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2020/07/24

研妻哲学193・幼児と在宅ワークに挑戦した結果。単発の仕事でも難あり

育児と単発の在宅ワーク

フルタイムの仕事に復帰することは
既に諦めている話を以前書いたが

今回は単発のお仕事の話

会社経営をしている大先輩ママが
ワーママは子供のお世話をしながら
自宅から会議に参加して構わない
と断言していたことをきっかけに

そろそろ下の子も言葉を理解し始めているし
上の子と一緒に少しの間なら遊んでいて
くれるかなと期待して

試しに夫が仕事で不在の日中に
ほんの数分だけ仕事の電話にでてみることにした

それまでは仕事に限らず読書なども含めて
ひとりの時間が必要なときは
もっぱら自分の時間が
確実に確保できる早朝の時間帯だけで
済むようにしていたけれど

現状どこまでできるかを把握するため
子供たちが起きている間に
自宅で単発の仕事の電話に対応してみた

その結果、心が折れそうになった

リビングルームに子供たちを残し、
書斎のような部屋へ私だけスマホを持って移動

いざ電話が始まると
早くも廊下の先から
下の子が泣き叫ぶ声が聞こえてきた

用件を済ませて急いでリビングルームに戻ると
安心感からか今度は上の子が泣き出した

下の子が泣いていたので、
おそらく上の子は我慢していたのだろう

泣き顔の子供たちを抱きしめながら、
これはまだまずいと実感した

下の子の機嫌がいいときだったり
お昼寝のタイミングだったりすると
いいかもしれないけれど、
家にいても私の姿が見えないのは
子供たちにとって相当ストレスになるようだ

かといってリビングルームでは
仕事にならないことを悟った

この初めての試みにより
わが家の場合はまだ当面の間、
これまで通りに過ごすのがよさそうだとわかった

子供たちの成長と共に模索が続く

ちなみに若者は電話が苦手と聞くけれど
メールで済ますこともできる内容を
今回あえて電話で対応したのには理由がある

コロナ禍で人と接する機会にも
制限があり、相互理解を深めるには
電話の方が適していると判断した

もちろん毎回ではないけれど
ビジネスメールだと簡素になり
相手の心の熱を感じとることはできないが
電話なら口調や受け答えから
かすかに感じることができる

まさにコロナ禍で抜け落ちている
部分ではないかと思っている

まだ縫い合わせる前に
落としてしまったキルトを拾い上げて
大きなキルトに繋ぎ合わせるような
作業ともいえる
一見なんでもない無駄なような時間が
今は人々を繋げているのではないだろうか

外出するにも、仕事するにも
何かと制限がつきまとう
2020年7月24日、金曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



制限は新しい可能性に挑戦させてくれるのかもしれない







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