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2020/04/02

【研妻哲学81】休校延長、おすすめの過ごし方。悟性の熟成

おすすめは悟性と機会の熟成

海外での孤独な生活にやがて変化が
訪れて、こうして毎日文章を書いている
孤独な時期は、知識や経験を
溜め込む時期であったとも捉えられる
孤独に物を想い、母国語で学ぶことに
飢える経験をしなければ、今に至らなかった
いわば悟性の熟成期である

これに機の熟成も加えたい
何かこうであったらいいなという理想を
持っていても、その時は実現に至らないが
その数年後、実現する機会が巡ってくる
ことがある
いわば機会の熟成期である

過去を振り返り、一瞬を切り取って
文字で表現することは
絵を描くことにも似ている
絵も一瞬を切り取られたものである

もともと絵は見るだけでなく、
描くことが好きであった私は
その昔、毎日絵を描いて過ごすことに
憧れていたが、当時は実現しなかった
そんな20年前の過去の願望が
機を熟し、毎日文字を書くことに変化して
実現しているとも捉えられる

画家が絵を描かずにはいられないように
文章を書かずにはいられない
そんなあふれでる気持ちを、その昔
ドイツの哲学者ニーチェも
大切にしていたようだ

そして私の経験上、機会の熟成は
悟性の熟成がもたらしてくれるように思う

休校が延長された地域もある中で
物事を子供自身で考え、理解し、判断する
そんな自分だけの悟性を熟成させながら
過ごすのも良さそうである




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


自粛の今は自ら孤独者となり、悟性を熟成させる良い機会となるかもしれない


「我輩は人である、肩書きはまだない」と言い放ち、人々が各々の悟性を熟成させると、社会の価値観が変わるかもしれない






・参考文献
書名:座右のニーチェ
著者:齋藤 孝
出版社:光文社
発行年:2008年





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