お知らせ

▼研究者を支える妻の会「研妻会」Webサイト

▼「研妻会」インスタグラム気まぐれ更新中

2020/09/24

コロナ禍で出会った自然に感動するのは若返りと加齢の印か・研妻哲学255

コロナ禍の大自然


山と太陽と蛙


久しぶりに視界に
飛び込んできた山には
太陽光が川のようにさしかかっていた

この山は
これまでに何度も見ている山

そして山の裾野に広がる
自然の景色は
絵画以上に絵画だった

けれども
その土地に長年住んでいる人に聞くと
いつもと変わらないと言う

自然はこれっぽっちも
変わっていないのに
私の心は変わっていた

見慣れているはずの
山の景色に感動したのは
おそらく初めてだった

自然に感動を覚える自分に
気づいたのは
この時だけではない

何気なく歩いていると
子供が蛙を見つけた

久しぶりに生きた蛙を
間近で見た

その時、とても久しぶりに
生きた緑を見た気がした

色が生きているという
不思議な瞬間

生き物の色にも感動した

まるで自分が子供になって
初めて見るかのような感覚

と、捉えれば
童心に若返ったことになるだろう

感動しやすく涙もろくなった
と捉えれば
歳をとっただけとも言える

コロナ禍で着実に変化している

2020年9月24日、木曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



絵画のような景色を維持できるのは人の手かもしれない






ブログ アーカイブ