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2020/06/06

研妻哲学145・論文数の減少、博学者に学ぶ

減少する論文の数

日本の論文数は減少しているらしい

そんな現実と向き合ったからなのか
若手研究者は先生から論文の
数を増やすように指導される場合が多い

その先生も同じように育てられた
という背景がある

とにかく論文を出すことが
評価された時代を生き抜いてきた
先生方は特にその傾向が強いけれど

今はひとつの専門分野に特化した
研究の論文はなかなか進まないらしい

もうすでに昔の研究者が行っている
というのが言い訳のひとつに加えられる

となるといくつかの分野を
横断的に捉える研究が増えてくるのが
自然なかたちに思える

たとえばカウンセリングの実践に
役立つ研究に、心理学の側面以外の
脳科学やニューロサイエンス
といった異分野から
アプローチしている有名な学者もいる

研究や論文に限った話ではなくなるけれど
(会社員などにも当てはまる)
ひとつ専門分野を持ったら
繋がる他の分野からも
探求していくスタイルが
主流になりつつあるのかもしれない

かつてのダヴィンチや
日本で天才と呼ばれる博学者たちも
異なる分野の点と点を繋げてきた

哲学を起源とする科学を
心理の側面へと1周まわってまた
昔に戻ってくるような感覚を覚える
2020年6月6日、土曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


学び続ける生き物の代表が人間なのかもしれない





・参考文献
書名:私的カウンセリングの発達
著者:福原眞知子
出版社:朝日新聞出版
発行年:2012年




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