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2021/12/14

海外ポスドク卒業後、大学任期雇用中の就活・研妻哲学422

海外ポスドク卒業後、大学任期雇用中の就職活動


いつまで研究者でいられるか問題


辛くて長い海外ポスドク時代を ひたすら耐え忍び
やっと帰国して大学職に就いた と思ったら
次の任期満了に向けて
再び職探しを考えなければならない

一般的な就職活動とは
ちょっと違うかもしれないけれど
わが家から夫の職探し/就職活動に関する話題が
途絶えたことがない事だけは事実である

一昔前までは
任期がないポジションが多かったようで
現在、夫より上の立場にいる先輩方の多くは
任期なし雇用のため非常に安定している

そう見えているだけで
内情はわからないけれど

子育て世代としては
引っ越しを考えなくていいのは
かなりの高ポイントになる

ほんの数年の差で
ずいぶん違う雇用環境と向き合っている ともいえる

こんなに茨の道ならば
早々に企業に就職した仲間の決断が輝いてみえる

そもそも このブログは夫が
いつまで研究者でいられるかわからないところから
始まっているので

タイトルにもURLにも
「研究者」の文字はない

単に「博士課程」を卒業したという
「博士」である事実だけに触れているのは
そういった理由からだ

妻としても 夫が研究の世界から
いつでも戻ってくる覚悟だけはできている

それでも「今 この瞬間」
研究者であり続ける以上は
応援したい気持ちだ

そんな気持ちが このブログで駄々洩れしている

 

*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


視野を狭くした方がいいこともあるのかもしれない





2021/12/13

【研妻会】新メンバー歓迎会のオンライン実施報告・研妻哲学421

久しぶりにオンライン研妻会を実施しました


実施記録を兼ねて、書いていきます


2021年11月に
久々となる念願のオンライン研妻会を実施してから
もう気づけば12月

年末年始ムードが漂う中
先日のオンライン研妻会を一言で振り返ると
まさに「刺激的な出会い」でありました

たまたま研妻会のインスタグラムを見つけてくださった
フランス在住アーティスト奥様を
初めてお迎えする場だったのですが

私を含めたもともとのメンバー全員が
新しい出会いに感動!

研妻会メンバー紹介ページを更新しましたので
ご興味ある方はご覧ください

実施時間帯はこれまで同様に
日本時間の早朝5時から

アメリカ、フランス、日本の
3拠点をつなぎました

話題は子どもの教育からアーティスト活動まで
多岐にわたり、あっという間の1時間です

現在、不定期開催ですが
実施時間をスライドさせながら
細く長く続いていく活動です

・海外で研究者家族として帯同している奥様またはパートナー
・帰国後の新天地で奮闘中の方
・これから海外修行を計画している若手研究者
・ビザや保険の切り替えで悩まれている帯同ご家族など

研妻会と一緒に切磋琢磨しませんか^^



 *淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



新しい出会いは、前向きな気持ちの原動力となるかもしれない





2021/11/18

文化人類学の思考法が面白い話・研妻哲学420

図書館で借りた『文化人類学の思考法』


研妻の孤独話


久しぶりの更新。
だいぶ間があいてしまったけれど
すごく面白い本をみつけたので
その記録も兼ねて更新することに。

本当は読書よりも優先させないといけないことが
山ほどあるのだけれど
自分を保つためには
やっぱり読書という息抜き、
本との対話時間は必要なんだと再認識。

その本のタイトルは
『文化人類学の思考法』


複数の大学の先生たちが
担当を割り振り執筆されたもの

人類学的思考法に惹かれて
本を開いてみると
最初から面白い

「近く」と「遠く」を行ったり来たりして
新しいことに気づくのだという

たしかに人類学者たちは
フィールドワークを通して
接近しながらも
それと同時に
遠くのことに思いを馳せている

そしてすべての境界は
非常に曖昧だという話

ちょうど最近
「非現実」「仮想」「空想」の
違いについて考えていたところだったので
まさにドンピシャなテーマ

「仮想現実と現実世界が曖昧になってきた」

とよく聞くけれど
もともとそういうものだったのだ

勝手に区別していただけだった

と、なんとなくそんな気分に浸る

それと「環世界」の話


人はそれぞれ自分の物差しで
構成要素を含めて
世界を捉えている

それを環世界と最初に名付けたのは
ドイツの生物学者

環世界はアイデンティティロスにも
つながる話だなと思いながら
読んでいてとても面白い

さいごに、本とは別の話を。

長年見知らぬ土地に住んでいると
常にアウェイな感覚が抜けなくて
たまに公園で気の合うお母さんと
出会えると心底嬉しい

けれども
人とのつながりを持とうと
新しい社会と接点を持つようになると
疎外感から抜けられるのかと思いきや
やっぱりそうではないみたい



 *淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



大勢のつながりの中に身を置く方が、孤独を感じやすいのかもしれない



2021/09/18

研究者夫、海外に戻る可能性を考える・研妻哲学419

研究者夫に聞いてみた


「海外の研究室に戻る?」


一般的にも言われることだけれど、
研究設備のことだけに着目すれば、
どうやら日本よりも海外の方が
整っているらしい

国内にもおそらく
わりと設備投資されている研究施設は
存在するのだろうけれど、
設備が整った施設に
自分の専門分野を扱う研究室が
あるとは限らない

「研究のことだけを考えれば、
前にいた海外の研究室に
戻る方がいいのかもしれない」と、
研究者ではない妻の私でも
容易に想像できてしまう

仮にそうなった場合、
短期間というわけにはいかない

扱う分野の特性上
前回同様、長期の滞在が求められる

「1年間だけかも」と、思って
安易について行ったら
実際にはその何倍もの年月がかかった

海外に戻るとなれば長期滞在で、
年齢も考えると
帰国して職を得られる可能性は
極めて低い

おそらく
帰国しない覚悟が必要だ

現に帰国せず
海外で子育てをしながら
立派な業績をあげている
日本人研究者も少なくない

わが家の場合、
子育てのことを考えれば
次の引っ越し先で
ある程度落ち着きたい

けれど現実はきっと
そうさせてはくれないだろう

2021年9月18日、土曜日の記録(3連休初日)



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



旅にでなくても、常に旅人なのかもしれない




2021/09/13

新学期に思う事と、ペット飼育に挑戦・研妻哲学418

2学期が始まり、子供と一緒にペット飼育


当たり前の時間が贅沢時間


子供とベッタリ遊んで過ごした夏休みがおわり、
新学期がスタート

来春に向けた準備がそのあとを追い、
なにかとバタバタ過ごす日々が続く

まだまだマスクが手放せない生活

子供にぴったりサイズの不織布マスクを
探すのもなかなか大変

普通に登園・登校できて
元気に過ごし
決まった時間に降園・下校できることは
贅沢なことなんだなと気づかされる

安全な場所で遊んだり
勉強したりすることは、
実はとても贅沢な時間なのだと
子供自身が感じられたら
大きな学びになるだろうなと。

さらには
大雨やハリケーンといった自然災害や
微妙な治安の変化等で
生活が変わるとき、
どう対処していくかという事にも
危機感を持っていたいもの

新学期にそんなことを思いながら
長期休暇あけの日常へ注意を向ける

最近、上の子の要望で
ペット飼育を始めたわが家

ペットと言っても、観賞魚なので
お世話はそこまで大変ではないけれど

ペットショップから
大事に1匹持ち帰る道中

命の重みをひっそり噛みしめた

とても軽いのだけど
たしかに重さがある

重さを感じたその瞬間、
わが子を始めて家に迎えたときの
光景が蘇った

新しい命が家に加わる

あのなんとも言えない嬉しさと
責任というプレッシャーが思い出される

そのときの心拍数は
1日で最も高い数値をたたき出した

2021年9月13日、月曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



ただ一緒にいるだけで、贅沢時間を過ごしているのかもしれない



2021/08/01

見知らぬ土地に移り住むこと・研妻哲学417

研究者と引越し


妻子を連れて引越しを繰り返す


長く研究を続けていこうと思うと
慣れ親しんだ住まいから遠く離れた所へ
移り住む機会が多くなります。

あまり引越しを望まない人は
そういった条件を叶えられそうな
企業に就職する人も多いでしょう。

どちらの道も、
本人が納得して選んでいる限り
他人がとやかく口出しするものでは
ないだろうと感じています。

たとえ夫婦であっても、
そのような感覚を忘れずにいると
パートナーの決断を
受け入れやすくなるのかもしれません。

少なくとも私の場合は
結婚当初は「家族一緒がいい」という思いで
度重なる引越しを受け入れていましたが、
少し年齢を重ねた最近は、
夫が自ら納得して進める道ならば
ついて行こうという気持ちに変わってきました。

そこで大事にしたいのは、
引越した先で新しく出会う
地域の方々です。

引越す度に、何かしら
かかわりが生まれるのが地域社会です。

今よりも若い頃は
煩わしく思うこともありましたが、
今では生きていく上で
大事な役割のひとつになりました。

特に自分の親をみていると
地域と自然体でかかわっていくのは
理想的でもあります。

このとき意識したいのは
地域社会に肩書を持ち込まないことです。

そんなものより
新しい土地について
教えてもらう方がいいと思いますが、
程よい距離感を保つことは意識しています。




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*




距離感は相手を尊重する気持ちから生まれるのかもしれない






2021/07/31

研妻が読書から学ぶこと・研妻哲学416

アナログ読書から得る、リアルなコミュニケーション


研妻的傾聴の活かし方


長めの海外生活で
日本語の活字ロスだったせいか
帰国してからは
渡航前よりも
本を読むようになった気がします。

そこで最近気づいたのは
著者が意図した言葉の本当の意味を
わかったつもりが、わかっていなかったこと。

そのことに気づいたのは
同じ著者の本を読み始めて
4冊目に入ってからでした。

このとき、以前受けた傾聴の訓練を思い出しました。

度々ひとつの言葉を丁寧に深堀するのですが、
その言葉の意味合いは、
発信する相談者側と受ける側で異なるので
同じ感覚に近づけるよう、寄り添っていくものでした。

ところが本を読んでいると当然ながら
一方通行の会話しかできません。

それはそれで楽しいのですが、
言葉の意味を大枠では理解できていても
深い根の部分に相違があることを
やっと4冊目で知ることができたのです。

人の五感から得られる情報は
その人にしかわからないものです。

同じものを見ていても、
同じように見えているとは限りません。

私は海外の方のお話を傾聴する機会がありますが
前述のことを外国の人だけでなく、
子育てにも活用するようになりました。

カウンセラーは本来、
家族はカウンセリング対象外になりますが
幼い子どもと大人とでは
背景にあるものが違うという意味合いで
異文化的コミュニケーションが
発生することがあると、個人的に思っています。

子どもが「イヤイヤ」と騒ぐとき
その「イヤ」がどんなイヤなのか
寄り添ってみると落ち着くことがあります。

話を訓練時に戻すと、
同席者の中には長年
企業の人事などをしている方も多かったのですが
そういった方々に
「威圧感なく純粋にきいてくれる」
「向いている」と教えていただき、
今も細々と研鑽を積んでいるところです。




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



本で出会う人は、時に実際に出会ったかのようなインパクトを人生にもたらしてくれるのかもしれない




2021/07/28

研妻が考える、定年の受け止め方・研妻哲学415

20代後半で定年後の生活を体感した研妻


老後準備に対人関係のあり方を意識


研究者夫の海外修行へついていくため
日本で仕事を辞めた妻の私にとって、
現地で待ち受けていた生活が
まるで定年後のように感じられた経験から
本帰国して日本語があふれる生活になって以来
「老年期」や「定年」といったキーワードが
目につくようになりました。

まだ海外在住の頃、
その生々しい心境を
このブログに書いた記憶がありますが
恥ずかしくて読み返すことはできません。

そんな理由から、
過去に書いたことは棚に上げて
岸見一郎先生の『定年をどう生きるか』を
読んで感じたことを記録していこうと思います。

まず、定年で何が変わるかについて。

「対人関係のあり方が変わる」という表現が
海外帯同中に感じたアレコレについて
「ぴったりだな」と、とてもしっくりきました。

さらに第2章を中心に
「上下の関係からの脱却」について書かれており
老後は肩書云々ではなくなるという
この点が脱却できたのは、
夫の海外修行についていったからだということが
明確になりました。

わりと仕事人間だった過去の私にとって
かけがえのない経験になったことを確信。

当時は暗闇の中を
ひたすらもがき続けるような生活でしたが
いま振り返ると、
心の一部が宝石のように磨かれるような、
一人の人間が磨かれる大事な時間だったのだと
言い表すことができるようになりました。

令和の今の時代に
妻が仕事を辞めて夫についていくスタイルは
もしかしたら時代遅れかもしれませんし、
物事には二面性があるので
帯同を押し付けるようなことな発言に
受け止められないといいのですが、

もし迷っている方がおられましたら
思い切って海外帯同すると、
こんないい面も隠されているんだな
というごく一例になれたら嬉しいです。




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



定年という遠い将来を思って生きるのではなく、今を楽しむために心づもりをしておくのはいいのかもしれない






・参考文献
今後は研妻会のインスタグラムに記録


2021/07/25

2021年夏休み、帰省準備・研妻哲学414

いよいよ祖父母と再会する孫たち


ついに帰省が実現?


おじいちゃん、おばあちゃんに会える日を
楽しみにしている子どもたち

昨年の2020年夏は
帰省を見送りましたが、
2021年夏は対策をしっかりして
再会する予定です

まずは私が子どもを連れて移動します

かさばる荷物は事前に送り、
当日の移動はできるだけ
身軽に動けるように
あれこれ考えていますが

こういう準備が久しぶりすぎて
アタフタしてしまう

2021年7月25日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



「久しぶり」がもたらす癒しは、緑豊かな自然の癒しに似ているかもしれない





2021/07/22

研究者の潮時って?・研妻哲学413

研究者夫が考える潮時、引退


わが家の研究者夫の場合


最近は研究者話題からそれた内容の更新が続いていましたが
久しぶりに初心にかえって、
研究者と支える人を応援する立場から
研妻として書いていこうと思います。

このブログがどんなワードで閲覧されているか
ごくたまに確認できるのですが
そこで目にとまったワードがあります。

それが
研究者の潮時

ちょっと衝撃的ではありましたが
夫をみていると物凄く理解できる気がしてきます。

きっと夫の頭の片隅にも
潮時や引退のことが常にうかんでいるのだろうと思います。

ポスドク時代から
「一体いつまでもつか、、、」
といった悩みを抱えていましたが、
最近はもう当たり前のことになりすぎて
悩まなくなってしまいました(笑)

慣れって恐ろしいですね。

特にアカデミアとなると
一度職に就けても綱渡り状態の生活が続きます。

海外ポスドク時代をおえて
やっとこさ国内で仕事をみつけても
任期付き研究員という立場上
不安定な雇用が続きます。

そんなちょっと暗くなってしまうような環境でも
時折うれしいニュースが飛び込んでくることがあります。

何気なく報道番組を観ていたときのこと

画面いっぱいに研究者の顔が映し出され
インタビュアーからの質問に専門家として答えている人物がいました。

その番組を観ながら、

夫「あれ?この人あの人じゃない?」
妻「○○先生って、あの○○さん?」
夫「海外修行時代にご一緒した○○さんだ!」
妻「!!!!」

といった感じで、かつて少しだけお目にかかり
お世話になった研究者の方が
その頃よりもさらにパワーアップして頑張っておられる様子を
画面越しに拝見することが度々あります。

そうすると夫の場合は
「そろそろ自分は潮時かな」なんて思っていても
「もう少し頑張ってみるか」という気持ちに切り替わるようです。

私の恩師はよく
「人は人によって磨かれる」と言っています。

こんなとき、よく思い出す言葉です。



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



研究者として潮時を考えるときは、人に磨かれるタイミングかもしれない





2021/07/20

研妻会インスタグラムを開設しました・研妻哲学412

久しぶりの更新は、研妻会インスタグラム開設のお知らせです


しばらくの間、ブログの更新をお休みして
子どもメインの生活を送っていたところ

インスタならブログより気軽に投稿できるかも
ということに今さらながら気がつきました

早速アカウントをつくったのでご紹介します!






まだまだ駆け出しですが、
今後はブログとインスタを併用していけたらなと考えています

更新をお休みしている間も
閲覧して下さった方、どうもありがとうございます!!!




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



私たちの生活もテクノロジーも変化の連続、せっかくなら楽しみたいものです






2021/05/15

緊急事態宣言と親子の学び宣言・研妻哲学411

親子で机に向かう時間


幼児の学びと親の生涯学習


子供たちが机に向かう時間が
ほんの少し
確保できるようになってきた近頃

子供が机で何かに夢中になっている間
親の私は隣でなにをしようか
という新たな考え事が浮上

子供が机に向かうのは
そんなに長い時間ではないので
海外ニュースをチェックしたり
音楽を聴いたり
読書したりして
呑気に過ごせればいいのだけど

私が横でニュース映像を流したり
音楽を聴いたりすると
もちろん子供も観たがり
本を読んでいると
本に関する質問が飛んでくる

それはそれでいいのだけど
せっかく机に向かって椅子に座り
好きなことに集中しているので
できればそのまま
子供自身の世界に没頭してほしいし
邪魔はしたくない

そこで少し考えて
私も子供と同じ姿勢で机に向かい
何かを学ぶことに

スピード感を持った学びより
ゆっくりじっくりできる
学びの方が好みなので

子供の脇でサポートしながらでも
できそうなことを見つけて
ゆるりと生涯学習する
と、密かに家庭内宣言発出

以前から生涯学習に触れてはいたけれど
今回は内容と気持ちを新たに
子供に軸を置いて再スタート

家庭で生涯学習宣言をだしてみると
それに関わる準備もみえてきて

子供たちの準備にプラスされる

妻としてのサポートに
母としてのサポートが加わり

これから親子で机に向かう時間が増える

2021年5日15日、金曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



緊急事態宣言下の家庭において、生涯学習宣言を出してみてもいいかもしれない




(追記)
生活スタイルの変化に伴い、しばらくの間ブログの更新回数が減りますが、受けとったメッセージはこれまで通り確認させていただきます

子供の成長に合わせてまた回数を増やせればと考えています!






2021/04/23

新年度が始まって考える、子供の学習環境・研妻哲学410

学習環境を整える


わが子の進級前後に考えたこと


4月は新年度のスタート

子供の進級や
新しい学年の準備など
なにかと慌ただしい

というのを言い訳に
すっかり更新が止まっていた

その間に考えていたことは
子供に最適な学習環境のこと

答えのない問題を
頭の中でぐるぐる考えていたら
急に時間が足りない感覚に陥った

幼いわが子に
もっと様々な経験をさせてあげようと思うと
意外と時間がないことに気づく

しかも最近は遠出がしにくいので
そういった制限もある

入学・入園準備を意識しつつ

今後の進学を見据えた
思考力を高めるような経験が
できる場を探しながら

まずは家庭の学習環境を整える

2021年4日23日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



新年度のスタートは、毎日の積み重ねについて考える良い時期かもしれない





2021/03/29

地方のホテルの朝食ビュッフェの変化・研妻哲学409

ホテルの新しい朝食スタイル


広々とした宴会場を有効活用


地方に住んでいるわが家

春休みの子供の用事のついでに
近隣ホテルを訪れた

すると
ホテルの朝食ビュッフェが
これまでのレストランで
提供されるスタイルではなく

広い宴会場で
結婚式の披露宴でもよく使われる
丸テーブルを囲むスタイルに
変わっていたことに気づかされた

10人くらいが
座れるような大きさの丸いテーブル、
円卓に置かれている椅子は
4席のみ

テーブルクロスも布ではなく
消毒できるものに変わり

食事はホテル側が
たくさんの小皿を並べてくれているので
気に入ったお皿だけをとるスタイル

パンなどトングを使っていたものは
ホテルスタッフがお皿に並べてくれる

一度、手にしたお皿を
戻したい場合は
そのまま元の場所に戻すのではなく
ホテルスタッフに伝えるよう
メッセージカードも添えられている

朝食後、朝の時間帯だけ
解放されているラウンジに立ち寄ると
ほぼ貸切状態で
景色が楽しめるではないか

日本のホテルの宴会場やラウンジに
足を運ぶのは何年ぶりだろう

ロビーにいると
かつての活気をすべて
とり戻したわけではないのだろうと
推測できる

けれども
ホテル全体が
「そこにある安心感」を与えてくれる

2021年3日29日、月曜日の記録


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



「そこにある安心感」に気づくのは、新しい環境に適応するときなのかもしれない





2021/03/21

雨の日でも外遊びさせる理由・研妻哲学408

将来の学校生活に影響する可能性


ちょっとワイルドくらいが、ちょうどいい説


有名な心理学者の先生の話によると
どうやら子供の頃に
外で自然に触れるなど
多少ワイルドに遊んだ経験があるほど
将来の学校生活が
一般的に安定したものになるらしい

けれども
小さな子供が
自然の中で安全に遊ぶには
親の助けもある程度必要になる

この幼い時期に
手助けする労力を惜しむと
将来なんらかの形で
返ってくるかもしれないという

この場合の手助けは
精神的に抑えつけるような
制限を設けることではなく
子供自身の意向を
尊重することを意味する

そんなこんなで
この学者の先生が直接的に
雨の日の外遊びを
推奨していたわけではないけれど

わが家は雨の日でも
雨具を身にまとい
子供たちと一緒に
外遊びすることがある

2021年3日21日、日曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



大人が子供に口うるさく注意するときは、「北風と太陽」を思い出すといいのかもしれない




2021/03/20

水族館の楽しみ方が増えた話・研妻哲学407

子連れで久しぶりの水族館へ


新しい発見


密を避けるために
幼稚園がお休みになった先日

子供たちを連れて
久しぶりに水族館を訪れた

図書館で借りておいた
水族館の本を片手に
前日の夜から
楽しみにしていた上の子

当日の移動中も
下の子と一緒に眺めていた

到着して
ベビーカーを置くと
テンションがあがる子供たち

しばらく進むと
アザラシやオットセイが見えてきた

すると
オットセイが下の子を追っている様子

下の子が右へ行くと
オットセイも右へ行き

下の子が左へ行くと
オットセイも左へ泳いでくれる

下の子が立ち止まると
オットセイが戻ってくるではないか

ん?これはどういうことだ?
と、思いつつ
しばらくガラス越しに遊んだあと
ふと思った

もしかしたら
下の子の服の色に反応しているのかも

ちょうどこの日
頂き物の原色一色の
やや目立つ服を着ていた下の子

淡い色の服を着ていた上の子には
あまり反応していない様子だったので
もしかしたら
もしかするかもしれない

これはわが家にとって
新しい発見

次回はまた違う色で試してみたい

水族館の新しい楽しみ方が増えた

2021年3日20日、土曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



「不思議」は日常に転がっているのかもしれない




2021/03/17

日独エコ意識の違いは幼児期に生まれる説・研妻哲学406

朝のごみ収集車で社会勉強するドイツの子ども


日本の親子との違い


わが家がドイツで暮らしていたのを
すっかり過去の出来事だと感じる近頃

ふと思い出した光景がある

まだドイツにいたころ
朝の登園時間に
小さなわが子を連れて
やや急ぎ足で幼稚園へ向かっていると
ごみ収集車が回収に来ていた

私たちが通り過ぎようとすると、
たまたま近くにいた他の親子が
回収作業がよく見える場所で立ち止まり
親が子供に何かを一生懸命に
説明している様子

そんな光景を見かけるのが
この1回だけなら記憶に残らないと思うが
その後もまた別の場所で
他の親子も同じように
ごみ収集車を眺めながら話し込んでいる

どうやら
ごみ収集作業を見学しながら
エコ意識につながるような
社会勉強をしているのだと知ったのは
あとになってからだった

帰国前に上の子と
マネした経験があったので
帰国後、下の子にも同じように
試してみた

すると
どうもしっくりこない

ドイツの作業員は
親子に見られることに慣れていたが

日本の作業員は
あまり慣れていないのだと悟った

ドイツという国でするから
しっくりくるのであって
日本で同じようにすると
異様な空気感に包まれることを
身を持って体感した

2021年3日17日、水曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



日本とドイツのエコ意識の違いは、幼い頃から生まれているのかもしれない





2021/03/15

もうすぐ春休み。帰省の検討も視野に・研妻哲学405

子供の春休みの過ごし方を考える


いよいよ帰省なるか


もうすぐ春休みを迎えるわが子

近隣へのお出かけや習い事は
既に予定に入っている

それに加えて、
ついに首都圏の宣言解除が
視野に入ってきたことで
帰省も検討できるようになった

もう長い間
おじいちゃん、おばあちゃんに
会えていない子供たち

そろそろ会わせたいな
という親としての気持ちと
そろそろ会いたいな
という子供の立場としての気持ち

1年前の春休みは
想像以上に長い休みになった

今年は実際に春休みが始まるまで
まだ日にちがあるけれど
帰省を検討できるというのは
楽しいものだなと改めて感じる

2021年3日15日、月曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


帰る場所があるだけで、幸せなのかもしれない




2021/03/12

孤独を受け入れた転勤族の妻、主婦の話・研妻哲学404

転勤族の結婚生活もわるくない


ひとりの時間が故郷に変わるまで


以前から書いている通り
わが家の場合は
厳密に言えば転勤族とは少し異なる

研究者夫の場合、
転勤よりも転職に近い

会社の要請で引っ越すのか
研究先の契約満了で引っ越すのか
という違いがある

前者を転勤とするならば
後者を転勤と呼べないかもしれない

前者は次の仕事が確保されているが
後者は次の契約・職探しへ奔走する

いずれにせよ
仕事の都合で引っ越しせざるを得ない
という事実は共通しているので

今回はおおあまで
研究者夫の場合も
転勤族と呼ばせてもらうことにした

令和の時代では
転勤や引越しを乗り越えて
新天地でも夫婦そろって
バリバリ働く道を歩むのが
スタンダードなのかもしれないが

わが家の場合は
最終的にUターン、Iターンを
夢見ている面もあり
時代の波を眺めながら
その脇をトボトボと歩いている最中だ

結婚後に
最初の孤独と出会ったのは
海外での帯同生活をはじめた頃

その後
妊娠から出産、子育てまで続く
長い話へと繋がっていく

(長話は割愛)

さらには本帰国しても
両実家とも遠方の新天地での結婚生活

やたらと孤独がつきまとうのは
もう仕方がない

かれこれ何年も
こんな生活をしているので
ひとりの時間が
もはやフルサト化してしまった

最初の数年はそれなりに
もがいたり
あがいたりしたけれど

結局
「帰る場所は、ひとりの時間」
孤独の中だった

そう書くと
さまざまな印象を与えそうだけど

一番最初に
これに近しいことを言ったのは
おそらくニーチェ

ドイツの哲学者も
残している言葉だと思うと
説得力がでてくるような
でてこないような

なにも孤独なのは
わるいことばかりではない

もちろん外では
子供を通じて知り合った人々と
挨拶を交わしたり
一緒に遊ばせてもらう機会もあるが

ひとりの時間は
自由な学びの時間にもなる

「ベルリン」が
「ベァリン」だったときの
衝撃を思い出しながら
ドイツ語の出直し勉強もできるし

興味のある分野の本を
静かに読み進めて
別世界を旅することもできる

日中、
子供のお昼寝優先で過ごせるのは
発達にもわるくないだろう

おまけに
近所や隣県を
家族で訪れるだけで
旅行気分が味わえる

広い意味での趣味を拠り所に
ないモノよりも
あるモノに目を向けて
故郷を想う

2021年3日12日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



転勤族の孤独の中には、彩り豊かな価値観が眠っているかもしれない








2021/03/05

兼業主婦から専業主婦へ。心境と価値観の変化・研妻哲学403

主婦の私の小さな価値観の変化


家庭に専念する時期


下の子との日中の過ごし方や
上の子の春休みの予定など
家庭のことに専念していて
更新があいてしまった

そのおかげなのか
家庭のことだけに
集中するのも
わるくないものだと
ようやく実感できるようになった

これまではわりと
過去の働いていた自分を
とり戻さなければというような
感覚が強かったが

最近やっと
専念できる今のうちに
思いっきり集中しておくのも
いいものだと
感じられるようになった

家庭に集中できる時期は
限られた貴重な時間かもしれないから

それでもまた
この先ふと
働きだすことがあるかもしれないし

ボランティアのような活動に
勤しむことだってあるだろう

兼業とか専業とかは
どこかへ置いておいて

コロコロ変わっていく環境の中

今はただ
目の前のことに
専念するのみ

2021年3日5日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



日々を記録していると、価値観の変化がつかみやすいかもしれない






2021/02/27

先生を敬う日本で博士号が就職で不利な理由を考える・研妻哲学402

普通の主婦が考える博士号の重み


日本と海外の不思議


海外で配偶者が博士号を持っていると
滞在ビザの申請などで
多少有利に感じる場面があった

それだけでなく
現地の人が
異国からやってきた研究者家族を
尊重してくれていることが
態度で伝わってくる出来事もあった

もちろん
良い事ばかりではないのが人生だけど
日本ではどうだろう

帰国後、日々の生活で
博士号を意識させられる場面は
ほとんどない
ゼロに近い

さらには博士号を取得すると
就職で不利になるという話もある

そもそも日本語には
他国には馴染みのない
尊敬語が存在し
先生や目上の人を敬う文化があるのに
これは一体どういうことだろう

文化的、言語的背景や特徴を考えると
ちょっと不思議な現象に思えてくる

幼い子供たちは
保育園や幼稚園、小学校や習い事などで
小さい頃から
先生の言うことを
よく聞くように育てられる

それはあくまでも
「先生」であって
「博士」ではない

もしかしたら
そんな環境が影響しているのかも?

博士がもっと
子供たちとたくさん触れ合う機会があれば
ちょっと違った未来が訪れるかも?

実際にドイツの幼稚園では
保護者の研究者が自ら
園のイベントで
園児たちの前に立ち
プチ講義を開催していた

「ドクターのお話をよく聞きましょう」
と、集められた幼い子たちは
床や椅子、クッションやマットなど
好きな場所に座って
リラックスした雰囲気で聴講する

現地でたまたま通ったこの幼稚園は
教諭だけでなく
保護者も人材とみなしているようで
大人の人材フル活用だった

博士号を持っていない主婦の私は
何度か、妊娠中であっても普段通りに
日本文化を伝えるイベントにかりだされた

日本では妊娠中や下の子がいると
保護者の活動を免除される制度に
驚いたという余談は置いておいて

もしかしたら
このようにして
博士号を尊重する文化は
つくられているのかもしれない

まるで
マックのハッピーセットのような理論で
幼い頭脳に感覚的に入り込んでいく

小さい頃に
「博士の話は面白いな」とか
「博士ってかっこいいな」とか
漠然とした概念が叩き込まれ
大人になると
博士号の重みを
感じるようになるのかもしれない

そうすると
博士号を取得したあとでも
企業に就職しやすい流れがみえてくる

2021年2日27日、土曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



博士と園児の接点が増えると、未来の博士号の重みがほんのり変わってくるかもしれない





2021/02/26

海外修行する研究者と帯同家族におすすめの本・研妻哲学401

新しい異文化理解のかたち


各国のカルチャーマップがわかりやすい


最近、育児の合間に
ハマっていた本
"The culture map"

これを海外生活する前に
読んでおきたかったー

なぜかというと
海外で研究生活を始めると
現地の人だけでなく
多様な国の人と関わっていくことになる

現地の言語や研究内容は予め
準備しておけるところもあるけれど

海外生活にかかわってくる人々が持つ
多様な文化の根本的な部分を
現地に行って慣れる前から
理解しておくのと
そうでないのとでは
海外生活の過ごしやすさが
違ってくるのではないかと感じる

他国のコミュニケーションの
とり方だけでなく
日本という国の文化を
客観視することで
掴めたような気がする
新しい観点もある

特に文化による
仕事の進め方の違いは
感覚的に把握していた部分を
視覚的に言語化されたことで
理解をより深めることができた

今までちょっと謎だった
オランダやインドネシア、中国文化も
「へー、そういうことだったの?」
と、異文化理解の基礎を
固めていくような作業

小さな国はあまり登場しないので
そのあたりも気になるけれど

今の時期はオンラインで
外国の人とやりとりする際の
参考になると思う

とはいっても
読んだらわりとすぐに
忘れてしまうのだけど
この一冊はまさに
海外移住する前に読んでおきたかった

2021年2日26日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*


忘れたらまた読めばいい、そのための記録かもしれない




・海外で頑張る研究者と帯同家族におすすめの本
書名:異文化理解力 相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養
著者:エリン・メイヤー
出版社:英治出版
発行年:2015年



2021/02/24

私の花粉対策。家ではインナーマスク・研妻哲学400

春の気温上昇と花粉対策


二重マスクに挑戦した結果


春の気配が訪れている日本

相変わらずどこへ行くにも
マスクは必需品となった

ところが近所ではまだ
二重マスク姿の人を
見かけたことがない

そんな中
ちょっと勇気をだして
二重マスクに挑戦してみた

感染予防はもちろん
花粉対策として
二重マスク生活を始めてみたところ

これがなかなか良い

どういうことかというと、
外出時はマスクを2枚
重ねてつける

帰宅したら
外側のマスクを外し
内側のインナーマスクをつけたまま
手洗いを済ませる
といった流れ

内側のマスクは
呼吸もしやすく
つけていても気にならない
薄くて快適なものを選んだ

ファンデーションがもしついたら
内側のマスクを交換すればいい

感染と花粉

両方の対策に
二重マスクの魅力を発見した

2021年2日24日、水曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



新しい発見は、研究者だけのものではなさそうだ





2021/02/22

引越しの季節に、引越し多めの主婦が思うこと・研妻哲学399

引越しばかりの結婚生活


転勤や赴任とはちょっと違う違和感


住まいが
コロコロ変わるようになって
早くも数年が経つ

最も短かったのは
赤ちゃんだったわが子を連れて
2ヶ月だけ滞在した海外のゲストハウス

2年くらい住めたら
そこが最も長い滞在先となる

住み始めたときは
目の前のやるべきことに追われて過ごす

そうして数ヶ月が経ち、
だんだん周りの様子がわかってくると
なんの縁もないところに来てしまった
と、ふと思う

ところが
その土地を離れる頃には
なかったはずの縁が
生まれていることに気づく

今もまた
なんの縁もない場所に
住んでいるなと感じるけれど
ここを離れる頃には
きっと新しい縁に気づくのだろう

新しい引越し先で
「転勤ですか?赴任とか?」と
興味を持って聞いてくれるかたの
存在はありがたい

けれども「はい、そうです」と
言ってしまうと嘘をついているようで
「はい、そんなかんじです」
くらいにしか返せないでいると
相手もきっと
違和感を抱くのではないだろうかとも思う

海外ではわりと引越しが
当たり前の地域に住んでいたので
こういったことは感じずに
過ごしていた面がある

帰国してみると
全く見知らぬ土地に住むことは
珍しい部類に入るのだと思い知る

2021年2日22日、月曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



「それでも自分で決めたことだから」と、前を向いていると楽しいことが見つかるかもしれない





2021/02/21

30代主婦が考える、40代の夫婦生活・研妻哲学398

30代夫婦の綱渡り結婚生活


どうなる40代


ほぼずっと働いていた20代

その動きが20代後半に
いきなりプツっと切れて

働かなくなった自分を
受け入れるのに時間がかかった

主婦という事実を受け入れ
そのように過ごすことに
慣れてきていたところ

30代を迎えて
自分を客観視していくと

いよいよ40代のことを
考え始めるようになる

そこでまず思い出されるのは
孔子の言葉

30にして立つ(自立)
40にして惑わず

と、続いていく一節

たしかに研究者は
30代でようやく
自立した生活が送れるようになることも
珍しくないが

やっと自分の足で立てるようになった
研究者夫の生活力に
頼り続けるのはどうなのだろうか

やっと立てるようになったその足元は
常に綱渡り状態

いつフラフラっと
きてもおかしくない

そんな生活が続く中、
40代で迷わなくなるだろうか

もしかしたら
周りが言うように
心配しすぎなのかもしれない

2021年2日21日、日曜日の記録


*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



40代は、惑わずどーんと構えたい



2021/02/20

外食の代わりに居酒屋弁当で飲食店を応援・研妻哲学397

子連れでも気楽に食べられる居酒屋弁当


家族で近所の飲食店を応援


小さい子供たちを連れての外食は
時間との戦いでもある

じっと座っていられず
大声をだしてしまったり
動きたがったりすると
周りにも迷惑がかかる

そんなわが家の困った状況を
居酒屋弁当が救ってくれた

そもそも居酒屋文化は
日本特有でもある

外を歩くと
盛りだくさんのお弁当が
かなりお得に売られている

早速買って家に持ち帰ると
久しぶりの居酒屋の味に
夫は懐かしさを覚えたようだ

子供たちには
ランチプレートにとりわけて
即席お子様ランチ

そんな気楽な日もある

2021年2日20日、土曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



気楽さが主婦のご褒美かもしれない












2021/02/19

研究者夫が憧れる職業・研妻哲学396

わが家の研究者夫が憧れる仕事


隣の芝生が青くみえるとき


研究者夫だけでなく
帯同する妻にとっても
苦しい生活となった海外修行

いつまで研究者でいられるか
模索していた日々

研究者という
不安定な雇用に対して
少しネガティブになっていた

そんな時期に
夫はよく職人に憧れていた

そのため
休日に自宅でくつろぐ時間に
職人の動画をみて過ごすことも

職人と研究者には
何かひとつのことに
没頭するという
共通点がある

映像を観ながら
職人が没頭する姿に憧れる時間が
期限付き雇用研究者の
心を癒していたのかもしれない

ふとそんなことを思いだした

2021年2日19日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



憧れを癒しに変えることができるのかもしれない





2021/02/18

日本の小学校、授業参観や行事もニューノーマルに・研妻哲学395

新しい授業参観のかたち?


蜜にならない小学校の行事


幼稚園の送り迎えのとき
小学校の校庭が目に入る

広々としたその場所では
寒空の下
子どもたちと先生がいて
保護者が囲む

授業参観と思われる日もあれば
林間学校や修学旅行の代わりに
行われているようなイベントまで
内容は多岐にわたる

昔の授業参観といえば
保護者が少しかしこまった服装で
教室の後方に並んで参観するのが
一般的だったけれど

カジュアルな服装で校庭に集まる
という新しい参観スタイルが
どうやら確立されたらしい

2021年2日18日、木曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



さて今日も、「小さな変化を見つける旅」に出発するかな







2021/02/17

研妻会で話題になった、おむつなし育児・研妻哲学394

初めて「オムツなし育児」を知る


オンライン研妻会にて


前回オンラインで集まったとき
オムツなし育児を実践中のママから
おすすめの本を教えてもらった

最寄りの図書館で借りて
読みすすめると
ドイツの幼稚園生活が思い浮かんだ

現地では1歳の子から
毎日オマルに座る習慣があり

おむつを外して
座りながら楽しく
うたを歌ったり
遊んだりして過ごす

ほんの数分だけど
これもオムツなし育児に
当てはまるかもしれない

そんな気がしてきた

その園の影響もあり
上の子は自宅でも
1歳からオマルに座っていた

けれども下の子は
まだオマルに座ったことがない

オムツの消費量が減ると、
地球環境への配慮にもつながると学んだ

そろそろオムツなしタイムの
始め時かもしれない

2021年2日17日、水曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



直接会えない時間に、尊敬の気持ちが育まれるのかもしれない





・メモ
書名:おむつなし育児
著者:クリスティン・グロスロー
出版社:柏書房株式会社
発行年:2009年


2021/02/16

新卒だけじゃない、主婦の就職活動も難しい2021年・研妻哲学393

コロナ世代から抜け落ちる主婦の就活


フルタイム仕事復帰は遠のく


ブログの更新をとめてから
ちょうど1週間が経つ

何をしていたかというと
この期に及んで
就活をしようかと試みていた

コロナ禍で仕事なんてあるの?
という心配な声と、
コロナ禍だから
テレワークの門が開いているのでは?
という期待の声の
両方が耳に入る

そんな中、
1週間という短い期間だけど
集中してみたところ
今は現状維持という結果に
早くもたどり着いた

ちょっと攻めてみたけど
やっぱり帰ってきました
といったところ

海外に渡ってから
帰国後も
なにかと小さな挑戦が続く

2021年2日16日、火曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



挑戦は結果がどうであれ、新しい気づきをくれるのかもしれない





2021/02/08

一時保育の利用に向けて、登録前の初見学へ・研妻哲学392

初めての一時保育


両家の実家が遠方のわが家の場合


日本で暮らすようになってから
幼稚園以外のところに
子供を預けたことがない

そういうわけで
未入園の下の子は
ずっと家庭でお世話してきた

一時保育の存在は
引っ越してきた当初から
知っていたけれど

ちょっと家から遠かったり

周りの目も必要以上に
気にしてしまったり

フルタイムの仕事をしていない
負い目も感じて

結局、登録もせずに
今日まできてしまった

一時保育を利用するには
事前(1カ月~数週間前)に
登録が必要だと
どこかで説明を受けたことを思いだし

やっと重い腰をあげて
利用する前の
さらには登録する前の
保育施設の見学に行くことにした

2021年2日8日、月曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



育児を周りにどこまで頼るか、その範囲は時間をかけて変わっていくのかもしれない






2021/02/07

ついにマイホーム購入?最近の家族会議・研妻哲学391

車と家、買うのはどっちが先か


遠い将来か、近い将来か


子供たちが今よりもっと
大きくなると
子供部屋があるといいだろう

転校もできればあまり
したくないだろう

親の私たち夫婦も
ずっと借りぐらしの住まいなので
そろそろ落ち着いて定住したいもの

そう考えると
とうとう
ついに
わが家も
マイホームの話題になった

問題は研究者夫の仕事が
次にどこでみつかるか
わからない点

それでは土地はもとより
家の場所さえも決めにくい

この際、夫の仕事先は考えずに
実家よりの場所を選ぶ案もでてきたが
現実と向き合っている最中だ

近い将来になるのか
遠い将来になるのかも
まだわからないけれど

結婚式に次ぐ
大きな買い物になることは
間違いなさそうだと感じる

2021年2日7日、日曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



大きな買い物は、家族の会話を増やすようだ





2021/02/06

海外帯同から新型コロナまで。耐える妻の話・研妻哲学390

帰国を夢見た海外生活


待っていたのは、外出自粛生活


夫の海外修行についていき
スタートした移住生活

現地に着くところまでは
楽しむ余裕があったものの

通常は空港から3時間ほどでいける
電車のチケットを
5時間かかるルートで購入させられ

「え?なんでそっちから来たの?」
と、目的地に到着早々
夫の上司になる人に驚かれたり

知り合いのいない暮らしで
疎外感や喪失感に悩まされたり

病院を受診するにも
言葉の壁があるので
あの手この手で乗り切ったり

住まいも夫の仕事の都合で
何度も変わったりと

わりと耐える日々が続いた

そうして数年が過ぎ
ようやく待ちにまった本帰国

帰国直後は
子供のことや
手続きなどで大忙しだったけれど

やっと一息ついて
さあ、これから遠方の祖父母に
たくさん会いにいけるかなーと
思っていた矢先

新型コロナの荒波がやってきて

結局、海外にいるのと
あまり変わらない
帰省回数になってしまった

2021年2日6日、土曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*




耐えた先にご褒美があるとは限らないので、自分で用意しておくといいかもしれない








2021/02/05

もうすぐバレンタイン。孫から遠方の祖父母へ・研妻哲学389

帰省できず、会えない祖父母へ


孫が選んだものをプレゼント


今年も
もうすぐやってくる
バレンタインの日

海外にいたときは
男性が女性に
贈るかたちだったけれど

研究者夫は
そういうタイプではないので
結局いつもと変わらず
過ごすのが当たり前だった

ところが
日本に帰ってからは
バレンタインの日が近づくと
近所のスーパーでも
でかでかと特設コーナーが
設けられ

何もしなくていいの?と
訴えかけられているような気になる

そんな後押しもあり
先日、子供たちを連れて
バレンタインのギフトを選び
遠方の祖父母へ送る手配をした

そして自宅でいつものように
電話でおしゃべりするときに
後日チョコレートが届くことを
孫から祖父母に伝えた

2021年2日5日、金曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



贈る相手がいるだけで、満たされるものがあるかもしれない





2021/02/04

地方移住を考える日・研妻哲学388

他県への移住、2地域居住を考える


夫はUターン、妻はIターン就職?


地方への移住といっても
そもそも現在の住まいが地方なので
地方から地方への移住を考える
ということになる

理由は
いつも読んでくださっているかたは
すでにご存知の通り

早速、目指す地方に
どんな仕事があるのか調べてみるが

研究者に限らず
他の業種においても
やはり
そんなに多くはなさそうだ

移住することで
祖父母の協力が得られるようになれば
仕事もしやすくなるかもしれないが

早くも前途多難である

仕事をどうするかという
問題に加えて

子供たちの入学、入園の準備や
住む家をどうするかも議題にあがる

しばらく家族会議が続く

2021年2日4日、木曜日の記録



*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



家族も仕事も、山積みの課題が絆をつよくするかもしれない






2021/02/03

きちんと生活することの難しさ・研妻哲学387

ちゃんとした結婚生活


夫を支え、子供を育てて、家事や仕事も


日本にいても
海外にいても
どこにいても
大変なことはある

引越しをしたら
新しい生活環境に
慣れるまで時間がかかるし

慣れたと思ったら
次の課題が見えてくることもある

幼い子供を育てていれば
言うことをきかない子に
どうしたものかと頭を抱えることも

朝の身支度でさえ
靴下を履きたくないと
言われてしまえば
一筋縄ではいかない

家庭の環境を整えて
毎日3食、用意して
夜は決まった時間に
子供たちを寝かしつける

普通に
きちんと
生活することは
簡単なようで
簡単ではない面もある

引越しの度に
「いま大変なことは
次に引越したら大変じゃなくなるかも」
と、思ってきたけど

どこにいっても
どこに置かれても
ちゃんと生活するのは
そう簡単なことではないようだ

これまでの幻想に別れを告げて
簡単じゃない目の前の生活を
大事に楽しむ視点をとりいれたい

2021年2日3日、水曜日の記録




*淡々と現実を受け止める、研妻哲学*



自分の居心地の良さを求め始めたらきりがない、大切な人のために動くといいのかもしれない








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