まだ日常の生活様式に大きな変化が
訪れる前は、自動販売機で何かを
買う機会が少なかった私たち親子
それが一変
外出自粛で小さな子供を連れて
買い物をしずらくなった今
自動販売機の存在のありがたみを
感じている
公園や近所を散歩している途中に
小さな子供たちと一緒に
気軽に買うことができる
店内に入る必要がないだけでなく
子供たちにとって、自動販売機で
何かを買うこと自体が
ちょっとしたイベントになっている
子供たちにとっての非日常のようである
あちらこちらに自動販売機がある国は
おそらく日本くらいではなかろうか
海外生活で見かけた自動販売機は
駅構内や屋内に限られ、たいていは
鎖に繋がれていた
鎧のような柵をまとっている
自販機にも出会った
鎖に繋がれず、鎧もまとわず
外の空気を自由に吸える
自動販売機がある国に
昔の人たちが残してくれた安全な暮らしを
未来を生きる子供たちに
引き継ぎたいものである
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
私たちの暮らしは、今は生きていない人たちにも支えられているのかもしれない
今を生きている私たちは、まだ生きていない人たちを支えることができるかもしれない