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2020/09/17

海外ポスドク夫の就活で、妻の心が折れた話・研妻哲学248

海外ポスドク夫の日本就活


クリスマス深夜の面接


ドイツでの研究生活が
長引いてくると
帰国へのタイムリミットを
感じるようになった

気持ちばかりが
焦る中
海外にいながら
日本の就活を始めるが

海外から日本で
就職するための活動をするのは
思っていた以上に難しいと
徐々にわかってきた

得られる情報量が
少ない中で
なんとか手にした
面接日程は
ドイツではクリスマスにあたる

しかも時差があるので
開始時間は
ドイツ時間の真夜中、
深夜だった

そのオンライン面接を受けるため
夫はクリスマスの深夜に
バスに乗って研究室へ向かった

まだ赤ちゃんだった子供の泣き声が
面接中に入らないように
という配慮から
外は氷点下の気温でも
ラボへ行くことにした

そもそも面接してもらえること自体が
貴重な機会なので
大概のことには目をつぶることにした

けれどもやっぱり
努力が実らないと心は折れる

不採用の結果に
もう日本で暮らせないのではないかと
肩を落とした

そんな冬の思い出が
呼び起こされる
秋の気配が訪れた

2020年9月17日、木曜日の記録

  


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*




苦労が消化されている事に気づくのは、笑い話になる時かもしれない







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