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2020/04/17

【研妻哲学95】緊急事態宣言10日目。今しかできないこと

緊急事態宣言下の今しかできないこと

緊急事態宣言の対象が全国になって1日目
わが家は特定警戒都道府県に住んでいる

日本の特定の地域を対象とした
緊急事態宣言が、その対象地域を
全国へひろげたり、国民への現金給付が
検討されたりしている中、
家庭ではできることを模索する日々が
続いている

これまでの人生、特に20代の頃は
多少頑張ってでも
「今しかできないこと」を意識して
過ごしてきた

たとえば、初産という不安と
向き合いながらも、日本語も英語も
ほとんど通用しない海外で
出産しようと決意したのは、
このモットーのような
言葉の力に従ったから

海外生活が期限付きであることが
わかっていたから、いつまでかは
決まっていなかったけれど、
海外に住んでいるその時にしか
できないことをしようと思った

本当は20代だけ頑張って、
30代になったら
頑張らないつもりだった

今しかできないことを強く意識して
過ごすのは20代だけのつもり
だったのだが
考え方の癖のようなものが
できてしまったのか、
20代を過ぎた今でも
効力を弱めたものの継続中である
適度に力を抜きつつも、
今もなお、言葉の力を受けている

そして今、今しかできないこととして
緊急事態宣言後の記録を、あくまでも
個人的な目線で更新している

自分が生きている中で、
緊急事態宣言にでくわす可能性は
きっととても低いはずなのに
今現実のものとなっているのだから
貴重な時間でもあるはず
と考えている

その貴重な時間というのは
子供にとっても同様なはずなので

宣言がでてから1週間が経ち、
まだ幼いとはいえ、
子供の学習についても
きちんと考え直す必要性を感じている

わが子がきちんと通えていたのは
2020年の2月いっぱいまでで
先月の3月は1日しか通えていない
今月の4月は0日だ

延期になっていた入園式、入学式、
始業式は急きょ中止が決まった

毎日変わる状況に、
毎日変わらない家庭学習を
組み込むことの
重要性を感じるようになっている

これまでは臨時という言葉に
甘えていたけれど、
臨時が常時になった今
子供にとっての今しか学べないことを
もっと考えたいと
強く思うようになった、
緊急事態宣言から10日目の記録


ちなみに今朝は変な夢をみた
首から小さな消毒液をぶら下げて
ことあるごとに手を消毒する人々が
町を出歩く様子である

夢と現実の境が曖昧となった今、
夢と現実の区別がつかない
子供目線からも
今しかできないことを
見つけていきたい

そうやって一生懸命考えて探すことが
きっと今しかできないこと




(メッセージ)
ここまで読んでくださり
どうもありがとうございます
答えを求めて読み進めて下さった方には
申し訳ない気持ちです
結局今しかできないことってなんだ?
と一人ひとり考えて頂くことが
大事なのではないかと思います

このような状況の中で、今しか
できないことを考えるのも、おそらく
今しかできないのではないでしょうか

経済が打撃を受け、お金の価値が
見直される中、自分の頭で考えたことが
信用するに値するはずです

カウンセラーが相談者に解決策を
指示せず内省を促すのと同様に、
読んで下さった人が、何かを考える
きっかけになりましたら幸いです

その考えることの助けがほしい方は
傾聴の訓練を受けた私に話すことで
ご自身と対話するように、考えを深めて
いけるかもしれません
それが多文化対話士の
社会的な役割であるはずです

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*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


今しかできないことを考えるのも、今しかできないかもしれない


大人目線と子供目線の今しかできないことは、夢と現実ほどの違いがあるのかもしれない



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