなみに
最初に手にした書籍の冒頭で
今のコロナ禍にも共通するような
気づきをひとつ発見した
ゲーテが自然災害をきっかけに
神を信じるだけでなく、
自分の頭で考えることの
大切さに気づかされたように
コロナ禍の
2020年生きる私たちも
自分自身で考え直すことの重みに
気づかされているような
気がしてならない
2020年7月31日、金曜日の記録
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
私の祖父の教え「生きているうちに頭を使え」は、「自分の頭でしっかり考えろ」ということだったのかもしれない
・参考文献
書名:ゲーテと人生を探そう
著者:岩村行雄
発行所:株式会社ヴァーティカル
発行年:2012年