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2020/07/21

研妻哲学190・子供の夏風邪。日本とドイツ、対応の違いを考える

日独・子供の夏風邪対応

この時期に子供が夏風邪をひくのは
よくある話

例年と違うのは
周りにいつも以上に気をつかうということ

発熱の症状もある夏風邪の場合

日本とドイツで
その対応の違いが見えてくる

日本の対応について私が知っているのは
基本的に風邪の症状があっても
小児科を受診するかは保護者次第であること

小児科へ行くか行かないかにかかわらず
通っている園や学校は休むように
決められている場合が多く

今までならこのくらいは平気と思われる
レベルの症状(鼻がちょっとでるなど)でも
休ませるか悩むし
なんといっても周りの保護者に気を遣う

ドイツで今の時期に風邪をひくと
私の知る地域では
まず小児科の予約が必要になる

なぜなら
新型コロナウイルスの検査を受けて
陰性と判断されないと
登園や登校ができないからだ

この場合は多少症状が残っていても
陰性結果と共に登校するとなれば
堂々とできるのかもしれないが

日本の私がいる地域では
基本的に検査は医師が必要だと判断したときに
受ける流れがあり、
さほど必要でないと判断されれば
風邪の症状が回復するまで
待たなければならない

日本でも最近は強く希望すれば
検査を受けられるのかもしれないが

目の前の医者がしなくていいと言っているのに
どうしてもしてほしいとお願いするのは
よっぽどの場合でない限り
言い出しにくい空気がある

この根底にはやはり
自分と相手が対等ではない日本の
お客様は神様という精神や
謙遜が美徳とされる文化が
繋がっているのではないだろうか

海外の主な国々の文化では
お店のスタッフと客は
基本的に対等な姿勢でかかわっていく

そのためお互いが主張しやすい
環境だとも言えるが
日本の場合は上下関係ができると
どちらか一方は主張しにくくなる文化だ

日本は今
着々と検査数を増やしており、
翌日には旅を促すキャンペーンの開始が
予定されている

しかも東日本は新幹線が来春あたりまで
半額という誘惑とたたかう
2020年7月21日、火曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


今の我慢が報われるかどうかより、幸せな未来に近づいていくイメージを描けるかが大事かもしれない









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