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2020/04/29

【研妻哲学107】緊急事態宣言22日目。何気ない日常の幸せと

何気ない日常の幸せと忘れ物


最初の緊急事態宣言から22日目
日本全国の緊急事態宣言から13日目

いつものように自宅で朝食を
済ませた後、久しぶりに
朝の早い時間帯に
散歩を兼ねて、最寄りの
人がいない公園へ出かけた

子供の小さな手を握り
人通りの少ない道を歩いていく

遠く離れて暮らす祖父母に
なかなか会えない寂しさからか
たまにすれ違う見知らぬご年配の人へ
マスク越しに声をかける子供

相手がマスクの下で喜ぶことを
知っているかのようなこの態度に
親は少々驚きながらも
些細な心の交流の重さを
噛みしめて歩き続けた

一定の間隔はあっても
心が繋がったような気がした

そうして誰もいない公園へ着くと
スマホを忘れてきたことに気づく

この公園へ行くときに
スマホを忘れたことは
今まで一度もなかった

そしてスマホだけにとどまらず
腕時計もすっかり付け忘れていた

普段なら子供たちが走り回る様子を
スマホで撮影して過ごすのだが
この日はそれができない
帰る時間を知らせる時計もない

仕方なく子供に誘われるがままに
いつも以上に小さな背中を
走って追いかけた

時計がないので、帰るタイミングは
子供の体力の消耗具合で判断する

消費したエネルギーが、
運動不足のお腹に届くことを願いつつ
他の人が来る前に公園を後にした

日本全国の緊急事態宣言から
もうすぐ2週間が経つ頃の
何気ないわが家の日常の記録

食べて、遊んで、笑って、眠る
何気ない日常の幸せは
きっとこんな感じなのだろう



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



忘れ物をしてもいいときもあるのかもしれない




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