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2020/09/29

コロナ禍で試される、自分を維持する力。自分維持力と脱孤独感・研妻哲学260

自分という自己と自我


孤独と孤独感を区別する


実際は孤独ではないのに
孤独だと感じてしまう
孤独感に悩まされる

そんな経験がある人も多いはず

コロナ禍ではさらに
人と距離を置くようになり
孤独ではなくても
ますます孤独感を抱えがち

たとえば
家族と一緒に住んでいても
ずっと孤独感を抱えているとか

逆に一人暮らしでも
職場で同僚たちと一緒に
仕事をしているとか

実際は家族や同僚との
かかわりあいの中で生活しているので
周りから見ると孤独ではないはずなのに
自ら孤独感を生み出してしまう

そんなときは
自分を維持する力が試される

自分の芯となる自我
それを包む自己

この二つに乖離があったり
満たされないと感じるときに
孤独感を生み出しやすい

学生の頃に
海外留学先でこんなことを実感した

日本を離れて
遠い異国という
大きな環境の変化の中に入れば
自分が根っこから
変わるのではないかと期待したが
実際はどこへ行っても
自分は自分以外の何者でもなかった

表向きな自己表現は変わっても
私という自我は相変わらず
自分を形成している

自我は変わらなくても
自己は変わるものだと捉えて
変化を自覚する

変わる自分と変わらない自分の
両方の心の声に耳を傾けて
満たされない部分を満たしていく

すると
孤独感が生まれにくくなり
自分を保ちやすくなる

2020年9月29日、火曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



自分を維持するために、孤独感を生みにくくする「自分メンテナンス」をしておくのは大事かもしれない






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