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2020/07/27

研妻哲学196・お財布を持たない生活。コロナ禍と淘汰

不要不急のお財布

夫の海外修行が始まってから
お財布を持ち歩かなくなった

当時、住んでいたドイツでは
ECカードと呼ばれる
銀行のキャッシュカードと
一体化したカードが
現金の代わりとなり、

電車やバスのチケット購入
カフェやレストランでのお会計
ホテルのチェックアウト時の支払い
スーパーでの買い物
郵便局から荷物を送るとき
書店での買い物
ネットショッピングのお会計
など

普段の生活で必要な支払いの
ほとんどの場面で
そのカードが使えた

ちなみに
病院に行くときは
健康保険証があれば
お金はかからない

現金で支払っていたのは
ワゴン車販売の
ケバブやソーセージを買うときと、

ドイツ人が大好きな
アイスの食べ歩きをするときくらい

大きなお財布を
持ち歩く必要性がなかった

それに加えて、現地では
お財布を持たない方が
防犯にもいいだろうと判断して
小さなポーチに
カードと小銭をまとめて
持ち歩いていた

からっぽのお財布は
家の引き出しに
入れっぱなしの状態

帰国してからは
日本のおしゃれなお店で
お会計のときに
古びたポーチを
バッグから取りだすのが
恥ずかしくて

再びお財布を
使い始めたけれど、
新型コロナの影響もあり
また引き出しの中へ戻っていった

10年以上前、
まだ結婚する前の
恋人同士のクリスマス

記念にふたりで
都内の百貨店へ
買いに行った
思い出のお財布は
今も比較的きれいな状態を保っている

2020年7月27日、月曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


お財布も淘汰される時代に残るものは、思い出なのかもしれない








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