バイト先が休業中の海外大学生
北米に住む大学生とオンラインで対話したときのこと
その時間は本来であれば、飲食店で
アルバイトをしていた時間だったという
飲食店は政府から休業するよう
要請されており、
隠れて営業しているのが
見つかれば罰せられてしまう
そのためアルバイトを失った状況だ
フルタイム勤務の従業員には保証があるが
パートタイムの学生に保証はない
大学の授業は全てオンラインに
すでに切りかわっており
仲間と集まって語り合う機会もない
日本の飲食店が開いていることを知ると
それが非日常であるかのような反応だった
飲食店が営業していることが
日常だったのは既に過去の出来事となり
飲食店が営業していないことが
日常になった今を生きている学生
対話の最後に、私と話ができて
楽しかったと感想をくれた
新しい時代を、新しい日常と生きる
そんな学生は私に新しい学びを
与えてくれる先生のような存在でもある
学生の話を聴くうえで
過去の価値観が作り上げた肩書きは
そっと過去に置いておくことにしよう
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
こだわらず、とらわれず、しなやかに生きる
新しい社会の価値観は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない