うまくいかない、評価されない
第一志望の採用試験に落ちる
第一志望の職種に就けない
面接で何回も落とされる
なんとか就職したものの、
評価制度が曖昧で居心地が良くない
どれも経験して言えることは
たくさん受かる必要などなく
どこか1社に受かればいいのであって
落ちた回数と同じ数だけ悲しむ
必要はないということ
なんだか結婚のようだけれど
その1社が見つかるかは相性なのだということ
逆に落ちたら相性がよくなかった
ことがわかってよかったと思っても
いいくらいだということ
そして人事評価で居心地の良くない思いを
する時はたいてい人間関係に不穏があるとき
なので、自分と相手の評価が異なっている
ことが浮き彫りになっているだけであり
仕事に対する評価と、自分の内面への
評価は切り離しておくといい
たとえ仕事が評価されなくても
自分の内面や存在価値はそもそも評価の
対象外なので相手にあれこれ言われる
ことではなく、自分で判断すれば良いこと
仕事への評価が腑に落ちなくても
相手は自分と違って当然と思えば
納得できる部分もでてくる可能性がある
相手の自分に対する評価が、
いつも正しいとは限らないことは
よくあるのだろうと思うし
日本の哲学者も断言してくれている
ほかに不況といった自分の力では
どうにもならないことで
苦労することもある
就職難で希望職種ではないけれど
置かれた場所で奮闘してみたら
誰かが認めてくれた
なんてこともある
やっと評価してもらえる仕事に
出会えたと思ったら、
結婚相手の都合で退職することに
なることだってある
退職してしまえば、そもそも
評価制度なんてものはないので
その制度があるだけでもありがたかった
ことを実感させられることもある
どんな状況にせよ、向き合うべきものは
選考結果ではなく人事評価でもなく
今この瞬間を生きる自分
*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*
哲学者の言葉が、救世主になるかもしれない
・参考文献
書名:哲学人生問答 17歳の特別教室
著者:岸見一郎
出版社:講談社
発行年:2019年